比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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草津本白根・・・・・コマクサ

2008-08-17 | 野の花や木々
草津白根のレストハウスから1時間ぐらいでしょうか、林の中の木道をノンビリ歩いていると岩礫地に出ました。
霧の流れの向こうに本白根山展望台が見えます。近く見えますがカルデラをはさんでその向こう、たいへん離れたいます。ここはカルデラ(スペイン語で鍋・・・火山でできた凹地)、火口湖(お釜)はないようです。
カルデラに落ち込む岩礫にコマクサ、アキノキリンソウ、ヒメシャジン、オンタデなどが乱れ咲きです。


アキノキリンソウが群生・・・バックは紅や白のオンタデが群生・・・

ハナアブが・・・

ヒメシャジンが群生(写真がショボクレていてゴメンナサイ)・・・コマクサの群生地の中。

女王「コマクサ」の群生地・・・火口跡のカルデラ凹地に落ち込む岩礫傾斜地に。
女王にしては多すぎる お婿さんの王様が大勢いないと困るナア~


「駒草」ダッ・・・

《蘊蓄》「ウワ~ッ 駒草ダッ」と感激するコマクサの群生地。実は完全な自然の自生地ではない。昭和年代の初期、肺結核、肋膜炎の特効薬(漢方)として全国のコマクサのほとんどが根こそぎ盗採されてしまった。「肺結核は死の病」といわれた時代ですからムリもないが実は薬効などあるわけがない。ここのコマクサは地元の有志の方が長い年月をかけて実生から育て、小中学生の協力もあって山に戻すことに成功したもののようです。おなじ上信国境の湯の丸高原三方ヶ峰のコマクサ群生地も同様と聞いたことがあります。漢方薬の迷信からの盗採はいまはないようですが園芸としての盗採はいまもあるようです。長い年月の成長期間を経て花を咲かすコマクサ、平地に持ってきても順化できないでしょう。
「写真はトッテも、花はトルな

薄雪草・・・ウスユキソウ・・・エーデルワイス(ヴァイス)・・・高貴な白・・・・・
岩礫地を外れた潅木地帯にヒッソリといました。ほとんどの人が気がつきません。

ロープを張られた道の脇で見られたのはここだけでした。周りの草木がだいぶ傷んでいます。カメラマン?が邪魔になる草や木を傷めたようです。踏み跡もあります。困ったものです


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