比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

日本海の京・・・日本で最も美しい村・・・伊根・・・舟屋の風景

2016-02-15 | 道をゆく 近畿
彩風人・・・2015年12月、近江から若狭・丹後への紀行文です。
旅の始まりは新幹線米原駅からJR東海道本線琵琶湖線で彦根・・・そして越前若狭へ・・・でした。
海の京都・丹後」・・・舞鶴宮津から伊根にやって来ました。
・・・彩風人の写真帳・・・
(比企の丘からブログのギャラリー開放です)
丹後半島の北東・・・小さな漁村伊根・・・230戸余の舟屋が周囲4㎞ばかりの伊根浦を取り囲んでいます。
国の重要伝統的建造物保存地区の「伊根の舟屋群」です。

舟屋・・・漁村の住居のこのような形態、日本ではここだけでしょうか。陸地から海面にせり出して一階が船揚場(車でいえばガレージ)、作業場、物置、二階が居室・・・住居が漁場に直結した珍しい生活空間です。映画「男はつらいよ寅次郎あじさいの恋」(1982年)、映画「釣りバカ日記5」(1992年)で舞台になっていましたが、1993年のNHKの朝の連続テレビ小説「ええにょぼ」で美しい海と漁村の風景が映し出されて一躍有名になりました。国営テレビ局?の「テレビのチカラ」ってスゴイですね。地元の酒屋さんのお酒の銘柄に「ええにょぼ」ってのがあるそうです。でも・・・テレビのチカラもありますが日本の原風景のような漁村の佇まいが人々に感動を与えたのでしょう。※ちなみに・・・このドラマのあらすじなどは記憶にありません。




切妻造りの妻の面が海に向けて、土台や柱は椎の木。梁は松の木、こうした建物は江戸時代中期ごろからだそうです。


※撮影日は2015年12月16日。カメラはFUJIFIRM X-T10。
※京都府与謝郡伊根町・・・人口2139人、筒川の本庄浜に浦島太郎伝説(浦島伝説は日本各地にあるが8世紀の「丹後風土記」の文献は日本最古)、新井に徐福上陸伝説(秦の始皇帝の命令で日本に「不老不死の薬」を求めてやってきた人物、この伝説も日本各地にある)。2006年「日本で最も美しい村連合」加盟。


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2 コメント

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美しい漁村 (iina)
2016-02-15 10:51:01
漁村のたたずまいが、美しいです。
舟を直に自宅に着けるのは、知恵ですね。この風景をテレビで見ました。

ひとつは、「空から日本を見てみよう」の「伊根の舟屋群」であったか、そうではなさそうな漁村のようにも思えます。(^^ゞ

もう一つは、オーストリアの世界遺産ハルシュタットです。美しい湖畔でした。^^
   http://www.hankyu-travel                        .com/heritage/austria/hallstatt.php

*不正なURLが含まれているとされたため、2段に分けました。m(_ _)m

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世界の湖畔で最も美しい塩の町 (iinaさんへ・・・ヒキノ)
2016-02-15 17:04:42
.com/heritage/austria/hallstatt.phpでサイトを探すと阪急交通社のサイトがありました。
舟屋でググって見ました。伊根の他は世界でも日本でも類を見ないようです。
何処にルーツがあるのでしょうか。東南アジアの水上生活者とは少し違うようです。
土地狭、海が荒れないことから、考えられた建築様式でしょうか。
日本で最も美しい村連合。
私の生れた信州の村は加盟しています。その隣の村も加盟しています。裏を返せばド田舎、ですが人々は心美しく強かに生きています。

コメントありがとうございました。
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