比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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厳冬の安曇野から大町へ・・・若一王子(にゃくいちおうじ)神社に詣でる

2022-03-03 | 信濃の国は 安曇野・松本・木曽
信州上田の・・・六文銭の写真帳

2月中旬、厳冬の安曇野から大町へ・・・きょうもまた信州に残存する三重塔を尋ねてのドライブ・・・
若一王子神社・・・長野県大町市大町2097、JR大糸線北大町駅徒歩10分、国道148号線。県道31号線(糸魚川街道、千国街道)からすぐ。

広大な1.7㌶の社叢の中に・・・大鳥居の正面に拝殿、右に神社なのに三重塔・・・
神仏集合のままの雰囲気です・・・



古代、この地を開発した仁品王を祀るためにこの地方の豪族仁科氏が平安時代の849年に創建と伝えられ、鎌倉時代はじめに熊野権現若一王子を勧請して若一ノ宮、若一王寺、若一権現などと呼ぶようになりました。若一王子は神仏集合の神。室町時代の終わりごろの1556年に本殿(国の重要文化財)を建立、江戸時代の1654年改修。1706年観音堂、1711年三重塔、昭和の1935年本殿解体改修と・・・いまに至っています。
明治以前までは神仏集合、明治の廃仏毀釈のころ、若一王寺の名前を若一王子神社に改称、三重塔は神社の物見ノ塔という屁理屈を並べて解体を免れたといいます。

<spanpan style="font-size:13px;">※撮影日は2月9日。
若一王子・・・熊野権現の中の神様ですが詳細は割愛。全国に勧請されていて明治の神仏分離令により名前を変えたりして、現在は王子神社として残存してるのは数社、東京都北区の王子神社は町の名前としても残っています。

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