比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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わたしのふるさと・・・信州伊那谷・・・中川村の村長さんが書いた本

2014-12-21 | 信濃の国は 伊那・諏訪
ある日、図書館で見つけた本。

曽我逸郎著 「国旗、国歌、日本を考える 中川村を考える」 (トランスビュー 2014年刊)

サブタイトルにある中川村とは私のふるさとです。そして著者の曽我逸郎は中川村の村長、わたしの知らない人です。
中川村・・・長野県上伊那郡中川村、人口4947人。上伊那郡で二つ残る村。標高500~600m平均。村の象徴の陣馬形山は1445m、1689mの山が最高の標高地点ですが山名がありません。日本で最も美しい村連合。
表紙写真は田植え風景。夏も近づくというのに遠くにまだ雪の残る木曽山脈南駒ケ岳の山群が見えます。この美しい自然を見れば誰だってこの国が愛しくなります。

この本を書いた人・・・曽我逸郎さん、長崎県対馬に生まれ、滋賀県で育ち、京都大学卒後、大手広告代理店に勤め、2002年中途退社後、家族ぐるみ中川村に移住。村の合併反対の運動の手伝いをしているうちに、2005年に推されて村長選に、当選。

題名を見ても、「変な人が変なことをいってる」そんな内容です。村のHP、村議会開会あいさつ、戦没者追悼式式辞などをまとめたものです。
戦没者への思い、原発のこと、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)反対、自分の思いを語っています。
いまの日本は誰でも自由に発言できる時代です(いまのところは)。
賛成できるかどうかは別にして機会がありましたら読んでみてください。


国を愛するということは一人一人が心からこの国に誇りを持てること・・・自分の内なる心から自ずと湧き上らなければと考えます。

教育という名前で一方的にお題目みたいなもの(あの戦争のときは教育勅語といいました)を丸暗記で覚えさせられる、思考停止の強制です。

神話教育・・・戦前の修身教育では古事記、日本書紀を中心とする「記紀」の神話教育が行われました。「記紀」は8世紀に起きた大化の改新(今は乙巳の変といいます)の後、天皇のブレーンの藤原不比等が中心になって天皇家の権威を高めて統治のしやすいように焼失してしまった「天皇記」を改ざんして編集したものといいます。神話は悪いものとは言いません。ほんらいの八百ヨロズの神はお天道様であり水神様であり山の神であり森の神であり竈の神でもあります。でもね・・・「神州は不滅」「八紘一宇」「神風が吹く」なんて信じこまさせれられるのは・・・・・

人を愛せなくては国は愛せません。



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