比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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妙高山麓・・・えちごトキめき鉄道・・・二本木駅・・・駅構内と・・・日本曹達

2020-09-21 | 鉄道と駅 甲信越編
・・・彩風人の写真帳・・・

えちごトキめき鉄道のスイッチバック式駅二本木駅」(新潟県上越市中郷区板倉)・・・
全国で33のスイッチバック式駅(通過不可能形4、通過可能形9、折返形19.終着駅形1)で通過可能形9駅のうちの1。関東、中部地区の現役では姨捨駅、二本木駅のみ。なお隣の関山駅は1985年までスイッチバック式駅でした。
1911年開業の勾配25‰のこの地点に駅が作られます。その10年後の1920年に日本曹達が設立され二本木工場が操業を開始します。駅構内の最西橋の線路が日本曹達の専用貨物線になっていて日本曹達の工場内に通じています。1971年貨物取扱駅廃止しますが日本曹達専用貨物線はそのまま使用。2007年専用貨物線の使用廃止、専用貨物線はそのまま保存。


1面2線の島式ホーム・・・鉄道レールで組み立てられた上屋・・・国の有形文化財(登録内定)。

ホーム最先端(南側)からスイッチバック式の構内線路・ポイントが一望・・・鉄道ファンのフォトポイント。

引込線に・・・レールで組み立てられた「雪囲い」が見えます。奥行が100m以上・・・国の有形文化財(登録内定)。

二本木踏切・・・えちごトキめき鉄道の本線、県道261号線、344号線接続点、・・・踏切の向こうは県道584号線中郷坂本交差点(旧国道18号線)。
旧北国街道松崎・日本木宿は584号線のさらに東の旧道に。二本木駅は踏切の前を県道344号線に沿った左側に。

日本曹達二本木工場・・・1920年設立の日本曹達の二本木工場として同年操業開始。当時、この上越地区は水と電力の豊富な供給地として信越化学、日本曹達、ダイセル化学などが工場進出した。二本木駅西側の1.5㎞四方を日本曹達関連の工場が占める。現在の従業員数325人、関連工場223人。
※撮影日は9月1日。
上越市中郷区・・・駅の所在地の中郷区は上越市ではあるが山岳地帯の西頸城郡を境にする以外の北、東、西を妙高市に囲まれている飛び地。1889年中頸城郡の二本木村はじめ14ヶ村が合併して中郷村に。2005年上越市に住民投票を経て編入。なぜ上越市に飛び地合併した不明。妙高市に通勤23%、上越市に通勤11%、買い物、医療も妙高市中心になっているのかな。日本曹達のためかどうか分かりませんが高速道中郷ICがあります。
上越市・・・人口188000人、新潟県中核都市。江戸時代は高田藩、天領、旗本知行地など、1971年高田市と直江津市が合併して成立。高田市は江戸時代から高田藩の城下町、市場町、直江津市は古くは国衙、国分寺。江戸時代は高田藩の港町、市場町、北國街道の宿場町。2005年近郊の13町村を編入、2007年政令都市に。信越化学、日本曹達、新日鉄住金、三菱化学、S%Bなどの工業、農業。

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