比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

2017北海道の旅・・・知床・ウトロで・・・エゾシカの群れに遇う

2017-07-22 | 生き物大好き 獣・小動物・魚類
最涯の山々が海に落ちてゆく場所・・・・知床・・・ウトロ港から国道334号線を北に3㎞ぐらい、プユニ岬にほど近い見晴橋(標高約100m)からウトロ漁港、オロンコ岩の風景を見ています。
・・・彩風人の写真帳・・・

4月7日5時30分、未明の散歩、国道を海岸線に沿って北に向かって歩く。やがて幌別川に架かる幌別橋。そこからプユニ岬の方角に大きく曲がって上り坂。
このあたりから知床自然センターの聖域に入る。
この道をしばらく進めば国道は右に折れて知床峠へ。真っ直ぐ進めば岩尾別温泉、知床五湖へ。
見晴橋までで帰る予定。

エゾシカの群れが道路を疾走。









冬毛の灰褐色から夏毛の茶色に変わるころ・・・♂の角はもう落ちているのかなあ・・・それとも♂がいなかったのかなあ?
※撮影は2017年4月4日 FUJIFIRM X-T10 14~140㎜。

予期せぬ自然との遭遇に感謝。

熊エサ厳禁・・・早朝5:30ホテルを出発、シカとの遭遇は6:20ごろ、行き交う人も車も無し。ヒグマとの遭遇が無くてよかった。ヒグマにエサ厳禁の看板が。有名棚田にも畦道入るべからずの看板がある。ホンの数%であろうがそういう人がいるということ。このあたりキツネとのツーショットの写真モデルの餌おねだりキタキツネがいるそうだ。自然への畏敬の念のない写真など何の価値もない。
エゾシカ・・・シカ科シカ属ニホンジカ亜種、ホンシュウジカ(50~85㎏)に比べて大きい(85~140㎏)。体色は冬毛の灰褐色から夏毛の茶色に変わるころ、♂の角は秋にはえて4~5月ごろ落ちるので落ちたあとか。
ホンシュウジカとは何度かあったことがあります。警戒心が強くすぐ姿を消します。ここのエゾシカは目線を合わせてもあわてずに落ちついています。人慣れしてるようです。北海道では夜の山道の自動車運転は鹿との衝突事故が多いそうです。
知床のエゾシカと農業開拓地・・・大正期から幌別地区、岩尾別地区で農業開拓、牧畜が試みられましたが厳しい自然環境で1950年代に開拓者たちは土地を離れています。そのあとが草原化、シカの食う草原は森林化しないのでエゾシカの恰好の餌場になっているようです。
知床の自然・・・1977年農業開拓跡地を私的開発から守るためにナショナルトラスト運動「しれとこ100平方メートル運動」がスタート、1997年「100平方メートル運動の森・トラスト」運動を展開、2010年最後に残っていた開拓跡地の取得完了。2005年世界自然遺産登録。
ナショナル・トラスト・・・National Trust for Places of Historic Interest or Natinal Beauty・・・歴史的名所と自然景観を保護するために信託された国民活動・・・という意味かな?1895年英国で設立された上記の意味の今で言うNPOみたいなもの、会費によるボランティア団体。今では世界各国にある。

プユニ岬・・・アイヌ語で「穴のある場所」。幌別・・・ホロ→大きな、ベツ→川。岩尾別・・・イワオ→硫黄、ベツ→川。




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