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比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

東京散歩・・・国立近代美術館

2008-02-04 | 絵画、彫刻
東京散歩、六本木の国立新美術館から国立近代美術館に来ました。ここは北の丸公園、元の千代田城の城郭の中です。北西の方向に歩いて静かな日本庭園を抜けると武道館、平河壕を南に北桔橋を渡ると皇居東御苑です。桜のころがイイですよ。

さて近代美術館です。美術の教科書で見たような作品がイッパイあります。横山大観、下村観山、菱田春草、梅原竜三郎、安井曽太郎などなど私でも名前を知ってる画家の画を常設展でいつでも見られます。地下鉄竹橋駅を出て竹橋を渡ればすぐです。


「麗子五歳之像」岸田劉生 (絵葉書より)
岸田劉生(1891~1929年)、大正から昭和にかけての画家。「麗子五歳」から「麗子十六歳」までの一連の作品が有名。中でも「麗子微笑」(国立博物館所蔵)は重要文化財です。

ちょうど学芸員の解説がありましたが、それはおいておいても文句なしに好きな絵です。

手に持ってるのはネジバナです。
イイ絵は理屈なしに感動させられます。
国立近代美術館→クリックで周辺地図。もう少し拡大率を小さくして右上の「写真」をクリックすると飛行機から見たような感じになります。
国立東京近代美術館、1969年にブリジストンタイヤ創業者の石橋正二郎が私財を寄付して谷口吉郎(千鳥ヶ淵の戦没者墓苑の設計者)の設計によって建てられたのだそうです。一私人が国のハコモノを寄付するなんて今なら考えられませんね。しかもそのことを知る人がほとんどいないなんて。

東京にオノボリサンしたとき上野の西洋美術館とここは寄ってみたくなるところです。
東京散歩、美術館めぐりの一日でした。

横山大観展・・・国立新美術館

2008-01-30 | 絵画、彫刻
東京の六本木、国立新美術館に「没後50年・・横山大観展」を見に行きました。

ある人から特別鑑賞券を貰ったからです。招待券ですね。
絵のことは深い造詣があるわけではありません。自分でイイなあと思えば感動するし、そうでない絵はウンソウカというぐらいですね。
場内は時間を区切って入場させていますがたいへんな賑わいでした。時間をかけたかったのですが1時間ちょっとで押し出された感じ。

ものすごいテクニックの人。近代絵画の旗手といわれた人ですがしっかりと江戸時代の技法を持っていますね。天才です。


六本木の国立新美術館です。黒川紀章氏らの設計。
「ふ~ん」とうなるばかりです。


総敷地面積・・・30,000㎡、建築床面積・・・12,500㎡、延べ床面積・・・48,000㎡
戦前は陸軍歩兵連隊兵舎、戦後は東大生産科学研究所。

当初予算は・・・380億円・・・ふ~ん

鴻巣へ・・・須田剋太展

2008-01-19 | 絵画、彫刻
埼玉県吹上(現鴻巣市)が生んだスゴイ画家、須田剋太の展覧会を見に行ってきました。

展覧会場は鴻巣市文化センター「クレアこうのす」です。埼玉県自動車免許センター(違反をした人はここで免許の更新をします)の前にある建物です。


展覧会場の受付です。無料です。


絵葉書からのコピーです。「函館ハリスト教会」ガッシュ(不透明水彩)。


好きな絵です。こんな絵を見るとほのぼのとして豊かな気持ちになれます。

会場で主催者側のエライ人らしいおじさんに少し話しを聞きました。生まれ故郷の吹上には200点余あるとのこと。出品は毎年、少しずつ変えているようです。油彩、ガッシュ、墨、書、陶器など。「郷土のタカラ」ですね。兵庫県の公立小学校、私立高校で美術講師をしながら画業に励んだということを知りました。


1月21日までやってます。会場のアクセスなどは前回のブログをご覧ください

鴻巣市で・・・須田剋太の・・・展覧会が

2008-01-15 | 絵画、彫刻
須田剋太って知ってますか。埼玉県吹上村(現鴻巣市)が生んだスゴイ画家です。司馬遼太郎「街道をゆく」(朝日新聞社刊)の挿絵画家といえば「あぁそうか」と思い出す人もいるかも知れません。司馬さんの文章の中にしばしば飄々とした人物で登場しています。

須田剋太(1906~1990)、埼玉県吹上に生まれ、旧制熊谷中卒、美校の入試を四度失敗しているそうです。彼のデッサンが受け入れられなかったのでしょうね。絵なんてそんなものです。でもオチコンダでしょうね。

その須田剋太の展覧会が毎年生まれ故郷の吹上で開かれていましたが、今年からは会場を鴻巣市の文化センターに移して開かれます。

スゴイ絵です。ウマイもヘタも具象も抽象も関係ありません。
キャンパス、紙、色画用紙、油彩、水彩、ガッシュ、岩彩、パステル、クレヨン、何でもありのようです。
画狂という表現をしていますが、魂の絵です。

   
招待葉書から・・迫力のある絵だ、       「街道をゆく」文庫本からコピー。



この人の絵の市場価格。たいへん高額のようですが大半の絵は大阪府に寄贈(2200点余)されています。そのほかに埼玉県に220点余、何のゆかりもない飯田市に450点余。長いこと住んでいた西宮市にはどうだったのでしょうか。

丸木スマさんの絵・・・丸木美術館から

2007-08-08 | 絵画、彫刻
8月6日東松山市の都幾川の畔、丸木美術館に行ってきました。「ひろしま忌」です。
美術館は無料開放です。カンパ箱がありますので気持ちだけ投じました。
位里さんのお母さん「スマさん」の絵が展示されています。70歳を過ぎてからはじめたのだそうです。

「楽しい日」、絵葉書からのコピーです。

イイ絵です。
私もこんな絵が描きたい。
才能はないが邪心がありすぎて無理です。



丸木スマ(1875~1956)広島生まれ、1945年原爆投下時に広島市に在住しています。70歳ごろから見よう見まねで絵に親しみ700点余を残し「草むしりにに比べれば楽なものだ」と言ってたそうです。

美術館から都幾川の畔に下りる崖道にカラスウリの花が咲いています。典型的な野の花ですね。放置すればあたり一面にはびこります。白いクモの巣のような花ですが蕾だけ画像にとりました。

カラスウリ・・花の蕾です。赤く点々と見えるのはタデの仲間の実でしょうか。