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比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

みちのく・・・松島・・・ああ松島や・・・双観山から

2011-11-15 | 道を行く みちのく
11月9日朝、仙台を出て国道45号線を仙台市宮城野区、多賀城、塩竈と進み松島へ。仙台市宮城野区仙台塩竈港から多賀城市あたりは今度の震災、津波で被害を受けたところですが国道沿線ではもう瓦礫が片付けられたのかそれほど被害状況がわかりません。多賀城市を過ぎると塩竈市。この街は松島湾の中のため津波の被害は他地区に比べて比較的軽かったといわれます。松島町に入ります。

45号線から小さな標識を見て小さな岬の双観山に。

砂浜に船が打ち上げられています。逆光です。

双観山の展望台から松島湾。逆光です。


 
観光で東北復興を・・・
関西から来たというかたにも山の上でお会いしました。
松島の島巡りの観光船が見えます。


双観山の展望台でボランティアで観光案内をしているというかたにいろいろお話を伺いました。

松島湾は大きな岬の七ヶ浜町と宮戸島(東松島市)に湾の入り口が挟まれ、その湾の入り口の間が3kmくらい、その湾の入り口に防波堤のように260あまりの島があるため今度の震災では津波のエネルギーがその島々に殺がれて奇跡的に被害が少なかったのだそうです。
追伸死者・行方不明者・・・松島町2名、塩竃市21名、七ヶ浜町71名、東松島市1145名

ちなみに》   松島や ああ松島や 松島や
松尾芭蕉の句と巷間いわれていますが芭蕉は「奥の細道」で松島の句を残していないそうです。理由はわかりません。上の句は江戸末期、相模の国の狂歌師田原某が作ったものだそうです。

瑞巌寺に向かいます。

福島・・・阿武隈山地・・・霊山(りょうぜん)

2011-11-12 | 道を行く みちのく
11月8日、埼玉県加須ICから東北高速道、矢板ICで国道4号線、白河でふたたび東北高速道白河ICに、福島松川PAのスマートICで高速道から国道4号線に。高速道が断続的に渋滞しています。地震の影響による法面・路肩の崩壊とか道路面の陥没とかで一車線通行になっているところがあります。
福島市から阿武隈山地(山脈・高地とも)・・・国道115号線中村街道・・・福島市大波、伊達市霊山町を通過して福島浜通りの北端の相馬市を目指しました。

さて阿武隈山地・・・霊山(825m)。
国道の行合道から見た山容です。溶岩台地の南端、柱状節理の断崖が険しい。
※クリックで写真ズームアップ。


中通りと浜通りの分水嶺です。ここから玉野川、宇多川に沿って急激に下っていくと相馬市街に、静かなむかしの城下町。市街は地震の影響は感じられないくらい平穏でした。
相馬市街地を過ぎて相馬港方面に向かいます

相馬市から太平洋岸に沿って南下すると南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町(福島第一原発)、富岡町、楢葉町(福島第二原発)と放射能警戒地帯が続きます。
もちろん行くことはできないでしょう。
相馬市から大熊町の第一原発まで約50kmです。

阿武隈山地》茨城県日立市、久慈川の左岸から宮城県亘理の阿武隈川右岸まで太平洋岸に南北約200km、東西約50kmの大山地です。阿武隈山脈ともいいますが準平原(ペネプレーン)です。500mから800mのなだらかな山が続き山と山の間に田畑が広がります。

霊山》阿武隈山中、奥深く、霊山町(現伊達市)と相馬市の境界、すぐ南は飯館村。平安時代に天台宗の寺が開かれ、山岳信仰の修験場、最盛期3600坊を数えたそうです。南北朝のころの城跡遺構があるのみでいまは何もありません。国道から少し入ったところに駐車場があり3時間ぐらいで山登りが楽しめるようです。

相馬市》鎌倉時代、下総相馬地方から来た相馬氏(平将門またの名を相馬小次郎・・・を遠祖とする)が支配、江戸時代に中村を居城として相馬中村藩六万石(実高10万石)。志賀直哉の祖父直道は相馬家の家臣、明治時代は相馬家に家令として仕えた。
東北六大祭りの一つ「相馬野馬追い」、哀調をおびた名曲「新相馬節」が有名。

追伸・・・福島から中村街道を少し山中に入った地籍が福島市大波、伊達市小国、月舘・・・いま今年の新米に基準値以上の放射能が測定。怖れていたことがおきています。

みちのく福島・・・花見山公園

2008-04-25 | 道を行く みちのく
三春の滝桜から福島市の花見山公園。ここはセットになってるようです。
国道4号線を北上しているとところどころに案内看板があります。たどりついたのは阿武隈川の河川敷の駐車場。ここからシャトルバス(往復1人300円)が出ています。

桃源郷です。花桃が咲いています。

ハナモモ、レンギョウ、ユキヤナギ・・・

福島市街地が霞んで見えます。奥に見えるのは福島市の象徴・信夫山(275m)、新幹線や高速道はこの山を抜けて仙台に向かいます。はるか向こうに吾妻連峰の残雪が見えますがレンズではとらえられません。
ここは福島市郊外、静かな里山の中です。

遠くから見るとオレンジ色の花かと思ったのはモミジでした。
「出猩々」新芽のころはオレンジに、夏は緑に、秋は再びオレンジに山を染めるようです。

「出猩々」の下、寒緋桜、山桜、花の競演です。

八重桜の向こうはボケ~ッの花。

オオバベニカシワ。


花・・花・・花・・旅行会社の目玉商品のよう・・と思われるかもしれません。
ここは活け花の素材を栽培する花木農家の農園なのです。平地の畑にはレンギョウ、ボケ、ハナモモなどが植えられています。山は個人の方が自分の持ち山を長い年月を丹精こめて花の山に作り変え花の好きな方に開放してるようです。
入園料はなぜかありません 宴会

見せていただく・・ソンナ気持ちで歩きたいものです。
説明してくださる地元のボランティアの方々、ありがとうございました。

花にはつき物の屋台が並んでいます。喧騒が嫌いな方はシーズンをはずすと素晴らしいロケーションの中を歩けます。


花見山公園ーWikipedia
  花見山ルートマップ

雨が降りそうです。シャトルバスで阿武隈川のほとりへ

みちのく福島・・・三春の滝桜・・・花よりダンゴ

2008-04-22 | 道を行く みちのく
福島・三春の滝櫻(岐阜・根尾谷の淡墨櫻、山梨・神代桜とともに)日本三大桜の一つ。
満開です。あいにくの天気です。

紺碧の空にサクラ色・・・そういう景色でないのが残念・・・

樹齢推定1000年以上?樹高12m、根回り11m、幹周り9.5m、枝張り22m。

花よりダンゴ・・平助ダンゴ・・くるみダレorじゅうねん味噌
     ※じゅうねん味噌・・エゴマを味噌、ミリンで練り上げたもの。

ダンゴの大家族・・・アブラゲ(薄揚げ)もあるよ

我が家から270km、早朝出発、到着10:00・・・駐車場の風景、これは一部、観光バスの群れがスゴイ。駐車場から徒歩でサクラまで300m。駐車料金500円、協力金300円上納。


   三春の滝桜の地図(Yahoo)・・右肩の写真というところをクリックすると面白いよ。

《三春町》福島県田村郡、人口18000人。郡山市から東に10数km、阿武隈山地の中の静かな古い城下町。三春藩主秋田氏は奥州安倍貞任(1057年源義家に討たれる)の後裔?と称する津軽豪族安東氏から秋田窪田藩主、茨城宍戸藩主を経て三春藩主(5万石)に(窪田藩主のときから秋田氏を名乗る)。ちなみに安倍氏の血を引く?ものに安倍晋三氏がいる。

(三春の滝桜はつづく)