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比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

雨晴海岸から・・・海のむこうに立山連峰が・・・見えなかった

2010-10-21 | 道をゆく 越後・越中・加能・越前
10月6日、朝の高山を散策したあと、越中東街道を北に、神岡の町を俯瞰してから、高原川に沿って下る。富山県にはいると東・西の街道はふたたび1本に、宮川・高原川は合流し神通川に。「おわら風の盆」の街・越中八尾の町を通り過ぎて、時間があるからと雨晴海岸に目指して高岡・伏木と進む。街道際の回転寿司屋さん・・・新鮮で大きくて安くて・・・美味かった
万葉のむかし、伏木は越中国府(奈良朝の出先機関)があったところ、大伴家持も国司として赴任して歌を残しています。

馬並めて いざ打ち行かな 渋谿の
   清き磯廻に 寄する波見に
            (万葉集 巻十七 三九五四

馬を並べて、さあシブタニの浜辺に寄せる波を、見に行こうじゃないか・・・というなんの変哲もない歌です。この渋谿が雨晴海岸であったかは定かではありません。

雨晴海岸・・・伏木港のあたりから氷見市に向かって5分、海側から道路を隔てた山側に雨晴会館、駐車場が。JR氷見線の小さな踏切をわたると義経岩。

二上丘陵が海に落ち込み、海食した岩が海の中から顔を出しています。防波堤の上はJR氷見線、国道415号線。

海上に大きく見えるのは女岩、男岩もありますがここからは見えません。女岩の右に白く見えるのは伏木港の防波堤。

右側に義経岩が・・・平家物語でおなじみ・・・義経・弁慶の一行が奥州平泉に落ち延びる途中、
にわか雨にあいこの岩の下で雨宿りをしたら雨が晴れたという・・・地名にまでなっちゃった
にわか雨だけににわかに信じがたい。

女岩のズームアップ。

雨晴海岸・・・なぜこの海岸に来たか?
海を隔て3000m級の山が見える世界に数箇所のフォトポイント。

秋とはいえまだ夏雲が立山連峰を蔽っています。でもどんな風景か見たかったのです。
立山連峰をくっきりと捉えられるのは雲一つない冬の日でしょう。それも一年で数日と思います。

左の写真は雨晴観光協会のホームページの写真から。女岩の上に剣岳がスゴイ!

下の写真はいつもコメントを交換している金沢のKYRさんのブログからの写真です。この写真は内閣府の海外向け広報誌に掲載されました。ほかに雨晴海岸の写真がいっぱいあるKYRさんのブログをリンクしました。
●朝日と気嵐  立山連峰から昇る朝日(雨晴海岸)
●雨晴海岸から積雪の立山連峰を望む
●立山連峰の画像が、内閣府海外向けの広報誌に掲載されました

      

こういう写真は地元の人でなくては撮れませんね。

富山地方鉄道立山駅から・・・アルペンルートで・・・室堂へ

2007-10-04 | 道をゆく 越後・越中・加能・越前
富山地方鉄道の終点であり、立山黒部アルペンルートの始発駅です。
海抜475m,、最大傾斜56%、ケーブルカーで美女平977mまで7分、いっきに上がります。長野県側まで全部乗り物で行けますので着物姿の方もいます。

美女平からバスに乗ります。バス道路は一般車は乗り入れることはできません。途中に見える富山杉です。千年杉とかいって幹周り10mあるそうです。比較するものがないので大きさがわかりません。

称名滝です。溶岩台地の尽きるところから一挙に称名川に流れ落ちます。落差350m。その右のケレンの滝は500m、雪解けのとき、大雨のときしか流れ落ちないそうです。称名とは仏の名前を称えることです。ケレンとはなんでしょう。普通はハッタリのことですが意味があいません。仏様に関連して花蓮とでも解釈しときましょう。このへんで海抜1300m。

弥陀ヶ原にやってきました。突然前方がひらけ立山が草原の向うから浮かびあがってきます。ここは火砕流台地(数十年前の火山活動の噴出物)。広大な高層湿原です。餓鬼の田圃と呼ぶ池塘が見えます。このような高層湿原は田圃、原、平、庭、岱、苗場など呼び名はいろいろです。このへんで海抜1900m。

終点の室堂平はもうすぐです。


富山港展望台・・シロエビ

2007-10-03 | 道をゆく 越後・越中・加能・越前
9月25日信州白馬山麓小谷村から姫川に沿って糸魚川に出て富山にやって来ました。時間があるので魚津市から一般道路に出て魚津港に行きました。ここは蜃気楼で有名ですが、そうそう見られるはずがありません。防波堤があって鮮魚センターがありましたが人影もなく寂しいものでした。ホタルイカのシーズンはまだのようです。
県道1号線に沿って富山方面に向かいます。海岸線に沿って走っていますが別に海岸が見えるわけではありません。

富山市内に入って富山港の近くでなにやら高い建物が見えました。展望台です。無料のようなので寄ってみました。高さ24.8m、階段を上るのに息が切れます。むかしの北前船全盛時代の常夜灯を模したデザインだそうです。
ここは岩瀬町、北前船で栄えた港町です。むかしの回船問屋森家がありますが今日は遅いのでパス。

展望台からの風景です。
ロシア船に載せる中古車です。鉄屑の山もあります。写真にはありませんが左に大きな倉庫があり外国から輸入した屑米が入ってるそうです。休耕田があるのに米を輸入してるなんて不思議です。ここはロシア、韓国、中国に向けた貿易港でもあるんですね。
港の向うに神通川が見えます。神通川は奥飛騨を流れる宮川、高原川が合流して富山港の西で日本海に流れ落ちる大河です。


大都市のリーズナブルなビジホ(つまり廉いってこと)に泊まるのが好きです。街を歩いて人が生活してる匂いを感じます。
情報がないのでウエブでグルメ情報を見て街に出ました(この情報はたいがいあとで後悔することが多い)。
富山湾限定とかいうシロエビとなぜか値段の高いノドグロとオニギリなんか食べて夕飯代わりにしました。富山湾のお魚はもう少し寒くなってからでしょうね。


泊まったホテルの感想。地方鉄道の駅の上、つまり黒部・立山アルペンラインのターミナルです。値段もマアマア。室内もマアマア。PCが10分100円。支払いはすべて前金。カードも可(私は必要経緯費以外は現金を持たない主義です)。あとで思ったのですが朝早く出発するときは朝飯は予約しないほうがいいですね(ホテルの朝飯は好きですが、コンビニのパンやオニギリでもイイのです)。

明日は室堂に向かいます。



富山市の日の出・・07.09.26

2007-09-26 | 道をゆく 越後・越中・加能・越前
けさ富山市の某ホテルのガラス窓越しに日の出を撮りました。
剣岳が素晴らしいシルエットを見せてくれています。
今日はいい天気になりそうです。立山の室堂に行ってきます。

5:51
プログラムAE撮影
1/200 絞り4.0
ISO100

右に剣岳、
真東の山は知りません。地図を見ると毛勝山(2414m)ではないかと思います。


5:52
オートモード撮影
1/640 絞り3.5
ISO高感度オート

立山の名峰
剣岳(2999m)。

6:02
オートモード撮影
1/1600 絞り3.5
ISO高感度オート


国立天文台天文情報センター暦計算室のウエブを検索して富山市の日の出を調べました。5:41になっています。20分の違いがあります。山の高さで誤差が出るのでしょうか。たぶん計算は経度から水平線に上がるものとして計算してるのではないかと思います。