のんびり・・・いそいそ~(*くうかんあそび*付き)

なんとか音楽の勉強を続けているちょっと変な主婦兼ピアノ指導者兼ボランティア演奏者の日常。取り留めのない駄文揃い。

アマデウスで寝不足

2006-03-27 11:09:35 | ほんとえいがのこと
さて昨夜はやっと「アマデウス」を観ることができた。
ディレクターズカット版180分である・・・はぁはぁ。
(でも今のBGMはドボルザークの「新世界」。なんだか混乱する。)


「アマデウス」
を観るのは実に12年ぶりである。
一番初めに観たのは高校生の時、テレビ放映で。
以降ハマり、録画したものを度々観続け、そして少々飽きた。
作中で使われている音楽の量が多いような気がして
しばらく観ていなかったのだ。

でも昨夜は号泣した~~~(泣)。
映画は観る年齢、状況で同じものを観ても全く感じ方が異なる。
以前は軽薄に感じたコンスタンツェとモーツァルトも
ワタシが彼らと同じ立場なら似たような行動をとる思ったし
クライマックスであるレクイエムの作曲場面では
素行の悪い天才(?)と社会的には申し分ない凡人との
ぶつかりあいがあり・・・心にズシンと響いた。

モーツァルトもサリエリも音楽に取り付かれた人間という点では同じ。
大きく違ったのはその才能だ。

音楽を愛するがゆえに
サリエリは神の申し子であるモーツァルトに
強烈な嫉妬や羨望を抱き
その心理から地位とそれなりの財力がある立場を利用し
彼を徐々に破滅に追いやる。

モーツァルトは自分の才能を承知し、楽曲を精力的に創作しつつも
社会的には破滅していく。

では音楽家としてはどちらが幸せなのだろうか?
冷静な目で見れば、あらゆる意味で甲乙つけがたい人生かと思う(笑)。

でもサリエリが富や名声よりも欲しかったのは
神を感じる音楽を作ることができるモーツァルトの才能だった。

情熱を傾ける何かがある人間には覚えのある感情だろう。

・・・などと色んな感情が体に残り、昨夜はほとんど眠れなかった。
いい映画を観ると五感が満たされ
美味しいものを味わった後のように心身ともに満足するのだが、
その感覚がどうも抜けなくて苦労する。
ワタシにとっては映画鑑賞も体力勝負かもしれない。
(でも音楽鑑賞もそうだな~)


ところで「アマデウス」の感想を述べるのはなかなか難しい。
興味を持たれた方は是非ご覧になっていただけるといいと思う。


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちなみに「アマデウス」は以前からレンタルビデオ店で探していたのだが
子連れゆえ、膨大な数のビデオ&DVDの中から探しきれなかった。
先日やっと店員さんに探してもらったのだが
なんとそのビデオ店に「伝記」というジャンルが存在する事を知った。
・・・ではそこにショパンやシューマン、ベートーベンなんかもいる??

ということで次回の半額クーポン実施の折にはまた訪れたいと思う。

今夜は「真夜中の弥次さん喜多さん 」である。
・・・頭か混乱するな~。