murota 雑記ブログ

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「風と共に去りぬ」から「戦争と平和」、「復活」など。

2022年05月30日 | 通常メモ
 アメリカは20世紀以後、常に戦争と関わってきた。アメリカが超大国として世界に君臨したのは、いつも主導的役割を果たしてきたからだ。21世紀になってもアメリカは戦争をしている。数々の戦争を経験してきたアメリカであるが、正義の立場で大勝利をおさめた第2次世界大戦、世界中から弱いものいじめと非難されたベトナム戦争、そして、イラク戦争と。だが、それらよりもアメリカ人の心に最も深く、傷跡として残っている戦争は1861年の南北戦争ではなかろうか。南北戦争はアメリカが2つの国に分かれて戦った内乱ではあるが、大きな戦争であった。  ミッチェルの「風と共に去りぬ」は南北戦争を扱った歴史小説だ。この小説は1936年に刊行され、超ベストセラーになり、アメリカだけでなく世界中で読まれた。 . . . 本文を読む

アインシュタインの著作 「わが相対性理論」

2022年05月30日 | 通常メモ
 これは37歳の時のアインシュタイン自身による相対性理論の解説書。最終部分には「物理的対象は空間の内にあるのではなく、これらの対象は空間的に拡がっている。こうして“空虚な空間”という概念はその意味を失う」と書かれている。アインシュタインの出発点は、高校生のときに「光と同じ速度で走ってみたとしたら、光はどんなふうに見えるのか」と考えたことにある。光は電磁波の一種であって、光が進むというのは電場と磁場の振動が空間を伝わっていく現象。その電磁波が横波だということは当時から知られていた。電磁波が横波だということは、電場と磁場の振動の方向は光の進む方向と直交している。光の進む方向に同じ速度で走ると、電場と磁場はそれとは垂直なので電場と磁場の振動は止まっては見えないはず、また、光速の列車から光を見てもやはり光は走って見えるはず、そこで高校生アインシュタインは考える。時速200キロの列車から時速200キロの列車を見たら、止まっているように見えるはず。なぜ光速度で走ったまま観察しても相手の光は止まって見えないのか。「光の正体」とは何か、光と空間の関係が相対性理論の基礎となる。 . . . 本文を読む