叢雲会ブログ

叢雲会 刀匠達の四方山話

お知らせ       ビンゴ住人善博

2009-06-30 18:28:33 | Weblog
 明日への扉 刀鍛冶職人玉木道明
というタイトルで「アットホーム」という住宅情報関係のホームページで弟子の玉木君が紹介されています。
かわいい女優さんの出ているトップページの少し下あたりで、動画配信されています。
なかなかいい感じで撮影してくれたので、仕事場の雰囲気も分かると思います。
今日からの放送です。是非ご覧ください。
叢雲会作品集の私の刀も映っています。

今日、メールをしていて、研究発表の原稿締め切りが7月3日であることを知りました。
来週末だと勝手に思い込んでいたので、のんびりしていました。今とても焦っています。
まだ、分析結果も揃っていないし、どうしましょう。
ガーン

梅雨らしくなりましたね    ビンゴ住人善博

2009-06-29 18:31:10 | Weblog
昨晩から降り出した雨が今もザーザーと降っています。
降るときは降る!べきですので、文句を言ってはいけませんね。
この大雨でアリさんたちはどうしているのでしょうか?気になります。

最近、アリの巣に住む居候昆虫に興味を持って観察しているのですが、ヘンテコリンな蓑虫を発見しました。このミノムシ、インターネットで調べたら、「何を食べているか不明」と説明がありました。これは面白いと思い、弁当箱で飼育観察しアリの幼虫を食べることを突き止めました。しかし、更にインターネットで調べていく内に、数年前に「アリを食べていることが判明した」という説明文を見つけてしまいました。世界で始めて!と思っていたので、とてもがっかりしました。

興味がありましたら、マダラマルハヒロズコガで検索して見て下さい。
ひょうたん島のような形をした不思議なミノムシです。
前からその存在には気づいていたのですが、腐ったモミジの種だとばかり思っていたのです。それが、ある時、動いているのに気づいたのですよ。
世の中には不思議な生き物達が自分の足元にいくらでもいるのですね。
ただ、興味を持って観察しないので見えてこないだけなのです。

杉田さん、今年はお世話になります。
山口での叢雲会展示会で11回目になりますが、来年が最後ですね。
来年は杉田さんに赤いちゃんちゃんこを着せて解散です。

ラスト1年、今度の展示会の時に、掲示板のあり方について、もう一度話し合ってみましょうか?
会員の皆さん、いかが?

続続弟子志望   杉田

2009-06-28 22:21:43 | Weblog
三上様。それでは、27,28,29、日と3泊と言う事ですね。他の皆様も3泊の予定です、何とか盛り上げなければなりませんね。
時々愛刀家の方から「弟子は取らないのか、今の作風を残さなくては、、、、、、、」などと言われます。
弟子を育てる事はもちろん大切なことでしょう。でも作品さえ残して置けばよいのではないかと考えます。この作風の魅力を充分に引き出し、より完成度の高い物を作っておけばそれで良いのかと思うのです。心ある刀鍛冶なら、また刀鍛冶を志す若者なら、いずれ手を染めてくると確信しているから。今は異端の方法としての評価のようですが、「見る人は見る」、「解る人には解る」訳ですからね。それでもやはり誰でも理解出来る様、また全ての刀鍛冶が目指す様、「国宝」を造っておかなければなりません。
そう言う訳で、「若者よ。我が屍を乗り越えて、、、、、、。」イヤイヤまだまだ死んでおりませんぞ。あと少し、大、小合わせて4,50振り国宝を作らなければ。

杉田仙人殿 宿泊予約

2009-06-28 09:02:44 | Weblog
おはようございます。もう夏なのでしょうか。今日も天気がよいです。ふうー。暑い。

昨日は、三慶会の皆さんと共に、広島市立大学で、開催された布目象嵌教室に参加してきました。
刀もできないのに、装飾技術を身につけてと思われるかもしれませんが、お守刀展覧会に携わってから、外装に関する関心がたかまり、一緒に学んだ(わずか1日だけですが)生徒さん達の中から将来の加納夏雄などに負けない新しい作家が生まれるといいなと思いました。

ブログを読み返してみると杉田仙人から、此方へお弟子さん候補を紹介していただいていたとのこと。実は、当方も家庭の事情もあって、近年見学の受け入れも減らし、久保さんや松葉さんなど、よそを紹介しておりました。たらい回しに会われた方は、申し訳ない。ただ、受け入れるには、受け入れ側にも、それなりの覚悟がいると言うこともご理解いただきたい。当然逆も同じでしょうが。

ところで、今年の叢雲会は、8月28日~30日まで、山口市で行われるとのことで、仙人より御連絡いただいておりました。30日が他の行事と重なることがわかり、現在調整中ですが、とりあえず、準備の27日~29日の宿泊を、お願いします。

それでは今日も

今日は暑かったですね    備後住人善博

2009-06-27 19:31:24 | Weblog
今日はほんまに暑かったですね。
こんなに暑い日は、仕事をやっているばやいではありません。
髪が伸びてうっとおしかったので床屋に行ってさっぱりしました。

夕方、砂鉄の顕微鏡写真を撮りながら古刀の地鉄について考えていました。
私の師は、現代に生きる刀鍛冶は、現在手に入る材料を使いこなして最高の刀を造ればいいんだ!と言っていました。
もちろんその考えも正しいと思います。
しかし、私は、古の材料が手に入らないのなら自分で造ればいいと考えて、たたらの研究に膨大な時間を費やしてきました。
たたら製鉄の技術的な事はほぼ解明しました。中国山地の山ん中にいる私に手に入らない砂鉄はありません。
古の刀の材料が何であろうと、作れないはずはないのです。
そう思いませんか?

あまりの暑さに、夕方、顕微鏡を覗きながらビールを飲んでしまいました。
ほろ酔い気分なので自転車で帰りますバイ。

続弟子志望   杉田

2009-06-25 20:37:34 | Weblog
昨年から、今年に掛け、熱心な弟子志望の若者でした。初めて受け入れに心動いたのでしたがやはり止めました。心動いた理由は、「私の作る作品を見て、どうでも弟子入りしたいとの事」うーん、泣きたくなっちゃうじゃあないですが。彼なりに事前に調べ、深く考えての事でした。危うくOKと言う所でしたが、心鬼にして諦めてもらいました。
刀鍛冶になる為には最低5年の内弟子としての修行しなくてはなりません。
5年ですよ。確かに今まで30年間刀鍛冶としてやってきましたが、何時も向こう三月か、半年が危うく、とても一年先は見えない状態でした。弟子を取る訳にはいかないでしょう。皆さん立派に弟子を育ておられるようで、それぞれ仕事もあり、経済的にも安定しているのでしょう。今のご時世で、向こう5年の仕事など考えられませんが、其れなりの見通しがあるのでしょう。
また、続く。



焼き入れ    ビンゴ住善博

2009-06-25 19:12:51 | Weblog
先週から焼入れをしていますが、ようやく調子が出てきた感じです。
随分と短刀を割ってしまいました。

たたら研究の原稿も進めています。今年は、かなり面白い発表が出来そうです。
俵国一先生が問題提起して以来、誰も解けなかったたたらの謎が、明快に解きほぐれてきました。
かみさんには自信過剰と注意されますが、今年の発表は、自己採点100点です。
執念、技術力、そして少ない知力を振り絞って纏めたものです。
予想通りに実験結果が出た時の喜びは何ともいえませんね。
これで終わりではなく、まだまだネタがあるので、たたら研究はもう少し楽しめそうです。

うちの弟子は、もうすぐ独立して、秋からは岡山で仕事を始めます。
いま、最後の刀造りに励んでいます。
私にメールしてきた刀鍛冶希望者は、自己紹介無しですのでどこのドイツ人だか分かりません。
メールアドレスのところに名前があったので、かろうじて名前は分かりました。
無事誰かの弟子になれたら、長船の研修会でいつか会うでしょう。


弟子志望    杉田

2009-06-24 22:23:28 | Weblog
相変わらず弟子志望の若者がいますね。ほかの伝統工芸の業種に比べるとその数においては大変心強い様ですが、どうも程度が悪いようで。私の処へも通算すると10人以上は来ましたか。少しはこの世界の事を調べて心決めればよいものを。
「私の処へ来る前に少しはこの世界の事を調べてみましたか」「人間国宝とか、新作名刀展とか、全国には数多くの刀鍛冶がいますよ。」と尋ねても、そんな知識は皆無。一生の仕事を決めるのにもっと自分を大切にと言いたいですね。
以前はよく、「隣の広島に、三上さんと言う無鑑査の上手な刀鍛冶がいます。
そこがよろしかろうと、お鉢を回したものです。」三上さんごめんなさいね。
それでも、昨年から、今年に掛けて、熱心な若者がきましたよ。
む、眠たくなってきた、また、。

弟子志望        はやくも真夏の日向の住人

2009-06-22 22:19:26 | Weblog
昨日うちにも神戸だかの若者から弟子入り志願の電話があったよ。
まさか同一人物ではなかろうね...
こっちは電話、私の刀を褒め上げる導入から3分で「弟子入りさせて下さい」だったですが。

20日神宮球場ヤクルト球団事務所に市長や職員と赴き、日向市スポーツ功労賞を青木宣親選手に授与してきました。
流石に鍛え上げられた身体の好青年で思いのほか小柄でした。
試し斬りに誘ったらやってみたそうだったので次のオフには実現するかもしれませんね。
それにしてもあれだけのアスリートが剣を振るうところを是非みてみたいですよね。
昔日の王選手のように何か開眼してくれるかもしれません...

情熱の果実     ビンゴ住人

2009-06-22 08:54:53 | Weblog
奄美の父がハウスで栽培している、無農薬完熟パッションフルーツの出荷が、最盛期を迎えています。
昨年から、私が、販売部長を仰せつかっております。
甘酸っぱい南国の果実を皆さんいかがでしょうか?
夏の疲れが取れますよ。

ご贈答用(2L,L,M)と家庭用があります。
東京のデパ地下では1こ980円していました。
家庭用は、1キロ1000円(3キロ以上)です。
1キロで12~14個入っていてお得です。
興味のある方はご連絡ください。


子供の頃は、道路沿いに野生化しているパッションフルーツを父に取ってもらってよく食べたものです。
今は、栽培技術も進み、大きくて甘みの強い品種が主流になっています。

情熱の果実販売部長 ビンゴ住人善博