叢雲会ブログ

叢雲会 刀匠達の四方山話

今日も雨    備後住人善博

2009-07-29 08:53:38 | Weblog
もうすぐ8月というのに、なかなか梅雨が明けません。
この辺りはお盆過ぎると急に涼しくなるので、このままでは
あっという間に夏が終わってしまいそうです。
暑いのもくたびれますが、この時期に梅雨明けしていないのも困ったものです。

松葉さん主演の「日本刀を作る男」を見たいので、今度の叢雲会で
DVDを持ってきてください。
各自が出演したお宝映像を持ち寄って、上映会をしてもいいですね。
結構笑えるかもしれません。

祭りの後      備後住人善博

2009-07-27 11:16:08 | Weblog
大雨の被害が広島県でも出てしまいましたが、今日は久しぶりに雲の間から太陽が
顔を覗かせました。雨ばかりだと気が滅入ってしまうので陽の光に感謝です。

私は、先週末に千葉工大で開催された鉄鋼協会のフォーラムで研究発表をしてきま
した。年に一度、この研究発表会でたたら製鉄実験について発表するのを楽しみに研究してきました。
6回続けての発表ですが、今年の内容にはかなり自信がありました。
ただ、(自分で言うのもなんですが)理論的に美しすぎる内容だったので、
どこかに大きな落とし穴があるのではないかと、私自身ひそかに心配していました。
しかし、発表は非常に好評で、「素晴らしい発表でした」「充分博士論文になりますよ」など、
多くの方が懇親会の場で話しかけてくれました。
ようやくこれで、チタン説が広く受け入れられたような気がします。
自分を信じて実験を続けてきて良かったと思いました。
刀造りに随分と支障をきたしてしまいましたが、結果を出すためには、片手間では出来ません。
仕方の無いことなのでしょう。
今は、祭りの後のようなここち良い疲労感が残っていますが、
気持ちを切り替えて、刀造りに打ち込みたいと思います。

弟子の玉ちゃんも、町営住宅を掃除したり、ひとり立ちの準備を始めています。
独立の報告に、今日里帰りしました。
私もこれからは、雑用を弟子に任せてのん気にして居れませんので、炭切から修業のし直しです。


峠は越したようです。  杉田

2009-07-26 22:07:35 | Weblog
今夜(26日)から明日にかけてまだ降るようです。2次災害がしんぱいですが、もう大丈夫でしょう。
降雨量など数値からすれば、他県、特に九州などに比べると大した事はありませんでした。にもかかわらず、大変な被害がでました。たぶん狭い一箇所に集中的にふったのでしょう。
防府の市街は何の被害も無く、違う世界の出来事のようでした。先日書き込みしたよう当方何の被害も無く幸いでした。しかし。「同じ地域」、「真尾」の自治会員としては、見てみぬ振りはできません。その上何の巡り合せか、今年は「地区の班長さん」を仰せつかっているのです。早速にここ2,3日復旧作業のお手伝い。シャベルと一輪車での人海戦術。なれない仕事で少々草臥れました。
TV出演の直接の恩恵は先ずありませんね。私の場合、ローカルでは今まで、4,5回は出ていますよ。ご存知のよう国分寺では、全国放送で50分でしたか。それも、ハイヴィジョン放送と、2度。それで2,3軒の問い合わせでしたから。あくまで問い合わせですよ。この平成の御世に刀鍛冶なる職人がいまだ健在と言うことが周知できればそれでいいんです。文化ですから。今日刀鍛冶は職人には違いないけれども、職業かしらん。
もう一度、皆様、お見舞いの電話ありがとうございました

日本刀を作る男                 國正

2009-07-25 15:02:26 | Weblog
大雨が続いて不安ですね。
宮崎も昨日今日雨、梅雨に逆戻りしたかのような空模様です。稲刈りが迫っているので晴天を望んでいるのですが...。

おとつい、宮崎放送でも表記の30分ドキュメンタリー番組が放送されました。
実像よりだいぶ立派な人間に描かれていたようです。
しかし反響はいまのところほとんどありません。
テレビは我々にとって本当に労多くして甲斐のないメディアですね...。たぶん、CMのように何度も繰り返し登場して記憶に固定すると仕事にも結びつくのでしょうが。

安堵しました     備後住人善博

2009-07-22 08:59:51 | Weblog
今朝新聞を読んでびっくりしました。(我が家はテレビが無いので)
杉田さんの仕事場の谷川は氾濫したのではないかと心配していましたが、
危機一髪だったのですね。
それにしても、仕事場と本人が無事だったのは何よりでした。

痛ましい被害が出ているようですが、人事ではありません。
杉田さんのように第六感を働かせて早めに非難しなくてはいけませんね。

今日は皆既日食です。
薄曇の天気ですが、溶接用のメガネで、子供達に皆既日食を見せて
あげたいと考えています。

危なかったですね           ひむかの國正

2009-07-22 08:58:46 | Weblog
驚きました。
杉田鍛錬場のごく近所であの大惨事の報道ですから...。
我らの仙人の無事は喜ばしいですが、突然災害に遭遇して命を失った方、家や田んぼを失った方々のことを思うと胸が痛みます。
温暖化のせいでしょうが、いままで九州や南西諸島、四国本州太平洋側に限られていた、信じられないような豪雨が全国どこでも見られるようになっています。
いままでもよく降っていた九州南部などは、さらに考えられない超豪雨が観測されています。宮崎でも一時間170ミリ三日間で2000ミリ以上なんてのがありましたよね。
私の鍛錬所もそうだけど、山の端でかたわらを小川が流れている、なんて牧歌的な場所は大雨の時、非常な危険箇所になりかねないので普段から気象情報に留意し、特に油断してはなりません。

ご無事で何より

2009-07-22 05:16:52 | Weblog
おはようございます。
杉田さん、被害が無くて良かったですね。

当地も、バケツをひっくり返したような土砂振りでしたが、
夜ニュースを見てびっくりしました。
老人ホームをはじめ災害に遭われた皆様には、お見舞い申し上げます。

数年前の豪雨では、中国新聞千代田支局支局長さんが、
大雨の取材に向かう途中、道路が陥没していて、
行方不明になり、いまだにわかりません。

避難する方がよいのか、動かない方がよいのか、
判断は難しいと思いますが、
仙人の第六感は、なかなか優れていましたね。
まずは無事で良かった。よかった。

危うい所で   杉田

2009-07-21 21:18:50 | Weblog
大変な災害になりました。昨夜(20日)までは大した雨ではなかったのですが、夜が明けて次第に激しくなりました。何時もどおり仕事場に行き、朝間仕事をしておりました。8時半くらいだったでしょうか。どうも雨の降り方が尋常ではありません。次第に心配になってきました。ほんの2,30分の間に裏の谷川が一気に水位を上げていきます。濁流が地響きを立てるのですよ。ゴトン、ゴトンと大岩が転がり流れる音がするのです。10数年前にもこの位の大雨はあったのですが、何となくこの度は不気味でした。朝飯を食って、また仕事に掛かろうか、どうしようかと考えていたのですが、どうも胸騒ぎがします。そうこう考えているうち益々激しい雨となってきます。もう一度谷川を見ると、これはいけません。このままでは本当に大災害になりそうです。仕事場も時間の問題、流されます。土砂降りの中大切な物だけ車に積み込み、「玉鋼、」これ一寸重たいな、諦めましょう。まごまごしていると何時山崩れが起きるかもしれません。早々に非難しましたよ。「何となくのむな騒ぎ」これ大切です、正解でしたね。それから2,3時間、それこそ「記録的な大雨」でした。もう少し帰るのが遅かったら、道路は寸断、悪くすれば土砂崩れに巻き込まれて居たかも知れません。暫く様子を見てるうち、消防車、救急車、のサイレン、仕舞いにはへりが2機3機と仕事場の方に飛んでいきます。小雨になりましたので仕事場へ行ってみましたが、その途中が大変です。TVニュースでやっており皆さんご存知と思いますが、、鉄砲水が「老人ホーム」を直撃、死者が出てしまいました。これは、いよいよ覚悟しなければなりません。腹をくくってやっとの事で仕事場へたどり着いたのです。果たして。何の被害もありませんでした。谷川は、既に水は引き、普段の大雨の濁流でした。
今の所安全ですが、今夜また降ればどうなるかわかりませんね。心配です。
ニュース等でこの災害をお聞きの皆様、ご心配頂き有難う御座いました。早速に見舞いのお電話ありがとうございました。
二人とも、また仕事場も何事も無く、元気です。

大雨は              國正

2009-07-21 14:44:09 | Weblog
中国地方で、かなり降っているようですが、大丈夫ですか?
五感を総動員し早めの対応をとってください。
無事をお祈りします。
災害の多いこちら宮崎県ですが、今年は空梅雨でしたし、今のところ何も起こっていません。
こんな年は夏以降どでかい台風が来襲し、猛烈な被害をもたらす事もありますから、全く油断はなりません。

原稿が面白くなくてまた初めから、別の切り口で書き始めました。
したがって完成はかなり遅れそうです。
まー誰も待ってる人はいないので、遅れたって何も問題ないでしょうが。

土曜日、私の農業青年時代の師匠、山口県柳井市の日本有数のカーネーション栽培農家、星井さんの黄綬褒章の祝賀パーティに行ってきました。広い会場いっぱいに数百人の参加者があり、流石でした。
短くないスピーチが並みいる政治家よりはるかに上手だったのが印象的でした。どの世界でもトップランナーはカリスマ性がありますね。

会場で久しぶりにあった先輩の1人が、「日本の国民は日本の農家のことはどうでも良い、安くて美味しいものが手に入ればよい、という選択をした。日本から農業がなくなる日も近い。」
とややなげやりに言ってました。「ミツバチが異常に減少ているから、どっちにしても滅びそうだが。」とも。
ミツバチの世界的減少問題は本当に大変なことで、人類滅亡への序曲なのかもしれません。
多くの日本国民が日本農業不要という選択をしたとは思えませんが、結果としてそうなりつつあるのも確かです。
自由経済のもとでは農家も卓越した経営手腕が必要で、栽培技術の高さを追求してきた多くの農家は困惑し、困窮しつつあるようです。