叢雲会ブログ

叢雲会 刀匠達の四方山話

持論

2008-10-31 18:41:39 | Weblog
映りや地鉄の研究法について持論を展開したいのですが、しばらく雑用に追われそうなのでまたの機会にしましょう。現代刀のあり方についても、私の考えは彼とはまったく違います。

全日本刀匠会九州支部会   日向の國正

2008-10-29 23:40:23 | Weblog
今しがた熊本から戻ってきました。
往復8時間、くたびれました。
坪内刀匠、わざわざ新幹線を乗り継いでのゲスト参加、ありがとうございました。
刀匠会には問題が山積、議論は尽きませんが、この先のことはどうにも不透明で、状況を注視し事あるごとに細かく対応せざる得ません。

さてさて、久々怒れる青鬼が戻ったようですねー
某先輩刀匠との議論はどうやら水掛け論みたいになっているのではないかな?
もちろん鑑賞する者からすれば見た目が全てで、そんなこと口にするのもおろかなこと、ようは久保長光の映りが白けか否か、というところが肝要なのだよね。
青鬼は白けでない、ことを顕微鏡を使った組織図で証明しようとしたのだけれど、それが受け入れられなかったわけでしょ?
科学的な視点を取り入れるか否かの方法論の相違のようでもあるが、実は久保長光の移りを白けと見るか淡い映りと見るか、という鑑賞眼の問題といえそう。
鑑識眼はそれぞれの主観だからそもそも平行線をたどることをまぬがれない。
したがって2人の議論は不毛である、と私は思います。

ちなみに私は久保長光の映りは白けでない、と見ています。

あら?  冷静な刀鍛冶

2008-10-29 19:15:44 | Weblog
努めて冷静に書き込みをしたのだけど、投稿した瞬間に長文がどこかに行ってしまったようです。

そういえば、彼は私の長光写しの映りを白け映りだと言っていました。
顕微鏡組織的にも白け映りではない、と反論したのですが、白け映りであるのは見れば判るし、白け映りなんか誰にでもできる!
更に、金属組織なんか問題ではない。どう見えるかが重要だ!と言い張りました。

どう見えるかが重要ならば、研ぎむらで映りを出してもいいのでしょうね。
彼とは、いつもトンチンカンな議論になってしまいます。

おさえておさえて   日向の平和主義者

2008-10-28 21:55:04 | Weblog
腹が立ってもそうあからさまに感情をアラワにしてはいかがなものでしょう?
いろんな意見があってよい。
それはそれで自分の主張をすればよいのだよ。
古刀至上主義だって一つの見識ともいえるし、地鉄の妙味を求めると地鉄の冴えに難がでることは私の悩みでもある。
主張、議論のぶつかり合いは大変結構だけれども。

腹が立ったこと

2008-10-28 19:11:22 | Weblog
日曜日の午後、小刀会も終わりに差し掛かったころ、関西の某刀匠が新見のたたら会場にやってきた。小刀教室の隣で操業していた愛媛大学の韓国式古代炉によるズク押し操業実験を見学に来たとのことだった。

彼は私のところにやってくるなり、「長船でお守り刀展を見たけど、久保君のおそらく短刀はやりすぎやろ!あんなのは古い刀には無いやん。伝統工芸は古作をやらな(写さなきゃ)あかん!現代刀は古刀も再現出来てないんやから・・・。」とのたまった。
現代刀を見下した物言いをする古刀崇拝主義者の様な言葉に、私は一瞬耳を疑ってしまった。同業者とはとても思えない発言だった。
更に帰り際には、自分でスキャナー撮影して作った個展の作品集を私に渡して、「久保君もこれぐらいの地鉄を作らなきゃいけないよ!」と。

私はあきれ果て、どうしたらあんなにネムイ刀が作れるのかを聞きそびれてしまいました。                   
                                
                                     終わり・・・いや続くかも・・・

疲労による身体不調と急激な不況による頭痛   國正

2008-10-28 10:26:33 | Weblog
名古屋でイトコの結婚式・披露宴に出てきました。
あたたかいムコ殿にめぐり合ったイトコは幸せ者です。サプライズ満載の楽しいパーティーでした。
それにしてもハードなスケジュールが続き風邪も治る暇がなく、披露宴での演武もいまひとつキレがありませんでした。

それにもまして頭を痛めているのが円高です!
日本経済と同様、輸出依存体質なのでこれから厳しくなることが予想されます。
不安感に苛まされるこの頃、秋風も一際冷たく思えます。

しかし、今はそんな閉塞感をブチ破る気合のこもった刀を打ち上げることしかないですね、我々刀鍛冶としては。
一連のイベントを早く終わらせて、作刀に専念したい!

小刀教室 ~五寸釘でペーパーナイフを作ろう~

2008-10-27 18:40:22 | Weblog
新見のたたら祭りで小刀会を開催しました。長船のイベントに倣ったものですが、こちらでも非常に評判がよかったです。大人も子供も皆笑顔いっぱいでした。
参加料ワンコイン(500円)と言う値段の手ごろさと、自分で作った小刀の完成度の高さに皆さん満足していました。
私のところでも7ミリ径の鉄棒で親子小刀教室を開いたことがありますが、5寸釘の方が作業が楽で材料としては適していると思いました。何よりも、子供のころに釘を叩いて小刀を作った経験者もおり、素材に親しみを感じてもらえたようです。
参加者の皆さんがとても嬉しそうにしていたので、指導した私達も楽しむことが出来ました。
恒例になりそうです。

ありがとうございます       日向の國正

2008-10-23 21:46:01 | Weblog
今年はお祝いを受けることが2度もありました。本当にありがたいことです。

宮崎の文化賞受賞者として、あまり下手なことは出来ないという重圧を少し感じます。全くの私人、野生人の私も、オオヤケビトのくびきを感じざるを得ません。
本人が思うほど回りは気にしてないかもしれませんが。

明日からイトコの結婚式のためまた名古屋方面に出ます。朝早いので久保刀匠、ゲンナマは月曜に送らせてちょうだい。

今日はまた、でかい太刀を火造りました。終わりまで叩けなくて心残りです。

おめでとう ビンゴの国住人

2008-10-23 18:57:06 | Weblog
松葉刀匠 おめでとうございます。刀匠会にとっても素晴らしい出来事です。
また、2人のお弟子さんも無事研修を終了し、おめでたい続きですね。
これからも松葉さんらしい活躍を大いに期待しています。

私の方は、リホームももう少しで終わりますので、来月には引越しできそうです。この火曜水曜は長船でお守り刀展の展示準備がありました。更に週末は新見でたたら祭りがあるので泊まりで出かけます。相変らず外に出る用事ばかりで困っています。早く落ち着いて刀を作りたいです。

そうそう、我が家でもめでたいことがありました。
長男の夏休みの科学研究が広島県で特選に選ばれたとの連絡が今日ありました。授賞式もあるそうな。

おめでとうございます。   杉田

2008-10-22 21:22:49 | Weblog
県の文化賞ですか。立派な事です。
今日松葉さんがあるのは、その技術の高さ故ではなく、ひとえに松葉さんの日本刀に対する愛情に賜物なのです。「技術の高さ」と言う表現に誤解なきよう。
本当に貴方、刀好きなんですよね。全てここから始まったのです。ね。
技術は、時間とか、努力とか、才能とか、体力とか、で次第に身について来る物でしょうが。「好き」、とか、「惚れる」とか言う物は初めからそのままあるもので、これが大切なのでしょう。と私は考えるのですが。理屈が多いな。
あの有名なあの人が御祝いに来るのでしょうね。話術において超一流の人しょう。、しかし、もしゆっくり話す機会があれば、世界に股掛ける大道芸人ですからね、負けてはいけませんよ。刀剣界、いや、全日本刀匠会を代表して、多いに松葉節をぶち上げてください。