叢雲会ブログ

叢雲会 刀匠達の四方山話

年々歳々同じもの             日向の百姓くにまさ

2010-04-01 05:29:00 | Weblog
今年は雨がよく降っていますので、田んぼの水は2月から満々としています。
この冬は結構寒かったような気がしてるのですが、山桜は早々と咲くし蛙の合唱も3月はじめには聞かれました。
肥料を撒きに田んぼに入ると無数の蛙子、すなわちおたまじゃくしが泳いでいました。一体何匹いるのか推計をたてました。無作為に選んだ10のポイント、10センチ四方、0.01平方メートルの平均は8匹。1アール100平方メートルあたり8万匹、田んぼは一枚6アールだから48万匹...この一帯は沼地、小川がありますから凄まじい数のおたまじゃくしが泳ぎまわっていることでしょう

環境の変化にとても敏感な両生類の大集団。うるさいけれどいとおしく感じられます。たくさんの虫を食って太った蛙たちがまた多くの生物を養うことになりますしね。マムシだけは願い下げですが。
変化の大きすぎる人間社会に翻弄されながら、しぶとく4季を刻む自然の力に心安まる思いがします。

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