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村人の気まぐれブログ

村人の気まぐれブログ

ピクセル用デプスゲージ

2013年08月14日 | チェンソー

村人が一番使い勝手の良いデプスゲージはハスクバーナの.325用だと思っています。
ハスクのはゲージを当てたままデプスを削る事が出来るので面倒くさがり屋の村人には最適!
デプスが斜めに落とされるので角を落とし直す手間もないし、削り過ぎも起こりません。

ハスクで同じタイプの物は3/8(73LP等)と.404が有りますが、残念ながらピクセル用は
コンビゲージしか有りません。
無い物は作ると言う事で.325用をベースに95VP(ピクセル)用を作って見ました。

☆.325デプスゲージ

写真右がオリジナル.325用で左がピクセル用コンビゲージ。
両者を比べて.325用の穴を広げてピクセルサイズを作成。
下の切り込み部分を基準に.325の矢印の部分をピクセル用と同じ所まで削るだけ。

☆3/8用デプスゲージ

左はPS3に使って居るオレゴン91系用デプスゲージ。
これは真上から水平に落とすタイプで、力を入れるとしなってデプスの落とし方に
バラツキが出るので要注意。
3/8(73LP用)が使えないかと取ってみたけれど、ソーチェンに当ててみると
上手行きそうもない感じ。

ダメ元で取ってみたのでまぁいっか!

こちらではイタドリの葉が枯れ始めたり、広葉樹が紅葉を始めたました。
天気予報ではまだ30度越えの日も有りますが、夜になると気温が下がるので
もうすぐ秋です。


G5001HPのスターター

2013年08月11日 | チェンソー

さて、ネジが外れずにばらす事が出来なかったスターターですが、何とか問題解決しました。

村人は雪中作業を行う為、雪が溶けた水分がゼンマイ部分に入ると凍って困った事になります。
凍結しなくても此処にグリースが入っていると水分と汚れが混ざり戻りが悪くなります。
その為スターターのゼンマイもシーズンオフの清掃対象部分。

会社にはG5000系をよく知っている人が居るので、スターターのロープリールを止めている
ネジが固着して、相手側が共回りしている事を相談すると、ステッカーを剥がすと
中のナットが出てくるのでそれを押さえて回せば良いとの事。

☆ステッカーを剥がしてみる

そこで、ステッカーを剥がしてみると言われたとおりナット状の金属パーツが見えます。
この状態でナット部分は押さえようがないのでCRCを吹き付けたあとボルトを突っ込んで
ダブルナットを試みたがボルトが入らず。
こんな所に特殊な規格のネジを使うはずはなく、ルーペで観察してみると外側はネジ山が浅い。
そこでタップでネジ山をたてなおして5mmのボルトを入れてダブルナット作戦を行うも緩まず。

☆外したネジ

しかし、どんなにがんばってもダブルナットでは外す事が出来ず、交換覚悟で外側からドリルで
ネジに穴明け。
この作戦が大成功で、ピッタリど真ん中に穴明けが出来てナット側を壊すことなくネジの取り外し成功。
真ん中に転がっているネジと隣のコイルスプリングみたいな物がドリルで穴を開け外したネジ。

やはりゼンマイ部分は汚れたグリースが入っています。
今は大丈夫でも後々トラブルを起こすのでグリースは除去する事に。

☆ケースから取り出したゼンマイ

ゼンマイはこれだけの物がケースに入っているのでかなりの張力がかかっています。
ケースから取り出す時は弾けて怪我をしない様に要注意。
怪我をしても自己責任ですから。
ケースから取り出したゼンマイはグリースを綺麗に拭き取って再びケースに収めます。

☆ゼンマイ組み付け

ゼンマイは外側からケースに押し込んでいくのですが、途中まで押し込んだら外側が外れて
やり直しなんて事が良くあります。
そんな時は端の部分をボルトナットで固定。これで入れる途中で弾けてしまう事はありません。
ケースから取り出したゼンマイを組む時、入れる方向に注意。
逆向きに組んでしまうとやり直しになりますから。
ケースに入れた時、中心部分は写真の様な感じで入っているので、ロープリールを入れにくいから
と言って広げてしまうとリールに引っかからなくなるので元通りになっている事を確認。

村人はこの部分も含め、スターターの潤滑はシリコンスプレーだけしか使いません。


☆スターター仮組み

オリジナルのネジはドリルでもんでしまったので同サイズのトラスネジで仮組み。
金属のナット部分が回ってしまったのでネジを締めてもしっかり締め付け出来ず何か不安。
元々此処には平ワッシャーしか入っておらず、振動で緩んだりしないのだろうか。
外したネジには弛み止めを塗布した痕跡はなかったし。

☆逆転の発想

そこで、外側からネジを入れて、内側からナット締めをすればガッチリと締められると言う事で
改造して見た。

☆ナット部分

六角ネジを外側から入れようとネジの深さ分穴を開けようとしたのが大間違い。
こんな形のパーツがプラスチックの成型時に鋳込んでありました。
写真の左が外側になりますがドリルでもんだのでこの時点で左側のツバは分離しています。
ツバのギザグザ部分が浅いので、ネジが固着した時力をかけるとプラスチックの方が舐めて
回ってしまうんですね。


もし同じケースでこの部分が回ってしまった場合、同じ事をするとえらい目に遭うので、
シールが貼れなくても元のままで外から適当な長さのネジを入れるか、
もしくは中から長めのボルトで止めて外側にロックナットを付けるのが良いでしょう。

長いボルトを使って外にロックナットでは、又ボルトが固着した時に外れなくなるので良くない考えでした。
やはり外側から適当な長さのトラスネジを入れるのが簡単な方法思われます。
シールを綺麗に貼りたいのなら、先にネジ頭分の穴を開けてから張ると綺麗に貼れるでしょう。

他の方法としては、ケース外側の金属部分にリューターで溝を掘りマイナスかプラスの
ドライバーがかけられる様にする方法も考えられます。

プラスの場合、ポジドライブという規格があるのでその形状がお勧め

 

☆最終仕上げ

外側の六角ネジは下にワッシャーを入れる必要が有るのでその分穴が大きいです。
そのままでは気分が悪いので、エポキシ接着剤を充填して、固まったら平らに削って
元通りシールを貼り付けます。
さらに六角レンチが掛けられる様に穴を開けて作業終了。


G3700系はコストダウンも兼ねての事と思いますが、プラスチックにタッピングなので
振動で緩む事が無いのでその方が安心ですが、G5000系で同じ作りにすると強度不足
と言う事なんでしょうね。


G5001HP

2013年08月10日 | チェンソー

今年の3月頃からG5001HPの導入を考えて居たのですが、思わぬ掘り出し物を入手。
秋には新品の購入を考えていたのでかなり嬉しい。(機械屋さんゴメンナサイ)
このチェンソー、整備後に気がついたのですがスパイクが付いていないので薪作り用と思われます。

☆G5001HPとG3711H

サンナナは後ろ側に有るので遠近はありますが、50Cmバーが付いている事もあり大きく見えます。
まずはエンジンをかける前に各部の点検整備。外観はとても綺麗。

☆スパークプラグ

指定のプラグはBPM8Yでかなりのくすぶり気味。
電極の消耗はないのでサンドブラスト式のプラグクリーナーでクリーニング。
先日気がついたのですが、サンドブラスト式を使った場合、チェンソー等のプラグは
中心電極の奥が狭いのでエアーで吹いても飛ばない砂が残る事があります。(碍子の底部分)
ですから、碍子の奥をルーペで覗いて、砂が残っていないかチェックして
砂があったら縫い針で根気よくお掃除。
プラグに砂が残っていると、エンジンをかけた時に燃焼室に落ち、
排気ポートに噛んだりする事を想像すると怖いです。

☆エアクリーナー

エアクリーナーは吹き返しで内側にオイルを含んだ汚れがコッテリ。
此処はいつものマジックリンで綺麗に掃除して、洗浄後の水分はエアーで飛ばして新品同様。
写真で網の部分が茶色っぽく見えるのは粉状の切り屑の様で、洗浄後は真っ白になりました。

☆デコンプバルブ

デコンプバルブが変だなと思って触ったら緩んでおり、2回転位で外れてしまった。
赤い矢印が外したデコンプバルブで、着脱時は黒いゴムキャップを外します。
キャップを外したデコンプバルブは頭が青いのでハスクと共通部品でしょう。
此処は通常外す所ではないし、スパナ等では緩める事すら出来ないはずなので
使用中自然に緩んだと思われます。
デコンプ周りは特に異常もなく、バルブも綺麗な状態なのでそのまま取り付け。

村人は始動時にデコンプ使わないと思うんです。(ある事すら忘れているので)
初めてこいつを見て思ったのですが、デコンプを使う時は一旦圧縮がある所までゆっくり引いて
それから普通に引くんですね、面倒くさい。(取説にも書いて有った)
輸出向けのG5000はデコンプ無しだし、こんなの使ってエンジンを始動する人って居るのだろうか?

※訂正
実際に使って見て、デコンプバルブの有りがたさを体感しました。
正しくデコンプバルブを使うと、力を入れる必要が無く楽にエンジンの始動が出来ます。


☆13mmディープソケット

デコンプバルブはノブが大きいので、脱着するには写真左の様な穴の奥が広い物が必要です。
もしディープソケットを購入する時は要注意。左はスナップオンのソケット。

とか書いたあと、付属のプラグレンチの、ガイドバーを締める側が13mmで使えるのに気がつく!

☆クラッチの取り外し

次にクラッチを外してポンプ周りの点検。
一度も外した事がないからなのか、ガイドバーが長くて高トルクが掛かったからなのか、
クラッチがものすごく堅く締まっていました。
.325-7Tのリムは消耗もほとんど無く当たりも均等なので良好。

クラッチドラムの下は綺麗で、オイルポンプ周りもゴミの侵入はない。
オイルポンプは当然の事ながら対策品の新型。
仕事で使うチェンソーはオイルポンプ周りにも切り屑が侵入するので、
シーズンオフの整備では毎年此処まで開けて清掃しています。

点検が終わったら組み立て。クランクシャフト周りはオイル分が無くカラカラの状態。
ウオームギヤのシャフトに当たる部分やクラッチドラムのニードルベアリングは
グリースをぬってから組み付けます。
ニードルベアリングはクラッチが繋がれば動かず、アイドリングの時だけしか
働いていないので分解時以外の給油は不要のようです。

☆エンジン内部

エンジン内部はプラグの穴から小さなライトを差し込んでシリンダと排気ポート当たりを点検。
それからマフラーを外してピストンとピストンリング辺りの点検。
品質の悪い混合オイルは使って居なかった様で、新品同様の綺麗な状態で一安心。
焼き付きやピストンリングの固着は排気ポート当たりから始まるので、此処が綺麗なら大丈夫。
マフラーを付けたら重要な部分の点検は終わり。

☆スターター

スターターを外すとクーリングファン周りは綺麗。
写真の矢印部分はロープの末端で、クーリングファンと干渉していた痕跡があるので
リールの溝に押し込む。(それが正しい端末処理と思われます)

スターターは雪中作業で水分が入るとゼンマイが凍るのでバラして点検しようと思ったがネジが外れず。
スターターは現在修理の途中なので、この話は又後ほど!

☆燃料フィルタ

すべて組んだら燃料とオイルの給油。
あまり使用時間は長くなかっただろうと思われるのに燃料フィルターの汚れが酷いので交換。
どうして短期間にフィルターがこんなに汚れたのだろうか?

オイルタンクも中をチェックして綺麗なのを確認後に給油。

キャブレターのミクスチャを標準値に調整し直したらガイドバーとソーチェンを付けて試運転。
エンジンは数回スターターを引いただけですんなりとスタート。
暖機運転をしてアイドリングを確認したら本体の点検整備は終了。

☆ガイドバー

付いて来たガイドバーはゼノアだがマルチマウントではないハスク規格の物。
ガイドバーにはまだ新品のクリヤー塗装が残っているが、切れないソーチェンで無理矢理
押しつけて切ったのか、クリヤー塗装の色が焼けて変わっているが問題なし。

付属のソーチェンはチビっておりメッキにも傷が入っているので土でもひいたのか。
タイストラップはすべてオレゴンの文字入りなので、これがオリジナルの1本目かも。
50Cmバーなんて使う事は無いと思うけれど、ソーチェンは1本位用意しておこうかな。

☆アジャスター

G5000系は何故かガイドバーマウントがハスク規格です。
もしかしたらG6200系も設計が古いのでハスク規格なのでしょうか?
写真のガイドバーはハスクの33Cmで、アジャスターはGZ3900の様な反転するとゼノア規格になる?
と言っても反転すると鉄板のカバーに当たるので出来ませんが。
と言う事はG5000系はハスクのガイドバーが使えると言う事になります。
前回サンナナに付いて来たガイドバーはゼノア規格専用の丸穴のガイドバーだったので
それ取り付け不可と言う事に成りますが殆どはマルチマウントの長穴タイプですね。

ガイドバー後端

試運転後は、もうこのガイドバーを使う事は無いので保管する為にオイルを拭き取ろうとして
危うく手を切る所でした。
この部分はソーチェンに叩かれてめくれが出た模様。
めくれをやすりで削ると叩かれて減った所がこんな感じ。
この状態から、前オーナーは一度もガイドバーを反転しないで使って居たと思われます。

☆ソーチェンの動き

写真は他のサイトから無断借用ですが、ソーチェンが緩いとこんな動きをするそうです。
この動きは先端でも同様で、確かに先端も同じ様な所が凹んできますね。
ソーチェンがガイドバーから外れる時は殆どがこの波打っている所から外れると思われます。

☆G5001HP 95VP仕様

次はガイドバーとソーチェンを95VP+33Cmに交換して試運転したらとりあえずの整備は終わり。
この仕様で松の間伐はパワーが余っているはずなので、後ほど部品を入手したら95VP+8Tリムと
PS3+7Tリム+スチール35Cmバーの仕様を試す予定です。
スチールのガイドバーは、簡単に曲がらない丈夫さが魅力。
この状態でオイルと燃料を抜いた重量の実測値はG3711H:5.3Kg・G5001HP:5.9Kgでした。

☆チェンオイル

しばらく使う予定もないので燃料とオイルは一旦抜き取る。
オイルタンクの中は綺麗な状態でしたが、やはりゴミが少し入り込んでいた様です。

ちょっと時間は掛かるけれど、コーヒーのフィルターでゴミを除去して再利用。
真冬の粘度が高い時期には暖かい部屋でないと落ちてこないかも知れませんが、通常の気温なら
コーヒーフィルターでもチェンオイルは濾過出来るんです。

☆濾過したチェンオイル

翌日の写真ですが、どんな小さなゴミも残さず綺麗なチェンオイルに成りました。
ゴミが入っているのが分かっているのにそのオイルを再利用するのは気分的に宜しくないので、
タンクから抜いてゴミの混じったオイルはこの様にして再生します。


ハスクバーナ135e

2013年07月28日 | チェンソー

土曜日はオーダーを入れておいた135eを機械屋さんから引き取り新車整備。
ホームセンターにも現物はありましたが、後の事を考えると買うのは機械屋さん。

☆ハスクバーナ135e

このチェンソーは私が使うのではなく、薪作り用にと言う事で選択をまかされた物。
MS192での薪作りはあまりにもかわいそうなのでもっと排気量の大きな物をと思い、
北九チェンソーさんのブログを参考にさせていただき135eを選択しました。
自分が使っているチェンソーはある程度熟知しているつもりですが、
使った事のない機種を隅々まで観察出来るのは楽しいです。

機械屋さんでは一度試運転をしておりますが、そのままでは心配。

何かあれば私が対応する事になるので、どの様な物かしみじみと観察。
現在入っている燃料はすべて出して、燃料は入れ替え。
試運転用の燃料は機械屋さんの入れた物ですが、使っているオイルが違うので
試運転用の燃料は部品の洗浄や機械の清掃用にします。

☆スパークアレスター

まず最初に気づいたのはマフラーにスパークアレスターが付いている事で、これは網の部分を
切り取って金具部分だけ元の位置に戻します。
これは火の粉を出さない様にする?装備で、一部の国で必要な装備ですが日本では
装着義務は無いはず。
網にカーボンが詰まりエンジンが不調になる、と言う事例が有るので自己責任で撤去。
取説は5カ国語分が一冊になっており、特に日本仕様という物は無いようです。

スパークプラグはRCJ7Yが装着されていました。
指定はRの付いたレジスタータイプだが、電子制御されていないモデルなのでRに
こだわる必要は無いでしょう。

☆エアフィルター

エアフィルターはメッシュが細かそうな物で分割可能。
洗剤で洗う時には分割して。

☆チェンアジャスター

ツールレスを見るのは初めてですが、ガイドバーは1点止めです。

☆チェンカバー

ブレーキと一体になっているチェンカバーを外してちょっと驚き!
何とアルミダイキャスト製。
ハスクのチェンソーを触るのは初めてなのですが、こんなに安い機種でもプラスチックじゃ
ないんですね。

☆クラッチ回り

クラッチ回りはやはりカジュアルチェンソーという感じ。

☆ソーチェン


ソーチェンはH37-52Eでオレゴン91PXと同等品(新製品?)
91シリーズと聞いて、以前91VXLで枝払いをした時にドライブリンクの足が短くて外れまくった
悪い印象が頭をよぎる。
ここは信頼出来るPMC3を2本別にオーダーして、最初からPMC3仕様にする。

H37は予備チェンにする為外してPMC3と比較してみるとドライブリンクは大差ない感じ。
カッターの大きさがずいぶんと違います。
PMC3は91VXLとカッターの長さがほぼ同じ長さです。


ソーチェンを交換してから張り具合の確認で試運転したのですが、無負荷で1分も回さないのに
素手でソーチェンを触ったら火傷しそうな位な温度。
熱の発生源はガイドバー先端の様。ガイドバー先端とタイストラップが擦れている様でもないので
先端ベアリングが熱の発生源なのか?とりあえずグリスを注入して様子見。

☆ソーチェンの緩み具合

試運転後にソーチェンを動かしてみると部分的に張ったり弛んだり。
クラッチドラムのリムの精度ががイマイチなのか。
薪作り専用ならソーチェンが外れる事はないと思うが何だかなー・・という感じ。

☆フロントガード裏側

ここに排気が当たるのか黒っぽいオイルがベットリ。(1度拭き取っています)
使い始めればこんな風にはならないと思いたいがどうなるか。

☆ミクスチャ調整

ミクスチャ調整のスクリューは調整不能。
特殊なスクリューなのでショップはSSTで調整出来るのか?

☆ガイドバーのカバーは16インチまで兼用タイプ


14インチの数字はないが、実機に当ててみると13インチの長さで足りるので余分はカット。
長いままだと装着しても簡単に脱落するが、適正な長さにする事で下向きにしても落ちなくなる。
裏表を比較した写真を見ると分かるが、ガイドバーに当たる突起が左右で段違いに。
この突起がガイドバーを挟んで抜けなくなります。

☆カバー装着

カバーの装着は普通に差し込むと途中で止まってしまうので先端をポンとたたき込んでやります。
このガイドバーカバーは出来が良いので、後ほど他機種用に取り寄せようかと思います。

と言う事で、実際の使用感はレポート出来ませんがパッと見て気がついた所だけの紹介。


PS3 vs 95VP その二

2013年05月03日 | チェンソー

今年は本当に天候不順で、昨日の朝も雪が積もって真っ白け。
今も外では雪がちらついています。

☆5月2日の朝
5月に平地に雪が積もるなんて初めての経験です。

 

とりあえず、95VPを2日・PS3を1日使って作業終了。
次のチェンソー作業は10月以降と思われるのでわずかな日数での使用感を。

まず、一番感じたのがガイドバーを短くした事による変化。
1・2日目は95VP+33Cmガイドバーでしたが、40Cmガイドバーと比べると楽。
冬場まったく仕事をしていなくていきなりチェンソー仕事はきつい筈なのに、そうでも無かった。
MS201は手放してしまったので比べる事は出来ませんが、MS201+40Cmガイドバーと重量面で互角かも。
枝払い時にキックバックは良くある事ですが、その弾かれ方が小さくて安全面のメリットが大きい。
さらにガイドバーが短い事によりソーチェンが外れる事も少なくなった気がします。
枝払いで弾かれた時など、40Cmバーなら外したと思う様な感触でも外れていないので、
実際短いガイドバーの方が外れづらいのでしょう。
21BP+40Cmガイドバーと比べると本当に安全で楽で、もうこれからは40Cmガイドバーの出番が
無くなるかも。

肝心の切れ味の話ですが、内容がトドマツの間伐で、柔らかい樹種と言う事をお断りしておきます。

まったく新品のソーチェンではその差は小さく、どちらも土に突っ込んだりした訳ではないのに
途中で切れ味が悪く感じ、同じ位のタイミングでソーチェンを交換しました。
95VPはデプス落としと目立てを行い、翌日は最後まで切れ味が落ちて仕事にならない感じが
せず、1本のソーチェンで1日の仕事を行う事が出来ました。

(村人は基本的に作業中に目立てはせず予備を2本携行して交換します)

95VPの事が有ったのでPS3は新品の予備チェンのみデプス落としと目立てを行って携行。
仕事始めは特に可もなく不可も無しでしたがやはり途中で切れ味の悪さを感じてスペアと交換。
交換したPS3は木にスーッと吸い込まれる様に切れて、その後は最後まで問題なし。

私の仲間内では新品のソーチェンは切れ味が悪いというのが常識で、新品は一度目立てをしてから
使う人も居る位。(その時、デプス落としをしたかは未確認)


PS3vs95VP まだ十分に使い比べたとは言えないので今回は仮の感想と言う事で簡単に書きます。
新品はお話にならなかったので、感想は目立てとデプス落としを行ったソーチェンについてです。

最初の切れ味はPS3の方がかなり良く感じました。
しかし、その切れ味は長く続かずいつの間にかどちらも同じ位の切れ味になった感じ。
95VPは木に吸い込まれる様な感覚は有りませんが切れ味は良く、切れ味の落ち方は緩やか。
どちらもデプス調整による影響が大きいと思われます。

ガイドバーの長さがPS3は2Cm長いのですが、その差も何となく感じる様な感じない様な、微妙な感じ。
95VPの方が何となく取り回しが楽な感じがしたのは気のせいか?
はっきりした結論はまた秋以降に続く・・・


今回、気になって手持ちの新品ソーチェンのデプスを計って見ました。
その結果、デプスが高い物が多く、左右の高さのばらつきも大きかった。

☆デプスの確認に使ったデプスゲージ
左はマイクロメーター式でストックの状態
真ん中はダイヤルゲージ式でソーチェンの測定用に若干の改造有り
右は針先の様な測定子でドライブリムの消耗測定用

☆95vpの測定の様子


それぞれ手持ちの新品ソーチェンの右カッター・左カッターを測定した結果は以下の通り。
メーカーの標準値は以下のモデルはオレゴンが0.635mmスチールが0.65mmとなっております。

             L R 
95VP   0.61 0.38
H30     0.48 0.39
95VPX 0.50 0.38
H23     0.38 0.31
21BPX 0.35 0.32
PMC3  0.25 0.29
PS3     0.37 0.45

ちなみに、95VPをハスクのコンビゲージのソフト側でデプス落としをした直後の数値は
左右共に0.6mm程度でした。
ソフト側で調整してあるはずの廃棄寸前の21LPでは0.6と0.8とばらつきがあります。
ハスクのデプスゲージではハード0.6mm・ソフト0.8mm程度と思って居ましたが勘違い?


※以上の測定はあくまでも参考値で絶対的な物とは言えません。

測定に使ったデプスゲージは少し傾いただけで数値が変動するので、測定の数値は十分な信頼性が
有るとは言えません。
しかし、新品のソーチェンのデプスは左右にばらつきがあり、標準値より低い事はあり得ない、
と言う事だけは言えそうです。

新品のデプスは鉄板を打ち抜いた時にフチに盛り上がりが出来ます。
ハスクの斜めに落とすタイプのデプスゲージで落とした物はデプスの頂点が尖っているので、
頂点が平面に落とされた物と比べると、同じ数値でも木に食い込んで、測定値より低いデプスと
言えるのかも知れません。
最終的には樹種とマシンパワーのバランスを感じながら調整していく事が必要なのでしょう。

私たちは1日の仕事が終わってから、たとえソーチェンが切れる状態であっても毎日
目立てを行うのですが、その切れ味の差を感じられない人は標準値以上にデプスは落とさない
方が良いでしょう。
フリーハンドでのデプス調整は要注意で、標準値以上にデプスを落とす時は測定しながらでないと、
極端に落とし過ぎると振動が大きくなったり、良い事はないです。


昨日会社のMS192の整備を頼まれたので各部の点検清掃とソーチェンの目立てを行いました。
薪作りで少ししか使わないので各部の痛みは無し。
しかし、ソーチェンのデプスが1mm近くて、マシンパワーを考慮すると低すぎ。
他の人に頼んだ時に誰かが落としたのか?
それでもPMMC3は切削幅が狭いので何とかなっているのか。
試し切りはしていないのでその辺は不明ですが。

 

何人かの仲間に廃棄のソーチェンをもらえる様頼みました。
おそらく、私より多くデプスを落としているはず。
私は今までソーチェンのトラブルを経験していないので、トラブルの起きたソーチェンが
どの様な物なのか、またいずれ研究の結果を書く事が出来るかも。
とりあえず秋になるまでチェンソー仕事は無いので、ブログネタもこれからは刈り払い機に
変わってくるでしょう。


ソーチェン研ぎ

2013年05月03日 | チェンソー

村人は今まで左手でカッターを押さえて(皮手着用)右手一本でヤスリを扱ってきたのですが、
ヤスリを真っ直ぐ送り出す事が難しくてカッターに丸みが付き、それ右修正する為に余分に
削る事が度々ありました。

それで、先日オークションで落札したチェンソーに付いて来た目立て機の事を思い出しました。
こいつのヤスリホルダー部分を撤去して、ソーチェンストッパーのみ利用する事に。

☆ソーチェンストッパー
ソーチェンをバックさせない為にはブレーキを掛ければ済む話ですが、横着者の村人は
毎回ロック解除が面倒で片手でヤスリを扱ってきましたが、これからはヤスリを両手で扱えます。
自分の立ち位置に合わせる自作の台は使いますが、滑って逃げるのでバイスクランプで固定。
ある程度大型のバイスで回転できる物が有ればそれも良いでしょう。
あくまでもヤスリの扱いやすい位置にチェンソーを合わせる事は譲れません。

☆ストッパー部
ストッパーは前オーナーが変な形に削ってしまっていたので、手持ちのステンレス板で作り直し。
通常はオリジナルのままで良いです。


PS3 vs 95VP

2013年04月20日 | チェンソー

この所更新がペースダウンしておりますが、来週から仕事を始める事になった為、さらに更新が
ペースダウンします。

今日はチェンソーの作動確認がてら家の周りの不良木を切ってみました。
昨年は95VPX+40Cmバーでしたが、今回は初めての試みとして
95VP+33CmとPS3+35Cmガイドバーの組み合わせをテスト。

どちらもガイドバーは加工しており、そのまま付ける事は出来ません。
ソーチェンの長さもPS3は51Eと、スチールのガイドバーをゼノアに付けると1リンク長くなります。

☆サンナナスペシャル!

上:G3700+PS3+35Cmバー
下:G3711H+95VP+33Cmバー
両者を比べると明らかにPS3の方が切削が早く良く切れる様に感じます。
両者同条件とする為さらに同じ木の伐根を切ってみた所やはりPS3の方が切削が早い感じ。

しかし、両者はチェンソーの年式が違いキャブレターが変更されている事やキャブセッティングの
違い等で本当に同条件とは言えないかも知れません。

両者は未使用新品のソーチェンで目立てはしておりません。
目立てをすると結果は変わってくるかも知れませんが、その辺は仕事で使い比べてから。

☆オンコをPS3で切った切断面
 切断はスムーズでしたが切り口が毛羽立っています。

☆同じオンコの伐根を95VPで切った切断面はとても綺麗。

 


☆トドマツをPS3で切った切断面
 トドマツはもっとも柔らかい木ですが、オンコ同様毛羽立っています。

☆同じトドマツの伐根を95VPで切った切断面はオンコ同様綺麗

これらの切り口を見て何か得られる事が有る訳では無いけれど、ちょっと気がついた物だから。
木の切り口の違いはチゼルとマイクロチゼルの切り口の違いなのかも。
切り口が毛羽立っているのは切れないソーチェンという話が有るが、必ずしもそうでは無いのでしょう。
先シーズンMS201で切り屑がやけに粉っぽいと感じたのもチゼルタイプの特性なのか?

先シーズン21BPXと95VPXで切削速度の差を感じたが、PS3vs21BPXではさらに差が有ると言う事?
結果によってはリールでストックした95VPをPS3にシフトするのも有りか。

私の仲間は切削速度優先で昨年から間伐に50ccクラスを使う様になり、それまで21BPだった
ソーチェンも95VPXに変更。ただし、MS261ユーザは35Cmバー+PS3だったかな。

私も今年の秋にG5001HPを導入予定。
何故ハスクやスチールの新機種を選択しないのかというと、550XPGはまだ信頼性に不安があり、
MS261は斜め切りを行うのに重量面で厳しい。
その点G5001HPは軽くてG3700に近い構造でメンテナンス性に不安はないし、信頼性も十分。

問題は自分の体力だけ!
うちの仕事仲間は私より若くて皆体力が有るので、私は同じ様には行かないんです。

 


ソーチェンのカシメについて

2013年04月15日 | チェンソー

コメントでカシメのコツは?との問い合わせを頂きましたのでカシメのポイントを!
ソーチェン繋ぎのベテランならそんな事はしないよと言われるかも知れませんが、
初心者だからこそ何故と思う事が多く、細かく観察している事も有ろうかと思います。

☆リベットスピンナーのアンビル

ハンドルが下向きの時、アンビルが写真の位置に成る様取り付けます。
理由はアンビルの出っ張りが何処を向いているか分かりやすくする為。
アンビルを差し込む向きで大雑把な調整は出来ますが、
微調整はハンドルのナットを緩めて行います。

カシメ時に、リベットに注すオイルは良質なエンジンオイルを使って居ます。
CRCでは極圧特性が十分でなく、エンジンオイルは極圧特性が考慮されているので
スムーズに滑って綺麗にカシメを行えると考えております。
これは村人の想像でしかないのですが、手持ちにエンジンオイルが有ったから
と言う話でも良いか。

☆スピンナーへのセット

何も考えずにリベットをセットするとドライブリンクが定位置から外れるので
ラジオペンチなどで定位置に戻してからカシメを開始。

☆カシメは2段階

慣れれば一発で定位置まで行けるのでしょうけれど、村人はまだ慣れていないので
2段階カシメ。1個目は途中で止めて2個目をカシメています。
これは特に意味のある事では無いと思いますので、いきなり締め込んでも良いのかも。

☆カシメの途中

リベットを締め込んでいくと写真の様な状態になりあとちょっと。
実際はオイルがまとわりついているので根本の状態は見えづらいかも。

☆カシメ完了

実際にカシメが完了した状態で、リベットの状態が見える様、オイルはエアーで飛ばしてあります。
カシメが完了した状態でも、アンビルとタイストラップの間がかなり開いているのが分かります。
これ以上締め込むとリベットのフチが割れると思われます。

 

カシメのコツとしてはカシメの途中からカシメ完了までの状態を把握する事が重要でしょう。
私はアンビルとタイストラップの隙間を注視しながら左手に感じる締め付けの重さも気にします。
カシメ完了の領域になると左手の締め付けがちょっと重くなる様な気がするけれどホントかな?
カシメが完了したらルーペで状態を確認して作業完了ですが、カシメの途中をルーペで
確認しながら締めていくのも有りでしょう。
個人ならソーチェンを沢山作る訳じゃないので、1本をカシメルのに時間をかけても
締めすぎて失敗するより良いと思います。


カシメに限らないのですが、作業中のポイントが良く見える様に作業している場所を
明るいライトで照らすのは必要な事でしょう。
村人はもう老眼なので、どんな作業でも手元を照らす灯りとルーペ代わりの老眼鏡2段掛けが
必須アイテム。


95VPカシメ失敗

2013年04月14日 | チェンソー

写真はソーチェンのカシメ失敗例!
初めてカシメを行うと誰でもやりそうなリベットの締めすぎ。

☆締めすぎ

ソーチェンのカシメ時に締めすぎるとアンビルがタイストラップを傷つけて、
リベットのフチが割れます。
この傷が原因でタイストラップの破断は起こらないと思いますが、気分が悪いのでカシメ直し。

☆SPINNER ABVIL

リベットのカシメ側SPINNER ABVILはこの様になっており、まん中のへこんでいる所が
アーチ状になっているのでおなじみの形にカシメル事が出来ます。
矢印部分がリベットのフチを押さえるのだが、ここがタイストラップに当たらない様、
適当な所で止めるのがポイント。

☆綺麗なカシメ

今度は綺麗にカシメが出来ました。
個人的には100点の出来。
まだ10本もカシメた経験が無いので一発で綺麗にカシメル事は出来ないけれど、
ポイントは分かったので、これからは失敗する事が無い?・・・かな。
ソーチェン繋ぎの試行錯誤もこれで一段落しそう。


インパクトバーと片手トビのホルダー

2013年04月11日 | チェンソー

村人のチェンソー作業は主に間伐です。
作業で使わなくてインパクトバーや片手トビを携行するのですが、間伐作業は林内を
何キロも歩き回るので手で持ち歩く訳にはいかず、ホルダー等で腰にぶら下げています。
今までいくつもホルダーを作ってきましたが、ことごとく壊れて現在4代目!

現在ハスクのインパクトバーとスチールの片手トビを使っておりますが、片手トビには
ホルダーの設定が無く、インパクトバーにも良い物有りません。
村人の地域は笹地が多く、ヤブコギしながらの作業がハードで壊れやすい様です。

☆歴代ホルダー

1:インパクトバーと片手トビ兼用(ダイソー商品)
  何度もリベットがすっぽ抜け修理を重ねるが、ある日インパクトバーを紛失して引退
2:片手トビ用(ホームセンターの工具用ホルダー)
  オリジナルの縫い目を外して適当な幅でリベット止めしたがリベットが抜けてしまい使用を断念。
3:片手トビ用(ホームセンターの工具ホルダー・底の部分を切っている)
  皮なので良さそうだが、雨の日に使って上側の縫い目が切れる。
4:ハスク純正ブレイキングバー用ホルスター
  インパクトバー兼用の筈だが腰にぶら下げている間にインパクトバーが食い込んでリベットが飛ぶ。

 

☆インパクトバー

写真上はインパクトバーがホルスターに食い込んでリベットが飛んでいます。

インパクトバーについては色々作って最終的にたどり着いたのが下の写真。
ステンレス製シャックルはカラビナの脱着がしやすい様に長い物。
ネジ部はガッチリ締めても緩む事が有りそうなので要注意。
カラビナは写真の向きでベルトに通しますが、この方向なら絶対に落とす事はない。

 

☆片手トビとホルダー

写真左が昨年使って居た最新型。
このホルダーは電動ドライバー用で、昨日ホームセンターで見たら千円以下でした。

右は廃棄も勿体ないので再修理。左のホルダーと同じ様なタイプに改良しました。
ゴムホースは体にトビの先が刺さると危ないので危険防止の為付けています。

 

☆改良ポイント
中はこの様になっており、ネジ部にトビの重量が掛かるのがポイント。
この様にする事でトビが食い込んでいかず、縫い目が広げられて切れる事も無いと思います。
ネジ部には大きな平ワッシャーを当てているが、長く使うとそこが切れる事は有りそう。