少し身軽になる為オークション出品の毎日ですが、
久しぶりにチェンソーネタ!
昨日95VP100fの残りをすべて繋いじゃったのですが、
それで一つ気がついた事がありました。
同一ロットのジョイントなら一度データを出しておけば
初心者でもバラツキのない綺麗なカシメが出来るという話。
どの様な事かというと、そろそろチェンソー関係もオークションに
出し始めようかと思い、95VP100fの残りをすべて56Eに繋ぎました。
なぜ56Eかと言うと、私の居た職場では昨シーズンピクセル13インチが
標準だったからと言うそれだけの理由。
それで、十数本カシメたのですが、最初にカシメ具合をルーペで観察しながら
左のハンドルが何処で適正なカシメになるか少しずつ締めながら観察します。
その結果写真の位置が適正と言うデータがとれたので、それ以降は左側のハンドルが
真上に来た時に止めれば適正なカシメになります。
もっと早く気がついていたらカシメの失敗も無かったのに!
☆今回は左のハンドルがこの位置に来た時カシメ完了。
このハンドルの名称はTAKE-UP HANDLEだそうです。
☆ソーチェンをルーペで観察
一旦リベットを足りない位にカシメて、そこからタイストラップとリベットの隙間
(矢印部分)を観察しながら少しずつ締めて、最終的に隙間がない位置を探します。
その時のTAKE-UP HANDLEの位置を憶えておけば同一ロットのタイストラップは全て
同じ様にカシメる事が出来ます。
☆オイル
村人がリベットのスピンナー側に付けるのはこのオイル。
部分合成油のカストロールXF-08(車がディーゼルなので)
SM/CFと言うグレードはかなり良いオイルなのに安かったです。
エンジンオイルには極圧性能を良くする添加剤が入っており、
それがリベットのカシメの時にも良いのかと思います。
スチールに1リットル1000円位の高級チェンオイルが有り、
それがかなり良いとの話です。
それは#30等と比べるとかなり軟らかいらしいです。
村人は18リットル入りのスチールセフティークリーンしか使わないのですが、
これは糸を引く様なオイルでそのような添加剤が配合されているのかと思います。
現場人Vol.10の和氣邁さんの記事でチェンオイルは10W30のエンジンオイルを
使われていると書いて有りました。
エンジンオイルの方が安いかと言うとセフティークリーンの方が安いと思いますが、
潤滑性能が良いという話はなるほどと思いました。
チェンオイルに不満がある方は色々なエンジンオイルを試してみるのも良いかも。
☆BREAKER ANVIL
写真はソーチェンをカットする時の台でBREAKER ANVILと言います。
21BPや95VP等は.325なので325の部分を使う様指定されている訳ですが、
.325でこの分を使うとチョイチョイ脱線します。
そこで村人は裏面の1サイズ小さい90/91/92の部分を使います。
この部分に.325は入らないと思いがちですが、実はジャストフィットで
少しのガタもなくぴったんこはまるんです。
ソーチェンのカットでタイストラップがずれてドライブリンクを曲げてしまった経験の
ある方はお試しあれ。
ソーチェンのカットなんて簡単と思うでしょうけれど、カシメと同じ位
気を遣うシビアな作業なんです。
私もカシメよりもカットの方に気を使います。
カットはオレゴンを使用して、カシメはスチールを使用しています。
カシメは慣れてくると感覚だけでうまく行くようになります。(笑)
たまに失敗しますが…
カットもカシメも消耗部品をケチらず交換しないとうまくいきません。(笑)
村人さんもうチェンソー使わないんですか?
ソーチェンのカット、素人がかんたんに思っていると
泣きが入る位どうにもならないかもしれませんね。
もうこの先チェンソーを使う機会はないでしょうし、
仕事の機械関係は一旦全て処分します。
仲間内にも声を掛けては居ますが反応がないのでオークション行きかも。
同じ町内会の仕事仲間で機械整備を教わりたいという人がいるので、
出来る限りの知識を教えて、
ある程度の道具もあげてしまうつもりです。
私の道具はかなりの専門知識が無いと使いこなせないものも多いので果たしてどこまで使い切れる物か。