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村人の気まぐれブログ

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タイストラップ比較

2013年04月09日 | チェンソー

今回もソーチェンのタイストラップネタ!
毎度自分の手持ちの範囲内での話で、別ロットでは話が違ってくるかも。

21BPX用のタイストラップを入手したので比べて見たところ意外な事が分かりました。
今まで特に気にしていなかったのですが、95VP用と21BPX用のタイストラップを比べてみると
95VP用の方が若干薄いです。
それは比べて納得で、21BPX-66Eが257g、95VPX-66Eが232gと25gの差。
95VPXはこんな所でも軽量化していたのですね。
21BPX-66Eからピクセル13インチに変更すると56Eで、そ差は60gになり大きな差になります。
これは枝払い時のアクセルレスポンスが大きな差となって現れる事でしょう。
(私はハスク純正の13インチの穴を広げてゼノアに使用)

ここで意外な事実というのはドライブリンクが入るタイストラップの隙間が21BPX用の方が
狭かったと言う事。
双方のタイストラップを目で見て狭いと感じたので計ってみた所隙間の幅は
95VP用が約1.65mm、21BPX用が1.57mmと21BPX用は0.08mm狭い。
これはロットによる誤差の範囲と思われ実際は同じ幅と考えて良いのでしょう。
と言う事は、少なくとも95VPXには21BPX用のタイストラップを使っても問題無いと言う事です。
その逆は、21BPXの方が切削抵抗が大きいと思われるので破断の心配が有るのかな?
タイストラップの厚みは95VP用が1.03mm・21BPX用が1.26mmでその差0.23mm。

☆左21BPX用・右95VP用
21BPX用は裏表がちゃんとしており、限界マークも入っています。

☆左21BPX用・右95VP用
タイストラップの厚みと隙間が違うのが分かります。

☆左21BPX用・右95VP用
タイストラップを押さえて並べて見た写真。


タイストラップとドライブリンク

2013年03月17日 | チェンソー

カシメる前のタイストラップは良く見た事が無いので、スチールPS3用とオレゴン95VP用の
タイストラップとドライブリンクをしみじみと観察。

☆オレゴン95VP用タイストラップ

リベット付き無し、共に同じ方向から打ち抜かれており、バイブバン(Vibe-Ban)と言う進行方向が
有る構造なのであるので、リベットをカシメる側はすべて裏向きになる。
(自分の手持ちしか見たことが無いので他のロットではどうだろうか?)

☆ルーブリリンク(Lubrilink)

ソーチェンのタイストラップはルーブリリンクという凹みが付いている物。
リベット周りの潤滑を助けるのかと思っていたら違うらしい。
メーカーの説明ではソーチェンとガイドバーの寿命を延ばすと書かれているが、
果たしてこの位置に溜められたオイルがガイドバーの潤滑に役立つのかは???
ガイドバー先端やスプロケット側では遠心力でオイルが外に飛んで行くので。
(写真の赤色はソーチェンのカット時にマジックで印を付けた時の物)

☆スチールPS3用タイストラップ

N1の刻印が有るが、すべてに付いている訳ではなく、無い物の方が多い。
刻印付きはランダムに混じっていると思われる。

☆リベット拡大


特に深い意味はないと思うが、スチールは先端だけ絞られた形状でオレゴンはテパー形状。
どちらも1.3mmゲージなのだが、良く見るとドライブリンクがはまるリベットの太い部分の厚みが違う。

☆ドライブリンク


スチールのドライブリンクは厚みが一様だが、オレゴンはリベット部とガイドバーにはまる部分の
厚みが違う。
スチール1.30mmに対し、オレゴンは1.46mmと1.27mmで実質ドライブリンクが厚い作り。
(1/100mmが計れるミツトヨのデジタルノギスで計測)
通常見えない部分にも双方の特色があって面白い。

 


リールチェン

2013年03月13日 | チェンソー

オークションで安く手に入れた95VP100fが到着。
かなり前に95VPXにモデルチェンジされているので長期在庫品ですが、
安売りの95VPXの半額以下で手に入れたのでラッキー。
端の方に少し錆びた所が有るが気にしない。
村人のソーチェン消費量は年間1~2本と言う所なので、これでもう一生分在庫した感じ。
95VPと95VPXの差って、気にしたら感じるのだろうか?

☆開梱

リールチェンを見るのは初めてで、興味津々開梱!
中からはリールチェンの他箱24個・タイストラップ80個位が同胞されていました。
これだけタイストラップがあればどんなに短いソーチェンを作っても足りなくなる事は無さそう。
ちなみに.325ピッチは100f(1848E)です。

☆ソーチェン

話は変わって、使いかけのソーチェンが何本もあり、保管が煩雑なので一工夫。
とりあえずすべて目立てをしてさび止めの為オイルに浸し、いつでも使えるように。
コンパネに洋折れ釘を打って、これで何が何本有るか一目で分かります。

 


ヘルメットのネックプロテクター

2013年03月08日 | チェンソー

ネックプロテクター

ハスクバーナのヘルメットにはネックプロテクターの設定があり、前から気になっていました。
通常の作業で必要性を感じる事は少ないと思いますが、トドマツの間伐では首から背中に葉っぱが入るので
欲しくなります。(普段は首にタオルを巻いて作業をしています)

☆ハスクのヘルメットにネックプロテクター装着

☆ヘルメットへの取り付け部分
今回並行物を入手したので実物を見ると、小さな出っ張りに引っかかっているだけなので
簡単に脱落しそう。

☆日本のホームページに記載されている物
並行物に付属されている物と比べ裏地が温かそうな物が693円。

☆消防団のヘルメット

もう少しまともな固定方法はないかと思っていたらこのタイプなら良さそう。

☆ホックで脱着可能なネックプロテクター

そこでこれをお手本にスチールADVANCEにもネックプロテクターを付けて見ました!

☆オリジナルネックプロテクター
まだ付けただけなので、実際に現場で使う様になったら不要部分をカットしたり長さ調整をします。
要は首の後ろに葉っぱが入らなければ良いだけなので必要最小限な大きさで良い。

☆ダイソーのランチョンマット
どんな素材がよいか分からないのでホームセンターやダイソーで色々な素材を買ってみて、
その中で一番良さそうだったのがこれ。
色は目だつように赤色。

☆取り付けはホック式

常時付けっぱなしで外さないのならネジ止めやヒモで結んだ方が加工は簡単。

真冬の雪中作業になるとカッパのフードを被った上にヘルメットをかぶるのでネックプロテクターは
要らなくなるのですが、温かい時期はこれでも熱くて付けていられないかも。

 


G3700オイルフィルター

2013年03月07日 | チェンソー

昨日G3700の部品が来たので早速組み上げ。
これでやっと使える状態になりました。
あとはエンジン調整用にタコメーターを付ける位。

G3700系新旧オイルフィルター

オイルポンプの所でフィルターの写真を載せたのですが、分かりづらいので再アップ。
左が対策前で右が対策後、ずいぶん目が細かくなっています。
こんなに細かいとオイルの粘度をきちんと管理しないといけないかも。

 


G3700+PS3

2013年02月26日 | チェンソー

G3700 PS3仕様

本日はG3700の部品を注文がてら買い出しに隣町まで。

機械屋さんまでもう少しという所で突然車のバッテリーランプが点灯。
電圧を見てもまったく発電していない。
この車は257000Kmも走っており、どうやらオルタネーターのブラシが無くなって
発電しなくなったのだろうと判断。
愛車は村のお下がりで、今までオルタネーターのオーバーホールはしていないだろうから、
ここまでよく頑張った物だとほめてやろう。

とりあえずはどうしようも無いので機械屋さんの用事を済ませ、買い物は中止してとっとと帰宅。
速攻YAHOO!オークションでオルタネーターの手配をして交換は自分でする事に。
車の整備は本業だったのでこの辺の作業はお手の物だけど、部品が届く頃は天気が荒れそう!
吹雪の中では作業が出来ない。

G3700は素人がちょこっと使っただけの極上品で、我々なら1~2日使った位の消耗具合。
しかし、ブレーキを掛けたままで動かした様でカバーが溶けている。
話には聞いた事があるが、素人が使うとこんな事に成るのかと感心しちゃう。
さらにチェンを外した時のダメージもあり、そのまま使える状態ではあるが
今後気分よく使う為に部品交換する事に。

☆チェンブレーキが掛かったまま使って溶けたカバー

☆交換の為バラバラにしたカバーAssy

さて、このG3700は実験機としてスチールのガイドバーとPS3を装着。

☆G3700 PS3仕様!
私の仕事では使い物にならないMS201は手放してしまい、ガイドバーが何本か残っており、
勿体ないのでG3700に付けてみる。
先シーズン始めて使ったピクセルチェンが好評だったので、これで比較して見ましょう。
スギハラにも同じ仕様のガイドバーは有るが、品質はスチールの方が良いと確信しています。

☆ガイドバーはゼノアに合わせて穴開け加工
当然ガイドバーはそのままでは付かず、まったく新規に穴開け加工。
オイルの供給はアジャスターの穴を長穴にして貫通させる手も有るが、
今回は別途オイル用の穴を開ける。

ソーチェンはスチールなら55Eなのだが、残念ながらゼノアには55Eでは短くて付かないので
機械屋さんで120E切りっ放しを分けてもらい、現物合わせで自分で製作。
結局56Eでジャストフィット。
初めてのソーチェン繋ぎはジョイントを1個失敗しただけで2回目で成功。


せっかく整備してもチェンソー仕事は秋まで無いだろうから、仕事が始まったら
車に積んでおいて、林道の通行に支障になる風倒木があったら試し切りでもするか。

あ!自分も試してみようと思っているあなた。
PS3は3/8インチなのでリム(ドライブスプロケット)も変えないとダメですから。


オイルポンプ

2013年02月24日 | チェンソー

G3700のオイルポンプ

オークションで落札したG3700が来たので整備がてら今回はオイルポンプの話。

社外秘の情報かと思いますが、G3700は2007年からオイルポンプにいくつかの変更が行われております。

また、G3700ではクランクシャフトのクラッチ側ネジ部が折れるトラブルが発生した為、
2007年にクランクシャフトのWPC処理を行い強度アップされ型番もG3701に変更となりました。

さらに2008年10月より型番がG3711になり、燃料タンクがG4200系と共通になります。
(赤いタンクは0.42l・黒いタンクは0.44l)
スターターの形状が変更となり丸みを帯びた形になる。
具体的な内容は分からないが、キャブレターもそれまでと違う物に変更されている。

☆旧型オイルポンプ ~2007/5
ウオームギヤ・ブッシュ無し
オイルポンプ・黄色キャップ

2007/6~2007/9 ウオームギヤ改良品に変更(ブッシュ入り)
オイルポンプの変更無し(黄色キャップ)
*さらに古いオイルポンプは赤や白のキャップ有り。

☆新型オイルポンプ 2007/9~

ウオームギヤ、オイルポンプ共に改良品に変更(旧型からの交換はセットに限る)
ウオームギヤ・ブッシュ入り
オイルポンプ・金色キャップ
一見して新旧が分かる様にオイルポンプの外観を変更し、ZENOAHの刻印が入る

☆新旧ウオームギヤ

モジュール変更に伴い旧モデルへはポンプとウオームをセットで交換する必要が有る
歯車のピッチ円直径を歯数で割った数値をモジュールと言うが、難しい話はどうでも良いか。
百聞は一見にしかず!

☆新旧オイルフィルター

オイルポンプ信頼性向上の一環として、オイルポンプへのゴミ侵入を防ぐ為メッシュが細かくなる。
新型は旧型への上位互換品で、パーツの供給は新型しか無いと思われる。

☆スチールのオイルフィルター
スチールのオイルフィルターは、こんなので良いのかと思うくらい目が粗いので、
タンク内へゴミを入れない様十分気をつけて。


未確認ではあるが、G5000系他同じポンプを使っている機種は同様の改良品に変更されているらしい。
(資料でのみ確認)

オークション等で中古のポンプが出品されている事があるが、旧型の購入は考え物。
新型の新品価格がセットで4000円位なので、新品に交換した方が結果として得策う。

 

G3700系は保管時にオイルポンプからチェンオイルが滲み出してベトベトになります。
スチールのチェンソーではその様な事はないのでポンプの構造的な物と思われる。
対策としてはチェンオイルを抜いておくのが一番で、オイルの量がポンプの吸い込み口より
低ければ漏れ出す事は無いでしょう。

 


ソーチェンのデプス、補足

2013年02月15日 | チェンソー

ピクセルと21BPXのデプス形状の違い!補足

☆上から95VPX・21BPX・H23(20LP)

この写真を見るとピクセルと21BPXではカッターデプスの形状が違う事が分かります。
また、21BPXとH23(20LP)のデプスが同じ形状である事も分かります。

☆0.325用のデプスゲージをピクセルで使う場合は穴を広げれば使えそう
 穴を広げたデプスゲージは0.325に使うとガタ付くので兼用にはできず
 ピクセル専用になってしまいます。


ソーチェンのデプス

2013年02月14日 | チェンソー

ソーチェンのデプス測定

ソーチェンのデプスがどの位なのか気になって、マイクロメーター式デプスゲージ
をオークションで落札。昨日届いたので早速計ってみました。

☆マイクロメーター式デプスゲージ
NSKの文字が見えますがベアリングのNSKではなく、日本測定工具と言う
今はもう無くなってしまった会社らしいです。

☆マイクロメーター式デプスゲージの使い方
マイクロメーター式デプスゲージは写真の様に当てる事で正確な実測値が得られ、
1/100mmの精度が得られます。
通常デプスは0.6-0.65mmと言っておりますが、ここで計った95VPXの実測値は0.5mmと言う所でした。

☆ハスクのデプスゲージ
ハスクバーナ社製のデプスゲージはとても使い勝手がよいのですが、0.325・21BPX(H25)用は
95VPX(H30)と若干プロフィールが違うので兼用は出来ません。
しかし、1.3mmゲージの20BPや20LPではデプスの形状が21と同じなので0.325用を使います。
95VPXはコンビゲージの設定しか用意されていないのが残念。

☆ハスクのデプスゲージ2
ソーチェンにはまる先端の幅が違うが、穴の形状が違うのが兼用できない最大の理由

☆95VPX(H30)用はピクセルマークが付いている

☆95VPXと95VP
昨シーズンの最後に使った95VPはデプス調整をしていなかったので計ったら0.13-0.3mmと高すぎ。
早速デプス調整を行いましたが写真下の95VPはドライブリンクの形状からカッターのデプスと一緒に
削る量が多くちょっと大変。
このドライブリンク形状の違いは95VPXと95VPの違いではなく単にロットの違いと思っています。
オレゴンのソーチェンのドライブリンクは穴あきと穴無し等、ロットによる違いが有るのは
製造工場の金型の問題と思っていますが事実はどうでしょうか?
出来ればドライブリンクは穴あきがよいですよね。


デプス調整でちょっと滑り気味のデプス用ヤスリはやめて新しい物に変えたらなんと快適な事。
デプス用ヤスリも高い物では無いので丸ヤスリ同様ケチらないで新しい物を使えと言う事。

☆ニシガキのデプス落とし
買ったきり使ったことが無いニシガキのデプス落としはどうかと思ったら、
新しいソーチェンではカッターが当たって使用不能。
通常新品ソーチェンのデプス落としは行いませんが、ニシガキのデプス落としはカッターの長さが
5.5mm以下にならないと使えないです。

 


 


エアフィルター

2013年02月10日 | チェンソー

エアフィルターメッシュ

以前撮影したエアフィルターメッシュの写真が出て来たのでその紹介。

☆MS201とG3700のエアフィルター

この写真の目盛は顕微鏡の接眼レンズに仕込んだ接眼ミクロメーターの目盛で、
これだけで実寸を出す事は出来ません。

このメッシュの写真を見るとMS201は約5目盛、G370は約3目盛です。
下の写真に照らし合わせると5目盛は約7/100mm、3目盛は約4/100mmとなります。
この写真からMS201のメッシュはG3700と比べて約10:6とかなり荒い設定になっている事が分かります。

☆接眼ミクロメーターと対物ミクロメーター

顕微鏡の観察では、観察している物の実寸を計る時は接眼レンズにミクロメーターを仕込み
対物ミクロメータと重ね合わせる事で実寸を出します。
写真では長い方の目盛が対物ミクロメーターで1目盛1/100mm。

この撮影では生物顕微鏡を使って28倍での撮影ですが、さらに低倍率が欲しい時は実体顕微鏡を
使いますが、どちらも通常の撮影はコンパクトデジカメでコリメート撮影を行います。
それより低倍率でよい場合はマクロレンズとなり、私の資料撮影ではよく使っています。