村人の気まぐれブログ

村人の気まぐれブログ

植え付け鍬

2013年05月25日 | 林業その他


☆本日の残雪

北海道でも私たちの地域はまだ積雪が有り、昨年の写真比べると雪解けが1ヶ月遅れです。
昨日は補植という仕事でしたが、林道には一部雪が残っており、人力で除雪をして現場に
たどり着く様な状況です。


植え付けの道具と言えば鍬ですが、ネットで調べると鍬には色々あり、私が使っている物
は他の地域では使われていない様なので、この地域独特の物かも知れません。

☆植え付け鍬

エゾマツ等は根も大きく必然的に穴も大きく掘ります。
私の地域ではビッシリと根の張った笹地や石ガラやら、粘土質でコンクリートの様に
固い地面まで様々で必然的にこの形になったのでしょう。
頭にネジが4本有りますが、これは鍬やクサビの抜け止め。
以前クサビが抜けたのに気がつかず、ブンっと振り上げたら鍬の頭が空を舞った事が有るので
それ以来クサビの状態には気を遣う様になりました。

 


PDFカタログ

2013年05月25日 | 林業その他

仕事が始まりなかなか更新出来ませんが久しぶりの投稿です。

昨日STIHLのニュースレターでカタログがダウンロード出来る様になったとお知らせがありました。
以前よりゼノアやハスクのカタログはPDF化されておりましたが、スチールの日本語版カタログが
PDF化されたのは初めてではないでしょうか?
(英語版は以前よりPDF版が有りました)
これでスチール・ハスクバーナ・ゼノアのカタログがすべてPDFで見られる様に成りました。

それぞれのカタログはメーカーのホームページからダウンロード出来ますので説明は要らないですね。

そのハスクのカタログを見ていて聞いた事のない型番のソーチェンが有りました。
今まで気がついていないだけで、以前から21VPと言う型番は有った様です。
ハスクでは21BPXを採用していないので21BPの名称が21VPに変更された様に思われます。
しかし、カタログにはブルーカッターじゃないのに95VPXと言う表記も有るので何なんでしょうかね?


UPSご臨終

2013年05月14日 | その他

村人の家ではCLASSIC PROのUPS1500LXと言うUPS(無停電電源装置)が2台稼働しておりました。
CLASSIC PROはPA関係のショップブランドで、そこそこ使える物も多いのですが、
PA業界では安かろう悪かろうな製品というのが一般的な認識かと思われます。

1台はPC用で、停電時にバッテリーがカラになるまで動かしたらバッテリーケースが脹らんで
使用不能に。
さらにトランジスタ根本の基盤が焦げていたがこれはバッテリー交換で動いたのでそのまま稼働中。

もう一台はTVやHDDレコーダーの録画のバックアップ用で、一度も停電で稼働はしていないはずだが、
一昨日の昼に電源が落ちており、おかしいと思い中を開けたらトランジスタが2個爆発していた。

☆CLASSIC PROのUPS1500LX


☆爆発したトランジスタ

☆写真追加
今基盤の裏を見ていたら爆発の原因?もしくは関連と思われる所を発見。
左の二つが爆発したトランジスタの半田付け部分ですが特に問題は無し、
しかし、爆発していないトランジスタの基盤のパターンが溶けています。
何でこんな所が溶けたのかは分かりませんが関係が有るんでしょうね。

 

以前使って居たオムロンのUPSと比べると基盤の作りがまったく違い、
どんな製品も安物はそれなりの安かろう悪かろうな製品でしかないという教訓。
APCと言うメーカーのUPSは業務用のシステムに使われているそうなので、
次回買う時はそれにしようと思います。


アイシング防止策

2013年05月07日 | 刈り払い機

☆朝起きたら真っ白け

今日から仕事始めの筈が昨晩からの降雪で今朝も真っ白け。
植え付けがまだ出来ない状況なので地ごしらえの予定が仕事は中止。
地面が見えないと地ごしらえは出来ないし、刈り払い機もアイシングを起こす。
今夜から明朝にかけて-5度の予報なのでアイシング防止のプレートを用意しておこう。

☆アイシング防止策

刈り払い機はチェンソーの様に夏冬の切り替えがないのでアイシング防止策で
こんなプレートを付けます。
材料は煙突でゴロゴロ転がっており、ステンレス板は一番安価な素材。

さて、仕事も無くなったことだし二度寝でもするか。


PS3 vs 95VP その二

2013年05月03日 | チェンソー

今年は本当に天候不順で、昨日の朝も雪が積もって真っ白け。
今も外では雪がちらついています。

☆5月2日の朝
5月に平地に雪が積もるなんて初めての経験です。

 

とりあえず、95VPを2日・PS3を1日使って作業終了。
次のチェンソー作業は10月以降と思われるのでわずかな日数での使用感を。

まず、一番感じたのがガイドバーを短くした事による変化。
1・2日目は95VP+33Cmガイドバーでしたが、40Cmガイドバーと比べると楽。
冬場まったく仕事をしていなくていきなりチェンソー仕事はきつい筈なのに、そうでも無かった。
MS201は手放してしまったので比べる事は出来ませんが、MS201+40Cmガイドバーと重量面で互角かも。
枝払い時にキックバックは良くある事ですが、その弾かれ方が小さくて安全面のメリットが大きい。
さらにガイドバーが短い事によりソーチェンが外れる事も少なくなった気がします。
枝払いで弾かれた時など、40Cmバーなら外したと思う様な感触でも外れていないので、
実際短いガイドバーの方が外れづらいのでしょう。
21BP+40Cmガイドバーと比べると本当に安全で楽で、もうこれからは40Cmガイドバーの出番が
無くなるかも。

肝心の切れ味の話ですが、内容がトドマツの間伐で、柔らかい樹種と言う事をお断りしておきます。

まったく新品のソーチェンではその差は小さく、どちらも土に突っ込んだりした訳ではないのに
途中で切れ味が悪く感じ、同じ位のタイミングでソーチェンを交換しました。
95VPはデプス落としと目立てを行い、翌日は最後まで切れ味が落ちて仕事にならない感じが
せず、1本のソーチェンで1日の仕事を行う事が出来ました。

(村人は基本的に作業中に目立てはせず予備を2本携行して交換します)

95VPの事が有ったのでPS3は新品の予備チェンのみデプス落としと目立てを行って携行。
仕事始めは特に可もなく不可も無しでしたがやはり途中で切れ味の悪さを感じてスペアと交換。
交換したPS3は木にスーッと吸い込まれる様に切れて、その後は最後まで問題なし。

私の仲間内では新品のソーチェンは切れ味が悪いというのが常識で、新品は一度目立てをしてから
使う人も居る位。(その時、デプス落としをしたかは未確認)


PS3vs95VP まだ十分に使い比べたとは言えないので今回は仮の感想と言う事で簡単に書きます。
新品はお話にならなかったので、感想は目立てとデプス落としを行ったソーチェンについてです。

最初の切れ味はPS3の方がかなり良く感じました。
しかし、その切れ味は長く続かずいつの間にかどちらも同じ位の切れ味になった感じ。
95VPは木に吸い込まれる様な感覚は有りませんが切れ味は良く、切れ味の落ち方は緩やか。
どちらもデプス調整による影響が大きいと思われます。

ガイドバーの長さがPS3は2Cm長いのですが、その差も何となく感じる様な感じない様な、微妙な感じ。
95VPの方が何となく取り回しが楽な感じがしたのは気のせいか?
はっきりした結論はまた秋以降に続く・・・


今回、気になって手持ちの新品ソーチェンのデプスを計って見ました。
その結果、デプスが高い物が多く、左右の高さのばらつきも大きかった。

☆デプスの確認に使ったデプスゲージ
左はマイクロメーター式でストックの状態
真ん中はダイヤルゲージ式でソーチェンの測定用に若干の改造有り
右は針先の様な測定子でドライブリムの消耗測定用

☆95vpの測定の様子


それぞれ手持ちの新品ソーチェンの右カッター・左カッターを測定した結果は以下の通り。
メーカーの標準値は以下のモデルはオレゴンが0.635mmスチールが0.65mmとなっております。

             L R 
95VP   0.61 0.38
H30     0.48 0.39
95VPX 0.50 0.38
H23     0.38 0.31
21BPX 0.35 0.32
PMC3  0.25 0.29
PS3     0.37 0.45

ちなみに、95VPをハスクのコンビゲージのソフト側でデプス落としをした直後の数値は
左右共に0.6mm程度でした。
ソフト側で調整してあるはずの廃棄寸前の21LPでは0.6と0.8とばらつきがあります。
ハスクのデプスゲージではハード0.6mm・ソフト0.8mm程度と思って居ましたが勘違い?


※以上の測定はあくまでも参考値で絶対的な物とは言えません。

測定に使ったデプスゲージは少し傾いただけで数値が変動するので、測定の数値は十分な信頼性が
有るとは言えません。
しかし、新品のソーチェンのデプスは左右にばらつきがあり、標準値より低い事はあり得ない、
と言う事だけは言えそうです。

新品のデプスは鉄板を打ち抜いた時にフチに盛り上がりが出来ます。
ハスクの斜めに落とすタイプのデプスゲージで落とした物はデプスの頂点が尖っているので、
頂点が平面に落とされた物と比べると、同じ数値でも木に食い込んで、測定値より低いデプスと
言えるのかも知れません。
最終的には樹種とマシンパワーのバランスを感じながら調整していく事が必要なのでしょう。

私たちは1日の仕事が終わってから、たとえソーチェンが切れる状態であっても毎日
目立てを行うのですが、その切れ味の差を感じられない人は標準値以上にデプスは落とさない
方が良いでしょう。
フリーハンドでのデプス調整は要注意で、標準値以上にデプスを落とす時は測定しながらでないと、
極端に落とし過ぎると振動が大きくなったり、良い事はないです。


昨日会社のMS192の整備を頼まれたので各部の点検清掃とソーチェンの目立てを行いました。
薪作りで少ししか使わないので各部の痛みは無し。
しかし、ソーチェンのデプスが1mm近くて、マシンパワーを考慮すると低すぎ。
他の人に頼んだ時に誰かが落としたのか?
それでもPMMC3は切削幅が狭いので何とかなっているのか。
試し切りはしていないのでその辺は不明ですが。

 

何人かの仲間に廃棄のソーチェンをもらえる様頼みました。
おそらく、私より多くデプスを落としているはず。
私は今までソーチェンのトラブルを経験していないので、トラブルの起きたソーチェンが
どの様な物なのか、またいずれ研究の結果を書く事が出来るかも。
とりあえず秋になるまでチェンソー仕事は無いので、ブログネタもこれからは刈り払い機に
変わってくるでしょう。


ソーチェン研ぎ

2013年05月03日 | チェンソー

村人は今まで左手でカッターを押さえて(皮手着用)右手一本でヤスリを扱ってきたのですが、
ヤスリを真っ直ぐ送り出す事が難しくてカッターに丸みが付き、それ右修正する為に余分に
削る事が度々ありました。

それで、先日オークションで落札したチェンソーに付いて来た目立て機の事を思い出しました。
こいつのヤスリホルダー部分を撤去して、ソーチェンストッパーのみ利用する事に。

☆ソーチェンストッパー
ソーチェンをバックさせない為にはブレーキを掛ければ済む話ですが、横着者の村人は
毎回ロック解除が面倒で片手でヤスリを扱ってきましたが、これからはヤスリを両手で扱えます。
自分の立ち位置に合わせる自作の台は使いますが、滑って逃げるのでバイスクランプで固定。
ある程度大型のバイスで回転できる物が有ればそれも良いでしょう。
あくまでもヤスリの扱いやすい位置にチェンソーを合わせる事は譲れません。

☆ストッパー部
ストッパーは前オーナーが変な形に削ってしまっていたので、手持ちのステンレス板で作り直し。
通常はオリジナルのままで良いです。