村人の気まぐれブログ

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ソーチェンのカシメ

2014年06月25日 | チェンソー

少し身軽になる為オークション出品の毎日ですが、
久しぶりにチェンソーネタ!

昨日95VP100fの残りをすべて繋いじゃったのですが、
それで一つ気がついた事がありました。
同一ロットのジョイントなら一度データを出しておけば
初心者でもバラツキのない綺麗なカシメが出来るという話。

どの様な事かというと、そろそろチェンソー関係もオークションに
出し始めようかと思い、95VP100fの残りをすべて56Eに繋ぎました。
なぜ56Eかと言うと、私の居た職場では昨シーズンピクセル13インチが
標準だったからと言うそれだけの理由。

それで、十数本カシメたのですが、最初にカシメ具合をルーペで観察しながら
左のハンドルが何処で適正なカシメになるか少しずつ締めながら観察します。
その結果写真の位置が適正と言うデータがとれたので、それ以降は左側のハンドルが
真上に来た時に止めれば適正なカシメになります。
もっと早く気がついていたらカシメの失敗も無かったのに!

☆今回は左のハンドルがこの位置に来た時カシメ完了。
このハンドルの名称はTAKE-UP HANDLEだそうです。

 

☆ソーチェンをルーペで観察
一旦リベットを足りない位にカシメて、そこからタイストラップとリベットの隙間
(矢印部分)を観察しながら少しずつ締めて、最終的に隙間がない位置を探します。
その時のTAKE-UP HANDLEの位置を憶えておけば同一ロットのタイストラップは全て
同じ様にカシメる事が出来ます。

 

☆オイル
村人がリベットのスピンナー側に付けるのはこのオイル。
部分合成油のカストロールXF-08(車がディーゼルなので)
SM/CFと言うグレードはかなり良いオイルなのに安かったです。
エンジンオイルには極圧性能を良くする添加剤が入っており、
それがリベットのカシメの時にも良いのかと思います。

スチールに1リットル1000円位の高級チェンオイルが有り、
それがかなり良いとの話です。
それは#30等と比べるとかなり軟らかいらしいです。
村人は18リットル入りのスチールセフティークリーンしか使わないのですが、
これは糸を引く様なオイルでそのような添加剤が配合されているのかと思います。

現場人Vol.10の和氣邁さんの記事でチェンオイルは10W30のエンジンオイルを
使われていると書いて有りました。
エンジンオイルの方が安いかと言うとセフティークリーンの方が安いと思いますが、
潤滑性能が良いという話はなるほどと思いました。
チェンオイルに不満がある方は色々なエンジンオイルを試してみるのも良いかも。

 

☆BREAKER ANVIL

写真はソーチェンをカットする時の台でBREAKER ANVILと言います。
21BPや95VP等は.325なので325の部分を使う様指定されている訳ですが、
.325でこの分を使うとチョイチョイ脱線します。
そこで村人は裏面の1サイズ小さい90/91/92の部分を使います。
この部分に.325は入らないと思いがちですが、実はジャストフィットで
少しのガタもなくぴったんこはまるんです。
ソーチェンのカットでタイストラップがずれてドライブリンクを曲げてしまった経験の
ある方はお試しあれ。

ソーチェンのカットなんて簡単と思うでしょうけれど、カシメと同じ位
気を遣うシビアな作業なんです。


チェンソー目立て台

2014年05月05日 | チェンソー


先日のバイス固定台をチェンソー用に手直し。
チェンソー本体を乗せる台も作ってみた。

 

まだソーチェンの目立てはやっていないので使用感は分からないが、
台がぐらつく様ならまたクランプで固定しよう。

 

万力の台は910X38X184をそのままで、使い、
まな板状の台は転がっていた廃材。

 

今まで使って居た目立て台は軽いのと先端固定だったので安定感がいまいち


本日の目立て

2014年04月27日 | チェンソー

先日ヤチダモの大枝を玉切りした際突然切れなくなりソーチェン交換。
一見何でも無い様だが、枝に土が付いていた為ソーチェンにダメージを受けた模様。

今日は気が向いたのでその交換したソーチェンの目立て。

 

☆ガイドバーの固定

今日の目立てはこんな感じ。
目立てについてこだわりは無いので、スチールのFF1を使って楽して早く正確な目立て。
チェンソーの固定は、先日板に固定したバイスを使ってみました。
ガイドバーをバイスに挟んで目立てしている写真を見ますが、
ラミネートのガイドバーをがっちり挟むのは気が引けます。
チェンソーの重量は台に架かっているのでガイドバーはがっちり締め付けてはいません。
チェンソーの下の箱は身近にあった適当な物ですが、後ほどきちんとした台を作りましょう。

 

☆スペーサー

目立て後はソーチェンを元に戻すのでアジャスターを動かしたくないので
ガイドバーはアルミのスペーサーを使って固定。
複数のソーチェンを目立てする場合はこんな固定方法も有り。

 

☆ダメージを受けたソーチェン

ソーチェンの状態は目立てを行いながら観察すると1/4位(51Eなので6個位)がこのような状態。
他は目立ったダメージはないが、切れる状態が分かっているので変化は敏感に感じます。

 

☆カッティングコーナーが欠けたカッター

1個だけカッティングコーナーが欠けている物が有ります。

 

当然ガシガシ削って行く訳ですが部分的にカッターが小さい所が出来ます。
教科書的には一番小さいカッターに全部を合わせると成る訳ですが、
村人はシビアな仕事をする訳ではないので気にしません。
(研ぎ角が違うのは前回はFF1を使って居なかった為)

PS3を使って居た時は先端がかなり鋭いので毎日の様に欠けていました。
同じ角刃でも21LP等の25度に対してPS3は30度なのでその影響でしょうか。
ソーチェンは消耗品なので、けちらずドンドン削って行きましょう。

 


参考書など

2014年04月04日 | チェンソー

チェンソー作業の参考書は沢山あると思いますが、村人が買って良かったと思う物だけ紹介。

☆チェンソー作業

ハスクバーナのチェンソー教則本で、村人が一番最初に買ったチェンソーの技術書。
内容は写真が豊富でとてもわかりやすい物になっています。

今でもたまに読み返すと以前理解できなかった事が分かる様になっていたりします。
理解するのが難しい部分もあり、自分が出来る様になって初めて理解できる部分も
有りますが、それはどんな技術書も同じでしょう。
翻訳が直訳で意味不明だったり表現が悪い所が有ったり、ちゃんと校正出来ていないのか
内容に間違いと思われる所もいくつかあります。

持っている人は確認してほしいと思いますが、
25ページの受け口切りで「受け口の上切りは追い口と同じ水平切り」は
「受け口の下切りは追い口と同じ水平切り」の間違い。
同ページ広角受け口切り「伐倒僕が地面に倒れる前につるが折れてしまう」は
「伐倒僕が地面に倒れる前につるが折れない」の間違い等。

何はともあれ買って損のない一冊と思います。

☆伐木造材術

ジェフ本と言われている本で、チェンソー作業について役に立つ内容が満載。
現場では普通に行われている作業も日本では危険作業とされており書けない事が多い中、
翻訳本なので日本の安全基準にとらわれず、実践的な内容が良い。

☆現場人 道具と技

この本を購読している方は多いと思いますが、安くはないので村人はチェンソーに関係する物だけ購入。
すべてが役に立つ内容とは言いませんが、一つだけでも役に立つ事が有れば良しです。

今回Vol.10では27ページの和氣邁さんの切った巨大な伐根の写真に感動!
こんなに大きな伐根がテーブルの様に綺麗な一枚の面に成っているなんて神業。

この本にはたくさんの達人が登場しますが、チェンソー作業でイヤマフを装着していない方が多いのが意外。
せっかくイヤマフ付きのヘルメットを被っているのにイヤマフをしないで
チェンソー作業している写真もあるしねえ。

そういう村人もイヤマフを装着する様になったのはスチールのヘルメットを使う様になってから。
その前は定番のトーヨーを使って居たけど、耳の保護をしていたかは記憶にない。
今なら新人さんにはハスクかスチールのヘルメットを買わせると思うけれど、
村人が入った当時はチャプスさえ付けさせなかった時代だからね。

音楽を聴く事が好きな村人は機械整備の時もパソコンに向かってる時も、
一日中常に音楽を聴いているので今は耳を大事にしていますよ。

☆番外編

写真集「写真で見る北海道の森林と人々の歴史」
購入時の定価1500円

ネットを検索してもこの本はヒットせず、出版元の北方林業ホームページにも
記載されていないので入手可能かは不明ですが写真が盛りだくさんで素晴らしい一冊。

もう居ないけれど、私がこの仕事を始めた時にいた大先輩は中学の時から
山に入って大鋸で伐倒していたそうです。きっとこんな感じだったのでしょう。
右下の木寄せの写真では材の下側に人がいるのが怖いですね。(画像をクリックすると大きくなります)
昔の林業の様子をたくさんの写真で見る事が出来、163ページもあるのに1500円は安い。

北方林業ホームページ
http://hopporin.ac.affrc.go.jp/

☆テキスト

チェンソー作業の従事者は必ず講習を受ける事になっており、その講習でもらったテキスト。
講習は自腹じゃなかったけれど、12000円位とか言っていたかな?

<大径木等伐木作業用>と有るとおり、伐木の安全基準は胸高直径70Cm以上の大径木を基準とされている様です。
安全基準は70Cmもあるを前提に作られている様なのに、10Cmの木でも同じ基準で
作業を行うのが建前になっているのが何だかなー。
ずっとしまいっぱなしになっていたけど、せっかく引っ張り出したのだからもう一度読み返してみます。
チェンソー作業についてだいぶ理解できる様になってきているので、きっと新たな発見があるはず。


ヤスリホルダー

2014年03月29日 | チェンソー

ヤスリホルダーのヤスリの突き出し量が気になったので計ってみました。
測定したホルダーは4種類9本。
こんなに沢山ヤスリホルダーを持っているのは笹狩り刃にも使うから。



☆ヤスリホルダー

ヤスリ:ゲージ
4.0mm 3/8(9.52mm)
4.8mm 325(8.25mm)
5.2mm 3/8(9.52mm)
5.5mm 404(10.26mm)

☆測定箇所

測定箇所はホルダー真ん中のへこんでいる場所



☆デプスゲージ

右のデプスゲージで計り始めたら測定子の中央が当たっていない様なので
左のゲージで計り直した結果が以下の通り。

ヤスリ:突き出し量

4.0mm:1.20mm
4.0mm:1.15mm

4.8mm:1.30mm(オレゴン)
4.8mm:1.35mm
4.8mm:1.35mm
4.8mm:1.38mm
4.8mm:1.40mm

5.2mm:1.60mm
5.5mm:1.35mm

5.5mm用のホルダーが5.2mm用より突き出し量が少ないのは予想外。
ヤスリが太いと突き出し量が多いと思っていたけどそうじゃないんですね。
5.5mm用はソーチェンが404なのでスチールの資料を調べてみると
325や3/8のデプスは0.65mmに対して404は0.8mmとなっている。
さらにカッターも大きくヤスリホルダーが当たる距離も遠くなる事も
考慮されているのか。
本当のところは分からないがそういう設定なのだという事だけ理解しておこう。

☆ヤスリホルダーの当て方

ヤスリホルダーは図の様に当てる事でヤスリが正しい高さになります。
カッター上面とヤスリホルダーの面が合う様に使うとヤスリの突き出し量が
高くなり、バックスロープになったりするので要注意。
笹狩り刃で使う時はデプスゲージが無いので刃先の状態を見ながら
ホルダーの傾きを調整します。



☆325と404

404のソーチェンは見たことが無いのでカタログの写真を
おおよその比率で並べて見ると404はでかい!

オレゴンのソーチェンで矢印の所に付いている数字はデプスの指定値。
25=0.025インチ=約0.6mm
30=0.030インチ=約0.8mm

 


枝下ろし

2014年03月21日 | チェンソー

今週は樹に登りチェンソーで枝下ろし。
1本目は無事終える事が出来たが、2本目は装備不十分だった為怪我をしないうちに中止。
今回は予算の都合などもあり木登り器を準備できなかったのと、冬の間に重くなった体重が敗因?

素人の高所作業は真似して怪我をされても困るので、作業や装備に関しては載せない事にします。

☆一本目

胸高直径70Cmほどの樹です。
切った枝の直径を計ってみると24Cmあり、枝の重量はかるく50Kgを超えていると思われます。
樹の中程に以前切った枝のあとがありますが、これは30Cm位です。

樹上の作業は簡単に思えても大変危険な作業。
大枝を切るという事は超偏心木の伐倒みたいな物。
簡単に見える作業もよく考えてやらないと痛い目に遭います。

☆枝の元

参考までに切った枝の元を拾ってきました。
根本には巨大な力がかかっていたので、追い口を入れていった時に割れた様子が分かります。
年輪の数を数えると約40年。

☆二本目

今回の目的はこの樹の光ファイバーの上に張り出している枝を落とす事。
ついでに枯れ枝や折れた枝も落として綺麗にしてやりたいと思ったのだが・・・

☆ハシゴ

今は雪が積もっているのでぎりぎり三又の所までハシゴで登れるが、雪が無いと届かない。
一人作業なので転落防止策はしっかり用意したが、三又の所に雪が残っており危険な状態。

枝を数本落とした所で枝がハシゴに当たりずれた!
これじゃハシゴで下りる事が出来ないので転落防止用の親綱で一旦降りる。
これはもう作業はやめろと言う事だと理解して今回の作業は中止。
また必要な装備をそろえて再挑戦する事に。

☆作業中止翌日

今回特殊伐採の真似事をしてみたら樹の上は想像以上に高い。
気持ちがびびってしまった時点でもう危険な状況下。
冬場にリバウンドして重くなった体重も危険要素の一つ。
次回は不足の装備をそろえた上で、体重の軽くなっている秋にでもやってみようかな。

☆ソーチェン

蛇足ながら、今回枝落とし用はG3711にに20LPを装着したのだが、昨年の実験で
角刃の切り口が毛羽立っていた事を思い出し95VPに変更しました。
枝落としをした切り口が毛羽立っていると良く無さそう、と言う根拠のない理由から。

今日は大型の低気圧のせいで天気は荒れ模様。
吹雪による事故が起こらないと良いのだが。

天気予報では来週から一気に気温が上がるそうなので通路の両脇に2m以上積み上げた雪も
一気に溶けてくれるかな。


中古ブレーキバンド修正

2014年02月23日 | チェンソー

前回の記事で、ブレーキバンドを曲げ直して使えそうと言うコメントをいただきました。
それに対してブレーキバンドはスプリングと同じ材質の様なので無理でしょうと書いたのですが、
やりもしないで決めつけた事が気になっていたので試してみました。
結果はいけるかもしれないという事に!



☆前の記事にも載せている新旧バンドの比較。

☆形状を修正した古いバンド

新しいバンドに合わせて曲げ直しをしたい所ですが、
新しいバンドはもう組んじゃっているので感で修正。
素手ではなく、バイスに挟んで形状の修正をしました。

☆修正は確認しながら

ブレーキバンドの曲げ直しはケースにセットした状態を確認しながら。
バンドが解放状態でグルッと一周接触する様に。



☆修正完了

最終的にこのくらいまで修正すると完璧でしょう。
この状態で、バンドを作動させる部分を引っ張って戻した時に同じ状態に戻れば良いです。
あとは実際にブレーキが作動して温度が上がったときにこの状態が保たれていればよし。
と言っても、村人の道具は常に完璧でないと気が済まないので、
中古パーツは応急処置以外使わないです。

☆ブレーキによる焦げ

このカバーはチェンブレーキが作動した状態で無理矢理回したのでしょう、焦げています。
チェンブレーキが作動したときこの辺りが一番強く当たるので高温になるのでしょう。
村人も新人の頃に使って居た初号機は少し焦げていたかも。
今ならチェンブレーキが作動するとすぐ分かるのでこんな事は起こりません。


G3700ブレーキ

2014年02月06日 | チェンソー



予備機のG3700のブレーキが引きずっているのでブレーキバンド交換。
このチェンソーは入手時からブレーキは引きずっていた筈だが今までは気にせず。

先日、春先の除雪で硬くなった雪を切り出す為の仕様に変更したとき、
ソーチェンの張りを調節しようとソーチェンを引っ張っても動かず。
順方向には動かないのに逆方向には動くのでおかしいと思い、
よくよく観察するとブレーキバンドの引きずり。



使用中にブレーキ周りにオイルが付くと滑るので気にならなかったが、
整備でブレーキ周りのオイル等を綺麗に拭き取ると、わずかな接触でも
抵抗となりソーチェンが動かない様子。

G3711のブレーキバンドは色がシルバーに変わっていた事を思い出し、
これは対策部品に変更されたに違いないと確信して部品の手配。
そういえば、初代のG3700Hもブレーキバンドが薄くなっていたことを思い出す。

☆分解清掃

整備の第一歩はパーツのクリーニングから。
手配した部品が来るまでこのまましばらく放置。


☆ブレーキバンド

部品が来たので早速比較。
黒が旧部品でシルバーが対策部品?
ブレーキバンドはスプリングと同じ材質の様で、旧部品は手で広げても形状が変化することはなく、
開放状態での形状が見直されたのでしょう。
シルバーの部品の方が厚い様に見えたのでマイクロメーターで測ってみた所
どちらも0.52mmなので厚みは同じ。


☆開放状態

写真上が旧部品で、開放状態で広がりきっていない。
上の矢印部分がブレーキドラムに当たって減っていた部分。
写真下の新しい部品はカバーの中で目一杯広がっております。

☆3711との比較。

写真上がG3711Hで下が今回手配した部品。
手配した部品の色がが若干違うの個体差なのか、さらに仕様変更なのかは不明。


そろそろ書きたいことも書き尽くした感が有るのでしばらく更新は無いかも。
2014年6月30日にブログが消滅するまであと何回更新出来るか。


チェンソーシーズンオフ整備

2013年12月04日 | チェンソー

G3711HとG5001HPはしばらく出番がないのでシーズンオフ整備。
整備内容はほぼ同じなので写真はG5001HPをメインで。


☆チェンオイル

まずはチェンオイルを抜き、ゴミの確認を兼ねてコーヒーフィルターで濾過。
G3711Hと2台分を濾過しましたが、作業部屋では温度が低すぎてなかなか落ちないので
ストーブの付いている部屋で放置。
5001は#20で、3711は#30が入っていたのを混ぜちゃったのでちょっと粘度が高かった。


チェンオイルを抜いたら次はガソリンを抜きます。
キャブレター内のガソリンもすべて空にする為、一旦エンジンを始動してから
タンク内の燃料を抜き、その後エンジンを再始動してエンジンが止まるまで放置。


☆燃料濾過

刈り払い機とチェンソーから抜いた燃料を濾過してみました。
4台分の燃料に水分は認められませんがゴミはそこそこ。
プラスチック製のドリップ用はガソリンに溶けないか心配でしたが大丈夫な様子。
気になる方は磁器製を使われると良いかも。
ガソリンはすぐに落ちるので2人用の小さな物でも大丈夫でしょう。


☆ブレーキ周り

ガイドバーカバーを外すとブレーキ周りは切り屑でビッチリ。
本体側の切り屑はまあ、普通な状態。
今シーズンは途中からG3711Hに交代したので使用時間は30時間程度か?

☆ファン周り

スターターを外してファン周りに付いたゴミも綺麗に掃除


☆プラグ周り

G5000系は構造的にこの辺りに引っかかりやすいのか?


☆ホットエアー

ホットエアーに切り替えるとかなりゴミが回ってくるのでこの部分は毎日掃除が必要。

☆スターター

スターターの裏側を見ると掃除はしなくても良いレベルだが、綺麗にすると気分がよいので
ここもOHします。
ゼンマイにグリースを塗布すると水分や汚れで動きが悪くなるので使いません。
スターター周りの潤滑はシリコンスプレーを使います。
村人は毎年1回は開けるので長期の潤滑性を考慮する必要がありません。

☆一通りバラバラにしたら

一通りバラバラにしたら次はマジックリンで洗浄
写真を撮り忘れましたがオイルポンプが見える所までバラして、ポンプのギヤ周りも
点検清掃しています。

☆部品洗浄後

汚れの酷いパーツは台所の流しに持って行き、お湯とマジックリンで洗浄して今日はここまで。
翌日パーツが乾いたら組み付け作業開始。

☆ブレーキスプリング

ブレーキスプリングも気になったので開けてみたが、たいした汚れは無し。
開けたら綺麗に掃除をして元に戻す。

☆ハンドル

トドマツを相手にする事が多いのでハンドルに松ヤニが付く為テーピング。
前回はビニールテープを直に巻いたらノリが残ったので今回はマスキング用の
テープを巻いた上にビニールテープを巻いてみます。
テープは毎シーズン、オフの整備時に交換。

☆スパークプラグ

スパークプラグは8番なので、すすけていないか心配だったが問題なし。
95VP+13インチバーの組み合わせでMax16200rpm回るのでキャブはこれ以上絞らない。

☆メンテナンス終了

G3711Hもまったく同じ作業なので写真はアップしませんが2台とも作業終了。
これで又来年の出番が来るまでゆっくり休んでもらいます。


シーズンオフの整備はあとBC4410が1台だけ。
その後はブログネタも無くなりそうなので趣味の話でも織り交ぜましょうか。


メンテナンス・セーフティ・マニュアル

2013年12月02日 | チェンソー


G3711HとG5001HPはシーズンオフのメンテナンス中ですが、その話は後ほど。

☆メンテナンス・セーフティ・マニュアル

オレゴンのHPに7月1日付でpdf版『メンテナンス・セーフティ・マニュアル』がアップ
されていました。
http://www.oregonchain.jp/safety/index.php?page=manual

まだサッと目を通しただけですが、75ページに及ぶ内容の濃い物なので面白いかと思います。。

5ページ目の90Sと90SGのソーチェンにピクセルマーク?が付いています。
いままで95VP等をピクセルチェンと言いこのマークが付いている物と思っていましたが、
この表では「マイクロライト」と言うタイプのソーチェンに対して付けられるマークの様です。
しかし、95Rは9ページでは付いていない物が45ページでは付いていたり、
本当の所はどうなのでしょうか。

以前、21BPが21BPXに変わった時、カッターのプロフィールが変わったのでヤスリホルダーは
それに合わせた物が有るのか日本のオレゴンに問い合わせた所、ベンチグラインダーを使えと
何とも的外れな回答が帰ってきた事があるのでそれ以来オレゴンJPNに問い合わせるのは無駄と
思うようになりましたのでメーカーに聞く気はありません、悪しからず。

☆タイストラップのドット

45ページにドットを上にの記述がありますが当てはまらないケースもあります。

☆95VPのタイストラップ

以前アップした写真ですが、手持ちの95VP100fに入っていたタイストラップは写真の物でした。
このロットがおかしいのかと思われますが、このタイストラップは説明通り付けると左右の
タイストラップの出っ張りが逆になるので、リベット無しの方は裏返しに付けないとまずいです。
自分でソーチェンを繋ぐ方は要注意!