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村人の気まぐれブログ

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浅川マキ

2014年07月12日 | 音楽

たまには音楽の話など。
サムネイル画像をクリックすると大きな画像を見られます。

村人の中学生時代は試験勉強とか理由を付けて深夜放送を聞いており、
当時のオールナイト日本は今仁哲夫(てっちゃん)の時代でした。
どの様な音楽を聴いていたかは深夜放送の影響が大きかったと思います。

中学の頃はレッドツェッペリンやディープパープルの時代でしたが
浅川マキのデビューアルバム、「浅川マキの世界」は1970年なので
平行して聞いていたのでしょう。
LPレコードが15枚とCD7枚、LD1枚が手元にあります。


浅川マキは我々の年代の人間には特別な存在かと思います。
ライブに行った記憶があるのは神田共立講堂と旭川と池袋の3回。
その中で旭川の河原館のライブは大きめな蔵がライブ会場だったので
通常の会場とはだいぶ雰囲気が違いました。
1981年6月26日のライブです。
特に印象的だったのは本田俊之さんのサックスで、
タンボという名前だそうですが、穴をふさぐフタがたてる
パタパタと言う音が今でも忘れられません。
これぞライブ感という奴ですね。

     

 
1984年6月30日日池袋文芸座のオールナイト公演は
午後11時30分開演~始発電車が走り出すまでの長時間公演
ライブ映像はレーザーディスクが発売され、後にDVD化されたようです。

  

 

 

今日は久しぶりに浅川マキのレコードを聴いているのだが、
あれ!っと思うほど音が良い。
試しに同じアルバムのCDを聞き比べても明らかに音が違う。
思い込みとかではなく、公平に聞き比べても音が違うのは何故か?
オーディオでは音が変わる要因は多すぎるので何とも言えないが、
CDプレーヤーは古いけど当時の最高級品。
対してレコードプレーヤーはカートリッジがスタントンの普及品で
プリアンプが壊れたのでミキサーにイコライザーをつないだ
ちょっと残念なシステム。
残念と言ってもスピーカーはアルティックの620Aなので
悪くはないのだが。

それでも明らかにレコードの音は柔らかで情報量が多く、
CDの音はきつくて情報量が少なく感じるのはなんだろう。

最近はパソコンに取り込んだCDやYouTubeの音ばかり聞いているので、
レコードの音を忘れちゃったのかな?
レコードはひっくり返さなくちゃ成らないし、扱いにも気を遣うので
どうしても扱いの楽なCDやPC音源ばかりに成っています。

旭川のオーディオマニアのお医者さんと仲良くさせていただき、
そこのシステムを聞いてからオーディオは身分相応という事を
考える様になりました。
おそらく北海道で一番だろうと思われるオーディオシステムですが、
CDは一枚もなくアルバムは全てレコードでした。

今時の音楽ならCDも悪くはないと思うけれど、
ジャズやクラシックではまだまだレコードの良さが有るのでしょう。


TEAC V-5000

2013年12月14日 | 音楽



昨晩から吹雪で、天気予報を見ると荒天は月曜日まで続きそう。
もう玄関前に車を上げるのは終わりにして、今のうちに道路際まで下げておく事に。

仕事も一段落してチェンソーや林業絡みのネタがありません。
これからしばらくは趣味や日常生活のネタばかりになるので悪しからず。

今週はTEACのカセットデッキV-5000の修理を行ったのでダイジェストで。

このデッキは数年前に手持ちのカセットテープをデジタル化する為に中古で入手した物。
先週、カセットテープをCD化して欲しいとの依頼で使おうとしたらキャプスタンが動いていない。

早速バラして点検するとキャプスタンベルトの張力が無くなって滑っている。
ベルト交換についてネットで検索すると入手出来る所は分かったがこのサイズは品切れ中。
通販で入手出来る所は全滅なのでオークションを探すと出品有り!
キャプスタンベルトのサイズ:80φX0.5X5(純正6mm幅)

☆キャプスタンベルト

部品代と送料を合わせて630円なので早速落札。




☆カセットメカの取り外し

まずはカセットのメカの取り外し。
カバーを外したらメカ部のネジが5個とフロントパネル左右の2個、
合計7個のネジを外すとメカAssyが外れる。


☆メカの分解

メカを外したらベルトの取り外し。
スピンドルモーターの付いているプレートを止めているネジは4個。
サイドのネジはアームの下に1個有るので先にアームも外します。
上手くやればフライホイールを押さえているネジ2個だけでもベルト交換は出来るか?

☆新旧ベルト

到着したベルトと外したベルトを比べると古いベルトの外径の方が大きい。
キャプスタンベルトが古くなるとベトベトに溶けてしまうと言う事が良くあるようです。
ウレタン系のゴムは加水分解で劣化するので、キャプスタンベルトの材質もウレタン系
なのでしょう。

バラした物は元通りに組んで試運転するとヘッドが引っかかり、停止時にヘッドが
定位置に戻らない事があります。
ヘッドのメカを観察しながら数日考え込んでヘッドの位置を検出する接点の接触不良を疑う。



☆ヘッドのコントロール

ヘッドとピンチローラーの乗っているメカは左のモーターが動かしており、
矢印のカムが3つの接点を動かして位置の検出を行う模様。



☆位置検出用スイッチ

検出用のスイッチはネジ1個で止まっており、取り付け時は位置決めのピンが
穴に入っていないと壊してしまうので要注意。

スイッチAssyを取り外し接点をよく観察すると銅板の上に何か別の材質の接点を溶着している感じ。
材質が分からないので接点復活剤は使わず、紙ヤスリ代わりに二つ折りにした紙を挟んでゴシゴシ。



☆接点の汚れ

3回汚れ落としをしたら仕上げは紙にエタノールをしみこませて拭き取り。

接点を元通りに組んで動作確認。
接点のクリーニング後はおかしな動作も見られなくなったので完全に組み上げて
さらに動作点検。

今度は完全に正常に動いている様なので修理完了!

ちなみに、カセットテープをデジタル化するにはB's Recorderのダイレクトカット機能を
使い、音源をWAVファイルにしてCDに焼けばCDプレーヤーで再生可能。
書き込みは編集モードに注意。
レコードのCD化も同様に行えます。

カセットやレコードの音源をWAVにしたら無音分割機能で不要部分のカットと分割を行い、
ファイルネームをリネームしてCD-Rに焼いて作業完了。

WAVファイルの録音状態を確認するのはWindows Media Playerにインストールした
フルーティと言うプラグインを利用。
ピークメーター・UVメーター・スペクトラムアナライザー・スペクトログラムを
表示させると録音状態の確認が容易です。