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村人の気まぐれブログ

村人の気まぐれブログ

G5001Hグリース穴

2013年11月29日 | チェンソー

 

28日は初めて除雪車が入る程の降雪が有りいよいよ冬到来。
何となく気が向いたのでG5001Hのシーズンオフ整備を始めました。
そこで面白い物を発見

 

☆ニードルベアリングのグリースアップ穴

バラしている途中で目に入った見慣れない穴!
ハスクバーナのチェンソーにはクランクシャフトの先端からニードルベアリングへの
給油を行うよう指示されれているモデルがある事を思い出し、もしかしたらと思って
先端からグリースを入れるとこの穴から出て来ます。

この件について取扱説明書を再確認しても書かれておらず、いつから付いている穴なのか?
ゼノアやスチールはこの部分へのグリースアップは不要と考えて居るのかと思いますが、
何故不要な穴を付けたのか謎です。

クラッチドラムのニードルベアリングはアイドリングからクラッチが繋がるまでの間しか
動いておらず、クラッチが繋がった後は一体となって回るのでさほど神経質に成る事はない
と思われ、村人はドラムを外した時にグリスアップをする以外、気にした事はありません。

 

☆グリースガン

村人はガイドバーの給油に好んで使うグリースガンはこれです。
オレゴンタイプの物はイマイチだったので使わなくなりました。
中身は蛇腹の大きい物から移し替え、個人的な好みでモリブデングリース。
ガイドバーの先端なんて、給油してもすぐに飛んでしまうので何でも良いかと思います。


村人は機械整備の時もブログ書きの時も、いつでも音楽が流れています。
村人はここ数年モーニング娘。やハロープロジェクトがお気に入り。


☆モーヲタの総統閣下が紅白出演者発表にお怒りのようです。

モーニング娘。が紅白に出られない事を知った後、こんな動画を見つけました。
紅白出場を目指して頑張ってきたモーニング娘。が出られないのはとても残念ですが、
総統閣下がファンの気持ちを代弁してくれたようです。


枝打ち

2013年11月26日 | 林業その他

今シーズンの仕事は一旦終わり、しばらくの間はグダグダと。
気が向いたら道具の後片付けと整備を始めます。

11月は10年ぶり位で枝打ちの仕事を行いました。
枝打ちを行うのは赤エゾマツでしたが、やる事を知らされたのが前日で急遽手鋸の手配。
ホームセンターに万能目の替え刃が有ったのでそれで間に合わせる事に。
前回の枝打ちはトドマツで柔らかい為ビッグボーイの荒目を使いましたが、
赤エゾは枝が固いので荒目は適さないとの判断です。

他にゴム太郎270mmも有りますが、枝打ちを行うのは2mまでで、
村人が普通に手を上げた時の指先の高さ。
ゴム太郎での作業は辛そうなのでビッグボーイ万能目をメインで行いました。
その結果鋸刃はボロボロです。

☆作業後の鋸刃

写真はビッグボーイ万能目ですが、先の方は何ともないのに手元の方の刃が
曲がったり欠けたりしています。
午前中の作業を終えた時には刃の曲がりが酷く手鋸が折りたためない程。

親方の話では、枝打ちを上から下に向かって行うので、枝を切り抜て下の枝に
当たった時に横方向の力が掛かるからだろうと言っておりました。
なるほど!と言う事で午後からはその辺りを意識して作業を行います。

☆洗浄後

マジックリンで松ヤニを落とした後の写真です。
真上から見るとまるでアサリ出し下みたいですがそうではありません。

枝打ち作業は滅多にないので、とりあえずカナトコの上で叩いて平らにしました。
枝打ち作業はほとんど行いませんが、なかなか奥の深い所が有りそうな感じ。

さて、これから有り余る時間は何をして過ごそうか。


BC2711エンジン焼き付き

2013年11月07日 | 刈り払い機

村人は25年程自動車整備士をやっておりましたが、車は4サイクルエンジンばかりで
2サイクルエンジンについての知識は乏しい事をあらかじめお断りしておきます。


9月の中旬BC2711の仕事の最終日にエンジンが焼き付きをおこした模様。
仕事中はアイドリングも安定しており不調は感じませんでした。
焼き付きが発覚したのは、シーズンオフの清掃と整備を行った時。

最終日の作業はBC4410を使いたい程の、10年位放置されていたと思われる林道の道路刈り。
笹がビッチリの状態で、長時間エンジン全開運転をしたのが原因と思われます。
通常の草刈りだけなら全開運転はごくわずかなので焼き付きなどおこす事は無かったと思っております。

参考までにその時のエンジンセッティングの状況。
混合オイル:小分け容器の容量の都合でハスクLSを55:1で使用
キャブセッティングはHがメーカー指定値のminより1/8位薄め





☆プラグの穴から排気ポートを覗く

使っている時には分からない位の軽微な状態ですが、プラグの穴から
排気ポート周辺を覗くとポート上部にかじった痕跡があります。
マフラーを外してピストンを見ると、トップリングの上だけかじった痕跡有り。
そこで早速エンジンをバラして見ました。




☆ピストン

ポートから覗いたとおり、ピストンは排気側のトップリング上部だけ軽い焼き付きを
おこしています。吸気側もトップリング上部はツルツルだけど問題なし。

2サイクルエンジンの知識はないと言う前提で、話半分と思って欲しいのですが、
ピストンに入っているスジはラビリンスと言い、このスジがある事で若干でもオイルが
保持されて潤滑に役立っているのかと思います。
エンジンが動いている時にピストンが首振りをおこしてトップリング上部がシリンダーと
強く擦れてツルツルになったと想像します。
吸気側は常に混合気と接触しているので潤滑不足には成らないが排気側は高温の排気ガスが
もろに当たるのでトップリング上部の油膜は無くなってしまうのでしょう。


☆ピストンピン周り

ピストンを外してみるとピストンピンが紫色に焼けており、コンロッド小端部も焼けて
変色しておりました。
写真ではピストンピンの色が分かりづらいですが、明らかに潤滑不足で高温になった模様。
もうちょっとで大事になる所でしたがニードルベアリングはよく頑張ってくれました。




☆カーボンの堆積

このエンジンはゼノア40:1では白っぽく固いカーボンが堆積しました。
その後ゼノア50:1に変えたら黒くて柔ら無いカーボンが堆積しました。
そのカーボンは柔らかいので簡単に削り取る事が出来、掃除は楽でした。
昨シーズン残りのゼノア50:1・20リットルを使い切った後はハスクLSに変更
ハスクにしてから初めてエンジンをバラしましたがハスクLSの清浄性はとても良いと思いました。


エンジンをばらすとピストンの排気ポート側側面や掃気ポートが茶色く汚れています。
ピストンの排気側は常に排気ガスにさらされており、マフラーからの背圧の影響で排気ガスが
ピストン側面から掃気ポートまで入り込むので排気ガスの汚れが付いてしまうのでしょう。
これはしかたのない事です。

☆灯油で洗浄後

灯油で洗浄しただけでカーボン掃除はしていないシリンダヘッドにカーボンの堆積は
とても少ないです。
ゼノア50:1で堆積したカーボンはハスクLSの清浄作用で綺麗になったのでしょう。
ヘッドの6個の白っぽい丸はシリンダーにメッキをする時に付いた物と思われます。

☆ピストンの裏

同様に灯油洗浄しただけのピストン裏側も混合気が沢山当たったと思われる所はピカピカです。


エンジンのオーバーホール作業の大半はエンジンをバラす前に出来る限り汚れを落としたり、
その後の部品洗浄に費やされます。
後は部品さえそろっていれば1時間も有ればエンジンは組み上がります。

☆テルモの注射器

エンジン組み立て時にはシリンダー及びピストンやピストンリングには混合オイルを生で薄く塗布。
クランクベアリングやコンロッドのベアリングは奥なので注射器を使ってオイルを注入します。
注射器は以前、仕事でアクリル加工をするのに東急ハンズで購入した物。
接着剤として塩化メチレン(ジクロロメタン)を扱っていたのですが、
すぐにピストンのゴムが溶ける事もなく耐油性は良いみたいです。
耐油性が心配ならガラス製の注射器が良いでしょう。(この辺りはいつも通り自己責任です)

さて、せっかくエンジンをオーバーホールしたのだから、ついでにキャブレター周りも
オーバーホール。

☆燃料フィルター

村人が3年間使うと燃料フィルターはこんな感じ。
フィルター機能はまったく問題有りませんが、燃料タンクの中で転げ回るので
アルミ部分が減ってしまいます。高い物では無いのでついでに交換。

☆ガスケット

キャブレターのメータリングダイヤフラムとポンプダイヤフラムも交換したのですが、
以前予備としてストックしておいた部品のガスケットが一枚違っていて急遽手配。
エンジンの試運転は後日となりましたが無事にオーバーホール完了。

エンジンは新車状態に近いのでキャブレターセッティングは一旦ノーマルに。
少し使ってから規定値の範囲内で絞っていきます。



☆ついでにプラグの写真

プラグは1~2シーズンで交換します。
1シーズン500時間位使いますが電極の消耗は軽微です。
スチールは100時間毎にプラグ交換の指定しされていますが、良質の混合燃料を使って居れば
そんな短時間にダメになる物ではありません。
ゼノアのプラグギャップの指定は0.6~0.7mmとされていますが、始動時にスターターを引いた時の
スピードが低い為、村人は刈り払い機の場合0.5mm程度にしています。


今回の焼き付きを教訓に混合オイルは薄くならない方向でキッチリと管理。
ミクスチャもよりパワーを求めて薄くしすぎない様規定値の範囲から大きく
逸脱しない様にします。


部品の請求書を見たら、2711のピストンやシリンダーはけっこう安くて、
これ位なら3年に1回位交換になっても良いかなと言う程度の金額。
しかし、チェンソーのピストン・シリンダーはそこそこの値段になるらしいです。
(部品の価格は業販価格と一般価格で変わるかも知れないので書けません、悪しからず)

今回は道具に無頓着な人ならそのまま使い続けても気がつかない程度。
しかし、仕事の道具はケチってはいけません。
いつでも完全な状態を維持しないと現場で無駄な時間を過ごす事になります。


ストラップ

2013年11月05日 | チェンソー



☆荷締めストラップ

先週ちょっと思いついて使ってみた!
何の変哲もないダイソーで買った荷締めストラップですが、これが思わぬ便利グッズ。

☆現場まで

車から現場まで5分や10分歩くのは良くあること。
普通はチェンソーを手にぶら下げて持っていくのですが、この様にストラップをたすき掛けで
ぶら下げて行くととても楽です。
両手が空いているので安全ですし、現場に着いたらストラップは腰袋に入ってしまうので
邪魔にならない。
(ガイドバーのカバーも使わない時に腰袋に入る布製を付けています)
今使っているG5001HPの装備重量の実測値は6.7Kgで、移動のカラ歩きではけっこう重いです。

☆現場に着いたら

現場までリュックをかついでいく方には関係ないですが、村人は基本的に腰のベルトにすべての
機材をぶら下げて移動。
現場で燃料やチェンオイルを腰に下げない場合はこんな感じにしておくとひょいっとセットで
持ってこれるし、途中で脱いだカッパも一緒にまとめておけるので何かと便利。

さらにお昼に一旦車へ戻る時は蛍光ピンクのベルトを枝の高い位置に引っかけておけば
遠くからでも作業を中断した場所がすぐ分かる。


ガスバーナー

2013年11月03日 | その他



☆ガスバーナー

ホームセンターで売っている安物のガスバーナーです。
専用ガスを使う物も有りますが、これは物理的にはカセットコンロのガスを装着出来ます。
しかし、綺麗に燃えてくれません。

個人的な憶測ですが、液体のブタンがノズルに送り込まれているのが原因と思われます。

☆カセットコンロのボンベ

そこでカラになったカセットコンロのボンベを開けてみました。
カセットコンロは必ず切り欠きを上にして装着されますが、理由は此処にありました。
液体状のガスがレギュレーターに送り込まれない様こんなパイプが付いています。

それなら、ある程度消費したカセットならガスバーナーに液体のガスが送り込まれる事は
無いだろうと言う事で使いかけのガスを装着すると普通に燃焼してくれます。

☆バーナーの切り欠き位置

バーナーは下向きで使う事が多いので、前に向いていた位置決めの切り欠きを後ろ側に反転。
新品のカセットが使えないことに替わりはありませんが、たまにちょこっとしか使わないので
これで良しとしましょう。

いつも書いていることですが、私のブログの記事はほとんど自己責任の世界なので
真似される方が居ましたら自己責任でお願い致します。
書いた奴が悪いなんて言わないで下さい。


ちなみに、カセットコンロやライターのガスはブタンでプロパンでは有りません。
LPGは英語で"liquefied petroleum gas"液化石油ガスの意味があり、
家庭に供給されているプロパンガスその物では無い様です。
同じ文字なので紛らわしいですね。

再確認したらカセットには「可燃ガス LPG(液化ブタン)」と表示されていました。

20℃においてブタンの液化に必要な圧力は2.1気圧、プロパンは8.5気圧だそうです。
1気圧の時の沸点もブタンが-0.5℃に対してプロパンは-42.09℃なので冬期でも
ボンベは野外設置で大丈夫なのですね。
(家庭用のプロパンガスはプロパンにプロピレン・ブタン・ブチレンを混合したものだそうです)


ピクセル33Cmガイドバー

2013年11月03日 | チェンソー

ピクセル33Cmガイドバー

スギハラにBM2M-0H33Pと言う品番のガイドバーが有ります。

☆BM2M-0H33P

今まで95VP(ピクセル)33Cmガイドバーはハスクバーナ純正だけでした。
つい最近スギハラからピクセル33Cmガイドバーが発売されている事を知ったので
行きつけの機械屋さんに取り寄せてもらいました。

☆適合機種

写真左は昨年G3711Hに使っていたピクセル40Cmガイドバー。
写真右はピクセル33CmのBM2M-0H33P。

ラベルの適合機種はハスク346,440e,445e となっておりますが、実はこのマウントゼノアと共用の
BM Mountと言うマルチマウントなのでゼノアにもそのまま付ける事が出来ます。

☆スギハラマウントの資料

スギハラの古い資料によるとG3700系はBLマウント、G5000系やハスクの一部機種は
BCマウントとなっており、BMマウントは両者を共有出来るマルチマウント仕様で
アジャスターの穴が縦長の小判型に成っています。

私はG3711Hにはハスク純正33Cmバーのアジャスターの穴を広げて付けておりました。
G5001Hはハスクと同じ規格のマウントなので無加工で付けています。

3711用に穴を広げたガイドバーを5001に付ける事はまったく問題はないので、
予備のガイドバーは穴を広げた物を用意しても良いのですが、
せっかくマルチマウントの製品があるので、これは予備のガイドバーとして携行します。

ハスク純正のとスギハラを使い比べて見たい所ですが、今シーズンはこのガイドバーの
出番は来ないかな。

注:
ハスクに対応するマルチマウントガイドバーですが、550XPの様なカバー側に
プレートが付いていない機種ではアジャスターの穴がリブをまたいでしまい、
アジャスターの穴からオイル漏れをおこすのでマルチマウントの使用は不可らしいです。

いつもの事ですが、メーカーが指定している機種以外に付ける場合は
自己責任と言う事でお願い致します。