STIHL HP Ultra
北九チェンソーさんのブログでお勧めの混合オイルとして紹介されている
スチールHPウルトラ50:1オイルですが、価格が1Lで4536円(税込)と高く
使った事が有りません。
今までゼノア40:1→ゼノア50:1→ハスクLSとオイルを変えてきましたが
ハスクLS(現行はLS+)が信頼性とコストパフォーマンスのバランスが
良いと思い使ってきました。
ゼノア40:1のカーボンは堅くカリカリでピストンリングの固着有り。
ゼノア50:1のカーボンは柔らかくて除去しやすく、リングの固着は少ない。
ハスクLSはその中間という感じで、いずれも定期的なカーボン掃除は必要でした。
だいぶ前にSTIHL HP Ultraに関する実験を行ったと言う記事を見つけていました。
https://edisonsawshop.stihldealer.net/dynamic/stihlhpultraoilcomparison/
STIHL RB600と言うブロアーを500時間運転した結果だそうです。
シリンダーヘッドの写真がありませんが、ピストンは驚異的なほど綺麗です。
ピストンリングの固着も皆無でしょう。
もしこの記事通りの効果があるならば、たまに清浄剤代わりとして使ってみるのも
ありかと思いました。
このオイルの清浄性を整備費の一部と考えれば高い物では無いかも。
ブロアーとチェンソーは常に全開運転なのでカーボンの堆積も少なく、
条件は変わらないでしょう。
村人の場合、刈り払い機ではアクセル半開なのでカーボンが堆積しやすく、
今更ですがかなり興味を持ち、試してみたかったと思いました。
今後林業に復帰する事はなく、実証実験が出来ないのが残念です。
と記事を書いた後にBR600がどんなブロアーなのか調べたら4Mixエンジンでした。
ピストンの形状で4サイクルエンジンだと気がつくべきでした。
4サイクルエンジンはシリンダーに排気ポートがないので2サイクルほどは汚れないけど、
トップリングの上にカーボンが全くないのはやはり気になる!
スーパーゾイルは清浄性があり、堆積したスラッジを落とすと同時に金属面に作用して摩擦を軽減し、軽い焼き付きくらいなら補修する効果があるそうです。100mlボトルで1500円くらいだったと思います。357が焼き付いた時にシリンダーアッセン交換する前に間に合わせで使いましたが、ビックリするくらい効きました。
でも、古い機械だとスラッジで圧縮を保っている場合があるので、逆に圧縮がなくなる場合もあるので、新品時から定期的にスラッジ対策するとイイですね!
私もバイクが好きでずいぶん乗りましたが、そのほとんどが4サイクルでした。
2ストエンジンとの付き合いはこの仕事を始めてからなので詳しくはありません。
スーパーゾイルも林さんの記事を拝見して初めて知りましたが、もう必要になる事がないので効果の程を体験する事が出来ません。
スラッジについてはチェンソーでは気になる堆積は有りませんが、
草刈り用の刈り払い機はハーフスロットルで使用するので定期的なメンテナンスが必要ですね。
BC4410は地ごしらえと除伐に使うのでアクセル全開時間が多く、スラッジの堆積も気になった事がありません。