M's 備忘録

「頭蓋咽頭腫」という脳腫瘍の闘病記を主軸に、
日々の備忘録をブログにつづります。

年末からの波乱万丈14(頭蓋咽頭腫と、一般病棟での回復)

2010-03-22 15:52:50 | 闘病記
一般病棟に移ってから色々と開放されたことがあります。
 1.部屋から自由に出入りできるようになった。
 2.食事時のエプロンから開放された。
 3.点滴から開放された。
 4.飲み水の制限から開放された。
   (実際には制限されてますが、
    ベッドの側に大量の飲み物を確保できます。)
 5.毎回された本人確認から開放された。
 6.おしっこの管から開放された。
   (これが一番助かりました)

一般病棟に移ってその日に、早速自動販売機に
ジュースを買いに行ったのは言うまでもありません。

しかし、視野が確保されていない状況での徘徊は、
他の患者さんとの衝突により事故を起こす可能性が
あるため、本来はNG行為でした。

何度か徘徊する度に、看護士さんやヘルパーさんに
見つかって「Munejiiさん、どこいくの?」と
注意され、「お買い物したいんですが」と言い訳をして
連れ戻されることの繰り返しでした。

大分慣れて来たので、今は自分から
「買い物に付き合って」と
独身時代のように看護士さんを誘って、
買い物(ジュース、アイスがメインです)
に付き合ってもらうようになりました。

ただし、義理の妹が見舞いに来たときに、
ゴミ箱チェックをされてしまい、
「Munejiiちゃん」(チャン付けで呼ばれてます^^;)
「折角痩せてきたのに、アイス食べてまた太りたいの?」
と説教が始まります。(^^;
(義理の妹は、なにかと親身に私を心配してくれて
 ICUからの回復振りをとても喜んでくれてます)

でも、飲み物の飲んだ量を毎日自分でまじめに付けて、
おしっこもきちんと貯めるようにしていたら、
主治医の先生から、「大分問題無い様ですね」と
言われ、なんとリハビリの先生引率で「外出」まで
させてもらいました。(^^)V
(視野は相変わらず見えていないので、
 車の運転はおろか、一人で出歩くのは危険ですが)
自分が回復していくのを感じるのって、
とても良い感じです。

相方が見舞いに来てくれたときも、あまりの私の元気振りに
喜んでくれました。
でも焦らず、ゆっくり回復していこうと思います。

年末からの波乱万丈13(頭蓋咽頭腫と、一般病棟に移ってからの戦い)

2010-03-22 09:02:22 | 闘病記
一般病棟に移ってから直ぐに、
携帯のメールチェックと、
このブログ関連のチェックをやりました。
目の回復がまだまだだったので、
小さい文字が見えませんで、
携帯の文字の大きさを大きくしたりしましたが。(^^;
心配してくれる内容や、励まし、応援の
メールやコメントが多数で、うれしくて涙が出そうになりました。

それから、家族に一般病棟に移ったことの報告の電話です。
やはり、身近な人と話が出来るのは、心が和みます。

で、よいことばかりではなく、それなりに大変なことも。
「Munejiiさん、リハビリを始めますよ」
とリハビリの先生が来られて、リハビリを始めることに。
リ脳に若干なりとも損傷を与えかねない手術だったので、
脳の機能低下の確認と、その回復を行わないといけないそうです。
後、ICUで寝たきりの時間が長かったので、筋力低下も回復
させる必要があるそうです。
なので、リハビリは3種類日々受けることになっていました。
 1.反射神経、記憶動作の回復
 2.運動能力の回復(筋力回復も)
 3.短期間記憶能力(暗記等)の回復

1のリハビリ
 なんと、「立ち上がれない」んです。
 おとなしく車椅子でリハビリルームに移動して、
 リハビリ開始となりました。
 リハビリの先生いわく、私は
 「目の前にある障害物を避ける事ができない」
 んだそうで、視野が回復していないせいもありますが、
 一人で歩き回るにはかなり危険な状態だそうです。
 部屋にある物を指示されて、それを取ってくるという
 作業を繰り返すのですが、指示された内容を
 覚え切れなくて、すぐ疲れてしまいました。
2.のリハビリ
 1.のリハビリの通り、立ち上がれないので、
   もう少し動き回って筋肉をつける行為を
   中心に行うそうです。
3.のリハビリ
 これは、なんと最初から「高得点」でした。
 通常の人の成績よりもよかったりしたんです。
 どうやら、この分野に関しては、能力落ちなど
 微塵もなく、相当得意としていることが
 分かりました。
 (リハビリの先生がとてもかわいかったから、
  張り切ってしまった訳ではないですよ^^;)

初日はさすがにヘトヘトになり、
思わずジュースをがぶ飲みして、
見舞いに来ていた家族におこられました。
しかし、このリハビリも
毎日まじめに続けていってやがて
実を結ぶことになります。
家族との面会時間も増えたので、
めきめき回復していく自分が
よく分かります。慌てずしっかり
リハビリしようと心に誓いました。