M's 備忘録

「頭蓋咽頭腫」という脳腫瘍の闘病記を主軸に、
日々の備忘録をブログにつづります。

硬膜動静脈瘻(こうまくどうじょうみゃくろう)手術とその経過2

2019-11-20 23:40:00 | 闘病記
〜 2日目 手術日当日 〜
 もう朝から落ち着きません。
 手術開始が9時きっかりで、それまでには手術室に入っている必要があるので、手術の準備をします。

 1.手術用の術着に着替える。
   病院に予めお願いしていた術着に着替えます。
   足の付け根に穴を開けてカテーテルを入れる場合、足の血管に血栓が出来やすくなるそうで、それを防止するストッキングを履きます。
   術着は、肩から袖までが簡単なボタン留めしてあるもので、すぐ前半分・後ろ半分が剥がせるようになっていました。

 2.トイレを済ませておく
   手術開始から尿道に管を入れて処理するようになりますが、管を入れる前に出そうになってしまうと、衛生上良くないのかなと推測しました。

 3.貴重品をしまっておく
   手術開始から、一般病棟に戻ってくるまで2日程は自分のベッドが無人になり、誰かに盗まれる可能性が高くなるので、これはしっかりと部屋に備え付けのセキュリティーボックスに入れておきます。
   私の入れた貴重品はこんなものです。
    ・家の鍵
    ・交通機関カード
    ・スマホ
    ・財布
    ・健康保険証
    ・パスポート(身分証明に使ってます)
    ・身体障害者手帳
    ・特定疾患認定証

時間が来て、看護士さんが呼びに来ました。
看護士さんに案内されて、いざ手術室へ!


手術室に入ったら、先ず名前の確認です。
そうして手術台に横になって、点滴を腕に、心電図のパットを胸に血圧測定器を腕に、酸素量計測器を指先に、それぞれ付けていきました。

麻酔は点滴から流し込まれます。

そして、ゆっくりと夢の中へ・・・。



・・

・・・


ゆっくりと覚醒した場所は、ICUです。
全て終わっていて、しっかりと目が覚めました。

痛みは・・・、



管の入った尿道。

後は、結構熱があって、そのせいかちょっと頭が重かったので、氷枕を用意して貰って、念のため痛み止めの薬も処方して貰いました。

痛み止めのお陰もあって、手術日はこれで眠ることが出来ました。

これで一安心です。

硬膜動静脈瘻(こうまくどうじょうみゃくろう)手術とその経過

2019-11-19 23:40:00 | 闘病記
闘病記を再会させようとしたものの、
仕事上のトラブルで全く手がつけられなかったこのブログ。
無事手術も終え、一般病室に移れたので、
今更ながら再会です。

「頭蓋動静脈瘻の手術」

正式な術式名は「コイル塞栓術」と言うそうで、
くどいようですが、

「動脈と静脈が繋がっている部分にプラチナのコイルを入れて、
 そこに強制的に『かさぶた』を作って塞ぐ」

という手術だそうです。
また今回は、「全身麻酔」をして手術をするそうで、麻酔科医とのスケジュール調整が入って、11月と相成りました。


では、入院してから今日までの経過をば。

〜 1日目 〜
 まずは入院する病棟の受付で必要書類を提出して、入院の受付をすませます。
 提出する書類は、
  1.入院申請書(〜の手術するから〜が入院するね。保証人は〜だよ。という申込書。これは必須)
  2.診察券
  3.健康保険証
  4.お薬手帳(現在服用中の薬を病院が管理するためだそうです。)
  5.現在服用中の薬(入院日数分。これを病院側が管理するそうです。入院が長引いて足りなくなったら、病院側で補充してくれるそうです。)
  6.限度額摘要認定証
    今回の手術、プラチナなんて高価なものを頭に入れるので、手術費用が物凄い金額になってしまう可能性大なので、役所にこの認定証を申請しておきました。
    これで、こちらが支払う費用をあらかじめ抑えることが出来ます。
    (高額医療費の申請は、支払った後に返ってくる制度です。)

以上の6つ。

提出したら、看護士さんの案内で病室へ。
着替えやタオル類を棚に、貴重品は専用の鍵付きの引き出しにしっかりしまって、ほっと一息。

させてくれず、早速検査の呼び出しです。

手術前の状態確認の為、心電図と胸部レントゲン撮影に連れて行かれました。
ささっと済ませて、病室へ。
病室に戻ったら、今度は採血です。
血管が細くて出にくくなってきているので、毎回看護士さんが苦労されるのですが、今回は更に出が悪く、かな〜り痛い思いをしました。(T_T)

採血が済んだら、順に手術に関わるお医者さん方が挨拶に来られました。
 ・麻酔科医(全身麻酔をするので)
 ・手術担当医(今回は特殊な手術なので、部長さんです)
 ・主治医

大分時間が経って、そろそろ晩御飯の時間です。


が!!!

次の日の朝一からの手術なんだそうで、晩御飯から「絶食」そして夜中からは飲み物もダメという悲しい現実・・・。

歯を磨いて、早々にベッドに潜り込んで寝ちゃいました。