M's 備忘録

「頭蓋咽頭腫」という脳腫瘍の闘病記を主軸に、
日々の備忘録をブログにつづります。

視神経萎縮による視野狭窄になった目の見え方

2016-05-04 01:50:44 | 闘病記

世の中はゴールデンウィークで賑わってますが、
私は昨年からの体調不良の懸念があり、
3月からほぼ仕事をお休みしてました。

新しく借りていた拠点も4月に引き払い、
現在は元々の家の掃除と私物の整理をやっている毎日であります。

色々と不安に押しつぶされそうになる毎日ですが、
一つ、書いてなかった事を書いておこうと思います。

「視神経萎縮」による「視野狭窄」とは、実際どのように見えているのか、
今自分の目がまだ見えているうちに・・・。

視神経萎縮というのは、簡単に言うと「視神経が弱って、目からの情報を一部しか伝えられない状態」で、視力や視野にその症状が現れます。

私の場合、原因は、以下の2点。
 ・「脳腫瘍による視神経の圧迫」
 ・「脳腫瘍の手術の際、視神経に触った」

そして症状は、大きく以下の3点。
 1.「視野狭窄」
 2.「フリッカー認識能力の低下」
 3.「低コントラスト認識能力の低下」

では、症状別に一つずつ。

 1.「視野狭窄」
   目の見える範囲(視野)が狭くなった(狭窄した)状態です。
   私の場合、脳腫瘍による圧迫で弱った視神経側(外側と上側)が見えなくなっています。
   今、左目のみ見えていますが、その左目の外側である左側と、上側が見えていません。
   これで一番困るのは、私の左側から目の前を横切られると、
   「いきなり左から飛び出された」と感じてしまい、ビックリしちゃい易い事ですね。
   また、左側にあるものに気が付けずに、いきなりぶつかってしまうことも・・・。

 2.「フリッカー認識能力の低下」
   点滅している光だと、その点滅についていかず、点滅している光(蛍光灯の類)の下だと、
   極端に明るすぎて、とても見えにくい状態です。
   あくまで、「点滅している光」に対してなので、白熱灯なんかの「ただ光っているだけの光」の下だと
   結構見えやすく、白熱電球を使用している電気スタンドの下で、読書をするのはかなり楽です。
   このおかげで、デパートやショッピングモール等の、室内照明に蛍光灯を多数使用している場所では、
   眩し過ぎて、気分が悪くなることもあります。

 3.「低コントラスト認識能力の低下」
   コントラスト、特に色の濃さの差が分かりにくい状態で、特に白地に白系の物がある場所では、
   その物が認識できなくなります。
   パソコンの画面でも、背景が白一色だと、文字が見にくくて困るので、設定を変更して、
   背景色を濃い目の青色、文字の色を白色にして使っています。
   たまに、白壁ばかりのビル内だと、迷子になってしまいます。(^_^;)


そして、それ以外にも症状がありまして・・・。
  1.常に見えているものにノイズが入っている。
  2.メガネが汚れていると、その汚れにピントが合って、周りがぼやける。
  3.暗い所は物が見えない。(懐中電灯はLEDの物ではあまり効果が無かったです。)


実際、私の場合、こんな見え方をしています。(ぼやけている個所が、「見えていない所」になります。)

 


今目の見えている人には、特に知っていただきたいですね。
その上で、もう少し御理解頂けると有り難いです。

では、皆さんもゴールデンウィークを楽しんで下さい!\(^o^)/