お彼岸

春のお彼岸。
中日ではありませんが休みの都合で昨日・今日と親戚が墓参りに。
私は朝一番に一人で、午後は親戚と一緒に、都合二回の墓参りに行ってきました。
我家の墓はお堂山にあり、一人のときは例によってカメラ持参・・・
他の家の墓参りと一緒になったのですが、どちらが本命だか見抜かれていました（笑）

今から約六十年前の春の彼岸に一大事件が。
もちろん、私も生まれていない時代で古老からの聞きかじりです。

ある家の主人が裏山に薪をとりに行った時のこと。
雑木林の中に冬のうちに集めて荒縄で縛っておいた柴（雑木の小枝など）の様子がおかしい？
積んで置いたのと位置が変わっていて、なにやら囲みこむようになっていた。
「はて？」
といぶかった主人が近付いてみてビックリ仰天！！
中に首の無い死体がゴロリと・・・

警察を呼び検死の結果ダイナマイトを咥えての自殺とのこと。
とにかく身元不明の死体は発見した地元で始末するのが慣例。
当時は伝染病以外は火葬ではなかったので、お堂山の共同墓地の一角に埋葬したそうです。
後日、遺留品などから身元が判明し、遺体を掘り出して遺族の元へ帰したそうです。

で、この年は秋の彼岸にも別の雑木林で白骨化した自殺体が見つかり大騒ぎに。
こちらはすぐに身元が判明したようです。
「二度あることは三度ある」
というので気味悪がったのですが、さすがに三度目は無かったようです。