~~引用ここから~~

TNCが検証報道を続けている「太宰府主婦暴行死事件」の続報です。
この事件では2019年10月に主婦が暴行を受け死亡する前に、家族が11回にわたって地元の佐賀県警に相談していましたが、被害届が受理されることはありませんでした。
遺族はこの対応について「佐賀県警が適切な対応をしてくれていたら、命は救えたのではないか」と強い疑念を抱いています。
こうした中、23日、佐賀県警の本部長が注目の会見に臨みました。
一体なにを語ったのでしょうか。
午前11時、会見の場に姿を現した杉内由美子本部長。
一連の佐賀県警の対応を巡って、その発言に注目が集まりました。
2019年10月、佐賀県基山町の主婦、高畑瑠美さんが木刀で殴られるなど凄惨な暴行を受け死亡し、その後、山本美幸被告ら男女3人が傷害致死などの罪で起訴されました。
◆脅迫
「あなたに貸したお金はきちんと返済してくださいと約束しておりますので、返済をして下さい」
▼夫・裕さん
「すみません、できません」
▼山本被告ら
「何が?」
「弁護士入れたところで@×▼★□@×▼★□」
「やれるもんやったらやってみ@※▼□@※▼□」
「これが脅しとか言うんやったらゾッとするわマジ」
事件前、瑠美さんの家族は山本被告と田中政樹被告から身に覚えのない借金を口実に再三脅され、金を要求されました。
▼夫・裕さん
「600万円から700万円近くはある(山本被告に渡した)」
「瑠美が飲み屋さんでツケ飲んだ」
「300万円返せと」
2019年6月以降、家族は瑠美さんの異変や山本被告に金を要求されていることなどを、佐賀県警・鳥栖警察署に再三相談しました。
ところが・・・
▼母親
「それは事件にならないとか、そういう言い方しかしてもらえなかった」
そこで瑠美さんの夫は、山本被告らの3時間にわたる電話音声を鳥栖警察署に持ち込みました。
◆脅迫
「弁護士入れたところで@×▼★□@×▼★□」
しかし・・・
▼鳥栖署A巡査
「自分は5分間くらいしか聞いていないが」
「もし、これで被害届を言われたいというのであれば、今から3時間聞くのもあれだと思うので」
担当の巡査は音声を5分しか聞かず、被害届の提出を断った上、内容を文字に起こし、どの部分がどういう犯罪に当たるのか印を付けてくるよう言ったというのです。
家族が警察署に相談したのは4か月間で11回。
しかし警察は、そのSOSに耳を傾けず、事件が起きてしまったのです。
のちに福岡県警は、山本・田中両被告による同じ音声を証拠に2人を逮捕・起訴しています。
なぜ、佐賀県警は捜査しなかったのか。
10月、警察庁の松本光弘長官は…
▼警察庁 松本光弘長官
「本件は誠に痛ましい事件でありまして、ご遺族にはお悔やみを申し上げたい。佐賀県警察におきまして適切に対応していくものと認識しているところでございます」
警察組織トップが「佐賀県警が適切に対応するだろう」と、カメラの前で異例のコメントをしたのです。
そして開かれた23日の佐賀県警本部の記者会見。
県警側の発表案件が終わった後にー。
◆司会
「その他の質問に移らせていただきます。これからは静止画・動画等のカメラを止めていただき…」
カメラによる撮影はNG。
その後、記者が太宰府事件の対応について、質問を繰り返しましたが、杉内本部長は口を閉ざしたまま。
その代わりに、同席していた警務部長が答えました。
◆記者
「県警の対応についてどう考えていますか?」
◆鈴木警務部長
「事実関係の確認中ですので現段階のコメントは差し控えます」
◆記者
「県警のトップが今の時点でどう考えているのかお聞かせ下さい」
◆警務部長
「質問の意図は分かりますが、事実関係の確認をしている段階ですので…」
◆記者
「発表の方法は?」
◆警務部長
「今のところ全体で会見する予定はありません。個別に聞いていただけたら」
「事実の確認中」の一点張り。
結局、杉内本部長は最後まで表情を変えず、一言も発することはありませんでした。
~~引用ここまで~~
日本は善良な国民が自衛のために銃で武装する権利を認めていない。前近代の話だが、「刀狩り」のように国民から「武器」を取り上げることを行ってきた。
米国の銃撃事件の報道を聞く度に思うこと - 面白く、そして下らない
だから政府、警察が善良な国民を守らなくてはならないのだ。それが政府の役割であり、警察の使命だ。
しかし今回の事件は家族が佐賀県警鳥栖警察署に11回も被害を訴えたのに被害届さえ受理しなかった。許されざる背信だ。裏金などとは次元が違う。
普通の国民が警察署を訪れることはあまりない。免許証の更新などはあるが。警察官には日常でも被害を受けた国民は藁にもすがる想いで信頼されている日本の警察なら助けてくれると考えて警察署に出向くのだ。それを事件にならないなどと無視する警察で良いのか。良いわけがない。
警察庁長官は佐賀県警の事件とはいえ丸投げだし、杉内由美子佐賀県警察本部長は部下の警務部長に記者対応を任せて自分は黙りだ。記者対応をすれば被害者が生き返るわけではないが、最低限の誠意ではないか。
佐賀県警察本部が所轄の警察署の対応全てを把握しているわけではない。本部長にしたところで県内の全ての事件を把握することは不可能だ。だが権限はあるのだし、部下の責任を取るのが上司の仕事だ。自分の任期中にこんな事件が起きてついてないとか思っているのだろうが。
「事実確認中」の一点張りで責任逃れが誠意だろうか。佐賀県警鳥栖警察署の不誠実な対応のせいで人が殺されているのだ。その事に忸怩たる想いはないのだろうか。
鳥栖警察署のA巡査は懲戒免職になるのだろうか。A巡査一人に対応を任せた鳥栖警察署の刑事課の上司の責任はどうなるのか。鳥栖警察署署長の責任は。そして佐賀県警杉内由美子本部長の責任は。
いつものように訓告や口頭注意でお茶を濁して終わりなのか。
佐賀県議会がこの問題を取り上げて佐賀県警を糾弾すべきだ。日本の警察はキャリア警察官が地方警察の幹部に就任する形で事実上国家警察しかないが、地方警察の監督権は地方議会にある。予算も都道府県から出ている。地方議会が地方警察の監督をすることが望ましい。また内務省の復活もしたい。
内務省を復活させよ - 面白く、そして下らない
教育委員会と都道府県公安委員会を廃止すべし - 面白く、そして下らない
警察の腐敗、地方の腐敗に目を向けたい。

“すくえた命” 会見で佐賀県警トップの対応は? 太宰府主婦暴行死事件 届かなかったSOS 福岡県|ニュース・天気|TNC テレビ西日本
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TNCが検証報道を続けている「太宰府主婦暴行死事件」の続報です。
この事件では2019年10月に主婦が暴行を受け死亡する前に、家族が11回にわたって地元の佐賀県警に相談していましたが、被害届が受理されることはありませんでした。
遺族はこの対応について「佐賀県警が適切な対応をしてくれていたら、命は救えたのではないか」と強い疑念を抱いています。
こうした中、23日、佐賀県警の本部長が注目の会見に臨みました。
一体なにを語ったのでしょうか。
午前11時、会見の場に姿を現した杉内由美子本部長。
一連の佐賀県警の対応を巡って、その発言に注目が集まりました。
2019年10月、佐賀県基山町の主婦、高畑瑠美さんが木刀で殴られるなど凄惨な暴行を受け死亡し、その後、山本美幸被告ら男女3人が傷害致死などの罪で起訴されました。
◆脅迫
「あなたに貸したお金はきちんと返済してくださいと約束しておりますので、返済をして下さい」
▼夫・裕さん
「すみません、できません」
▼山本被告ら
「何が?」
「弁護士入れたところで@×▼★□@×▼★□」
「やれるもんやったらやってみ@※▼□@※▼□」
「これが脅しとか言うんやったらゾッとするわマジ」
事件前、瑠美さんの家族は山本被告と田中政樹被告から身に覚えのない借金を口実に再三脅され、金を要求されました。
▼夫・裕さん
「600万円から700万円近くはある(山本被告に渡した)」
「瑠美が飲み屋さんでツケ飲んだ」
「300万円返せと」
2019年6月以降、家族は瑠美さんの異変や山本被告に金を要求されていることなどを、佐賀県警・鳥栖警察署に再三相談しました。
ところが・・・
▼母親
「それは事件にならないとか、そういう言い方しかしてもらえなかった」
そこで瑠美さんの夫は、山本被告らの3時間にわたる電話音声を鳥栖警察署に持ち込みました。
◆脅迫
「弁護士入れたところで@×▼★□@×▼★□」
しかし・・・
▼鳥栖署A巡査
「自分は5分間くらいしか聞いていないが」
「もし、これで被害届を言われたいというのであれば、今から3時間聞くのもあれだと思うので」
担当の巡査は音声を5分しか聞かず、被害届の提出を断った上、内容を文字に起こし、どの部分がどういう犯罪に当たるのか印を付けてくるよう言ったというのです。
家族が警察署に相談したのは4か月間で11回。
しかし警察は、そのSOSに耳を傾けず、事件が起きてしまったのです。
のちに福岡県警は、山本・田中両被告による同じ音声を証拠に2人を逮捕・起訴しています。
なぜ、佐賀県警は捜査しなかったのか。
10月、警察庁の松本光弘長官は…
▼警察庁 松本光弘長官
「本件は誠に痛ましい事件でありまして、ご遺族にはお悔やみを申し上げたい。佐賀県警察におきまして適切に対応していくものと認識しているところでございます」
警察組織トップが「佐賀県警が適切に対応するだろう」と、カメラの前で異例のコメントをしたのです。
そして開かれた23日の佐賀県警本部の記者会見。
県警側の発表案件が終わった後にー。
◆司会
「その他の質問に移らせていただきます。これからは静止画・動画等のカメラを止めていただき…」
カメラによる撮影はNG。
その後、記者が太宰府事件の対応について、質問を繰り返しましたが、杉内本部長は口を閉ざしたまま。
その代わりに、同席していた警務部長が答えました。
◆記者
「県警の対応についてどう考えていますか?」
◆鈴木警務部長
「事実関係の確認中ですので現段階のコメントは差し控えます」
◆記者
「県警のトップが今の時点でどう考えているのかお聞かせ下さい」
◆警務部長
「質問の意図は分かりますが、事実関係の確認をしている段階ですので…」
◆記者
「発表の方法は?」
◆警務部長
「今のところ全体で会見する予定はありません。個別に聞いていただけたら」
「事実の確認中」の一点張り。
結局、杉内本部長は最後まで表情を変えず、一言も発することはありませんでした。
~~引用ここまで~~
日本は善良な国民が自衛のために銃で武装する権利を認めていない。前近代の話だが、「刀狩り」のように国民から「武器」を取り上げることを行ってきた。
米国の銃撃事件の報道を聞く度に思うこと - 面白く、そして下らない
だから政府、警察が善良な国民を守らなくてはならないのだ。それが政府の役割であり、警察の使命だ。
しかし今回の事件は家族が佐賀県警鳥栖警察署に11回も被害を訴えたのに被害届さえ受理しなかった。許されざる背信だ。裏金などとは次元が違う。
普通の国民が警察署を訪れることはあまりない。免許証の更新などはあるが。警察官には日常でも被害を受けた国民は藁にもすがる想いで信頼されている日本の警察なら助けてくれると考えて警察署に出向くのだ。それを事件にならないなどと無視する警察で良いのか。良いわけがない。
警察庁長官は佐賀県警の事件とはいえ丸投げだし、杉内由美子佐賀県警察本部長は部下の警務部長に記者対応を任せて自分は黙りだ。記者対応をすれば被害者が生き返るわけではないが、最低限の誠意ではないか。
佐賀県警察本部が所轄の警察署の対応全てを把握しているわけではない。本部長にしたところで県内の全ての事件を把握することは不可能だ。だが権限はあるのだし、部下の責任を取るのが上司の仕事だ。自分の任期中にこんな事件が起きてついてないとか思っているのだろうが。
「事実確認中」の一点張りで責任逃れが誠意だろうか。佐賀県警鳥栖警察署の不誠実な対応のせいで人が殺されているのだ。その事に忸怩たる想いはないのだろうか。
鳥栖警察署のA巡査は懲戒免職になるのだろうか。A巡査一人に対応を任せた鳥栖警察署の刑事課の上司の責任はどうなるのか。鳥栖警察署署長の責任は。そして佐賀県警杉内由美子本部長の責任は。
いつものように訓告や口頭注意でお茶を濁して終わりなのか。
佐賀県議会がこの問題を取り上げて佐賀県警を糾弾すべきだ。日本の警察はキャリア警察官が地方警察の幹部に就任する形で事実上国家警察しかないが、地方警察の監督権は地方議会にある。予算も都道府県から出ている。地方議会が地方警察の監督をすることが望ましい。また内務省の復活もしたい。
内務省を復活させよ - 面白く、そして下らない
教育委員会と都道府県公安委員会を廃止すべし - 面白く、そして下らない
警察の腐敗、地方の腐敗に目を向けたい。
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