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『チェンジリング』 movie

2009-02-21 02:17:34 | movie
監督:クリント・イーストウッド
主演:アンジェリーナ・ジョリー

【ストーリー】
舞台は1928年のロサンゼルス。シングルマザーとして9歳の息子を育てるクリスティンは、ある日、同僚の頼みを断り切れず、休日を返上して仕事に向かう。だが、仕事から戻ったとき、家の中に息子の姿は見あたらなかった。

急いで警察に連絡するも、親身になってくれず、誘拐なのか家出なのかの判別もつかぬまま、時は過ぎ去っていく。眠れぬ夜を過ごすクリスティンは、仕事の合間に全米各地の行方不明者相談所に電話をかける日々。が、5か月後、事件は急展開を見せる。警察から、息子が見つかったという連絡が入るのだ。思わず涙ぐむクリスティン。だが、再会の日、彼女の前に姿を現したのは、まったくの別人だった──。


【感想】
あーーーーーーーーー。結局観に行っちゃったよーーーーーーー。
しかも公開初日なんてーーーーーー。なんて意志が弱いの私ーーーーー。


ふぅ。さて。


とっても中身が濃い映画だと思った。
私は終始泣いてたんだけど、なんていうか感動で涙が・・・って感じじゃない。
涙が滲んでくる。
特に前半は、怒りと悔し涙。

話が通じないことほど怖いことはない。
話を信じてもらえない場合、どうすればいいのか。
権力というものは、権力を持たない者に対しては脅威。

怖い。


アンジー演じる女性は、彼女の命よりも大切な息子を一途に思い、何者にも屈しない芯の強さを見せる。
一昔前は、アンジー=全てに対して自由で、危険で、奔放な女性の象徴だったように思う。
それが、国連での活動、養子・実子分け隔てなく愛情を注いでの育児、今では善い行いをする人の象徴のようだ。

彼女が家族を第一に考え、映画の仕事をセーブすることは映画ファンにとっては残念なことだけど、今のアンジーは穏やかさと幸せオーラでいっぱい。


やー。17歳のカルテとか、GIAとか、元夫と血の交換してたりとか、当時からは今の状況は想像できなかったわー。
この前の家族総出の来日、それぞれ双子の赤ちゃんを胸に結び付けてさー。微笑ましかったわー。

私は血の繋がりがこの世で一番強いなんて全く思ってない。




って全然映画と関係なくなってるけど、とにかく骨太の映画だった。
願わくば、アンジェリーナにアカデミー最優秀主演女優賞を。
アカデミー受けしそうな社会派だしさ。

そして作品賞は「スラムドッグ$ミリオネア」で。
最優秀主演男優賞はショーン・ペンでよろしくお願いします。
あ、外国映画賞は出来れば「おくりびと」にしてね。



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