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『園子温ファンタ・ジア』 DVD

2009-12-02 13:43:22 | movie
2004年  製作国:日本
監督:園子温
出演:水谷さくら・水橋研二/三津谷葉子/夏川純/藤本綾


【ストーリー】
園子温監督・脚本によるミステリーショートドラマをオムニバス形式にて収録。

第一章 ファインダーの女
写真コンクール優勝を目指すカメラマン・スガ(水橋研二)とそのモデルをつとめる少女・ルル(水谷さくら)。カメラマンとモデルの関係を保ちつつ、お互いにひかれ合う二人。そんなある日、スガのファインダーに謎の女・サヨコ(柏倉陽子)が写る。やがてスガとルルは念願の優勝を手にする。

第二章 ノーメモリーウーマン
ある日、マミ(三津谷葉子)が目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋…。傍らには見知らぬ男・ユウ(渡部遼介)がいる。やがてマミとユウは恋におちる。連絡の途絶えたマミを心配する妹のサト(菜葉菜)。サトは彼氏に相談する。だが、サトの彼氏はユウであった…。

第三章 バーチャルラブ
男性とバーチャルの世界で過ごし、その恋愛の記憶を売るナナ(夏川純)と仕事仲間のメイ(吉沢萌)。今度のナナのお客はミツル(ERIKU)。バーチャルとは解っていてもミツルに恋心を抱き始めるナナ。だが所詮はバーチャルの世界。現実世界のミツルはやはりただの男であった…。
第四章 恋愛ドクター

恋愛に臆病になってしまった世の男性の寂しく切ない心の隙間を埋める仕事「恋愛ドクター」のリリー(藤本綾)とキキ(中島舞)。リリーは自分の仕事に誇りを持ち、男性みんなに元気と明るさを振りまいていた。しかし、そんなリリーもまた同じ様に心の隙間を持っていた…。


【感想】
園監督の作品を観たいがために。決してグラドル目当てじゃないぞー!
ところどころ早送りしました。
正直内容は…えぇ、感想を控えます。

が、なんだか別の作品を想起させる設定はあった。

特に第4章の恋愛ドクター。疑似恋愛→疑似家族(紀子の食卓)。

『うつしみ』 DVD

2009-12-02 12:10:20 | movie
2000年  製作国:日本
監督:園子温
出演:鈴木卓爾/澤田由紀子/荒木経惟/荒川眞一郎/麿赤児


【ストーリー】
おでん屋の男に、抱いて欲しいと告白した走り続ける少女。男は、そんな少女を遊びのつもりで抱いてやるが、いつしか彼女を愛するようになる。少女の行方を捜し、自らも走り始める男。だが、既に少女には別に好きな人が出来ていた。しかし、男は疾走の果てに怪我を負いながらも少女にプロポーズ。少女は、そんな男を背負って走り出す。


【感想】
いやー、笑った笑ったー。
めっちゃ低予算ぽく、でもアラーキーとか芸術家をちょいちょいはさみつつー、オーディション後のヌード撮影の様子や、なんだか色々混ざった映画。
ギャグなのか、哲学なのか、もうどっちでもいいやって感じ。

園監督=独特の詩的世界観&哲学観、という先入観はあるが、さて本当にそうなんでしょうか。
それもまぁ、どっちでもいいか(笑)

現身、虚身、視、死……そして性と生と愛。

渋谷センター街で叫んでたなー、愛がどーのこーのって(笑)
もう笑える。なんでこんな映画見たんだ!とかの憤りもなく、力を抜いて観れば超笑える。

園子温のカリスマ性を礼賛する人なら、観ればいいんじゃないでしょうか。
「映画」を観たい人なら、観なければいいんじゃないでしょうか。