雅藍(がお)っぽさまるだし2。

芝居やゲームやWWEや映画やライブを糧に人生を何とか過ごしてる、そんな雅藍(がお)さんの日々をまるだし。

till death do them part.

2007年07月16日 | 「ハレ」のばに身をゆだねて(イベント)
生きることは、繋がること。



生まれたときから、母親に繋がって生まれてくる。
へその緒を切られて、人は「独り」になる。

その段階から死ぬまで、人は「繋がり」を渇望し続ける。
より深く。より広く。


それはさながら難解なパズルのように、
入り組んで、絡み合って、もつれ合って、
ぶつかり合って傷つけたり、すれ違っても気づかなかったり。

人はそうしないと生きていけない。
ソレが人の、そして生きとし生けるものの、業。


一生かけて解き続けるパズルの、大切なピースは、
おそらくたった一つだけ。

絶対に見つけ出したいピース。
見つけたら絶対に離してはいけない大切な部分。



こんなに空が高いことに対して、私は神様に嫉妬する。
そして嫉妬以上の晴れやかさと誇らしさと、
心からの感謝を込める。


全ての事象には流れがあって、「突然」なんてものはありえない。
全てが続いていて、全てが繋がっていく。

その流れのなかで、彼と彼女はめぐり合って、お互いの大事なピースになった。

その流れの片隅に、私が存在できた事は、
神様に感謝しなければいけない。

二人を知っているということに、神様に感謝しなければならない。



彼にとっても、彼女にとっても、
この世界はひとりで生きるにはまだ重過ぎる。

色んなことが起きたことを知っている私にとって、
彼らが一人で生きていくにはまだ、世界は重圧に満ちている。


だけど、二人なら、きっと生きていける。

大切な時間、大切な場所、大切な風景をいくつも共有して、
色んなものを半分ずつ負担して、きっと生きていける。

不安も可能性も、半分ずつ持って、
その重さを支えていけばいい。

二人から始まる更なる繋がりが、次の繋がりに続いていって、
そこから一緒に支えてくれる人達が広がっていけばいい。



だから、心から願う。


どうか、繋げたその手とその唇は、決して離さないで。
お互いの大切なピースを無くさないで。

あなたはもう「あなたたち」なのだから。
私達が見届けたのだから。


これから「あなたたち」二人はもう一つ重荷を背負うことになる。
私達があなた達に祈り続ける「幸せ」という重荷を。

それは二人だから背負える重荷。二人にしか背負えない重荷。


いつまでもいつまでも、続きますように。
この高く広い空の下に集まった我々や、
集まれなかったけど、別の場所で祝福しているはずの人達のためにも、
あなた達がいつまでも繋がっていきますように。

そしていつか、更なる「繋がり」に広がっていきますように。
幸せの「繋がり」がずっとずっと広がっていきますように。


いつまでも、いつまでも。
「死が二人を別つ時まで。」

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