MsknGooBlog

IT技術を活用した効率化、Security対策や快適なLifeStyleのためのNewsのClipや実践メモを綴ります。

ITmediaモバイル:WinnyはCD売上を減らさず~慶應助教授の研究に迫る

2005-03-31 13:09:10 | 知的財産権・著作権
社会全体利益の最大化といった観点での分析として、大変興味深いものです。分析方法、結果等、全文を読む価値があると思います。
ITmediaモバイル:WinnyはCD売上を減らさず~慶應助教授の研究に迫る (1/3)
ここで田中氏は経済学者らしく「社会全体の利益の最大化」という概念を持ち出す。情報財(コンテンツ)は、コピーして共有化することがユーザーの利益拡大につながる。ただし、ある程度の独占権を創作者に認め、創作者利益を高めなければ創作する気が起きないだろう。
 従って、ユーザー利益と創作者利益の、双方を考えて両者の総和(=社会全体の利益)が最大になるポイントを見定める必要がある。この考え方が、研究の大前提となっている。
~~大幅に省略~~
「ビジネスサイドからの批判で内容があったものは、『Winnyが被害を与えるのは、CD売上でなくレンタルCD市場、もしくは将来的な音楽配信サービスでないか』というもの」
 この可能性は確かにあり、今後調べてみなければなんとも分からないという。
 とはいえ、田中氏は経済学者としてWinnyを「計数的に」議論したことがポイントだと話す。「実は、知的財産権の話ではこうした(社会全体利益の最大化といった)議論はよくある。著作権の分野でもこうした観点を持ち込んだことで、論争を一歩前進させられたのではないか」とした。


最新の画像もっと見る