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著作権保護期間の70年延長に反対する

2005-01-04 10:40:28 | 知的財産権・著作権
「著作権保護期間の70年延長」に対する青空文庫の活動を、大きな世論として広めていきたい。
そらもよう
元旦は青空文庫にとって、新しい作家を迎える節目だ。
だが、数年後からその後20年間にわたって、私たちは、著作権切れの作家を迎えられなくなる可能性が出てきた。
保護期間を、これまでの死後50年から、70年に延長しようとする動きがみえてきたからだ。
これが実現し、万が一、すでに保護期間を終えた作家にまでさかのぼって70年が適用されれば、青空文庫のリストからは、太宰治、新美南吉、中島敦、島崎藤村、泉鏡花、原民喜、斎藤茂吉、海野十三、峠三吉、堀辰雄、折口信夫、中里介山、小熊秀雄、織田作之助、黒島伝治、横光利一、宮本百合子、与謝野晶子、林芙美子などが、いったん消えることになる。
国立国会図書館は、所蔵する著作権切れ作家の書籍を画像化し、インターネットで公開する、近代デジタルライブラリー・プロジェクトを進めている。
延長が現実のものとなれば、この試みも制約される。
皆が自由に利用できるようになった作品を電子化し、インターネットで参照できるようにする試みには、まず、言葉による表現の世界で弾みがついた。やがて、音楽や映像の領域でも、成果が積み上げられていくだろう。
そうした試みによって、私たちが自由に仰げるようになる「青空」は、保護期間の延長で、確実に狭くなる。



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