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いま企業が目指すべき新しいコミュニケーションのかたちとは

2005-08-20 21:46:55 | ポータル・検索エンジン
コミュニケーションとコラボレーションの違い、コラボレーションの実現に向けたアプローチなど、他組織と協同のナレッジデータベースの構築、それを提供するポータルの構築に大変参考になる記事です。
いま企業が目指すべき新しいコミュニケーションのかたちとは
従来のコミュニケーション・ツールとは異なるアプローチで、コミュニケーションやコラボレーションを高度化させることのできるツールとして着々と普及しつつあるのが、企業や組織が所有する情報を戦略的に共有・活用するためのポータル・サイト、「EIP(Enterprise Information Portal)」である。従来のコミュニケーション・ツールが主にメッセージのやり取りを通じた情報共有を目指していたのに対して、EIPは必要な情報をいつでも取得できる環境を整えるというアプローチを指向している。言い換えれば、従来のツールはプッシュ型、EIPはプル型だと言うことができるだろう。
~中略~
コミュニケーション・ツールがどれだけ高度化したとしても、単にそれらを利用できる環境を整えただけでは、コミュニケーション、さらには企業間のコラボレーションを成功させることは難しい。
 その理由はいくつかあるが、最も重要だと思われるのは、コミュニケーション・スキルに関する問題である。調査会社のフォレスターでコラボレーション・アナリストを務めるネート・ルート氏は、「企業ではコミュニケーション・ツールが当たり前のように使われている。だが、それらを使いこなせるほどのスキルを備えた社員はまだ少数派だ。コミュニケーションやコラボレーションの効率を上げるためには、まず、組織的に社員のコミュニケーション・スキルを底上げする必要がある」と指摘する。
~中略~
コミュニケーションの高度化を通じたコラボレーションの実現へ――。言葉にすると簡単だが、それを実現するためにはさまざまな壁を乗り越える必要がある。しかし、その道のりは困難であったとしても、取り組む価値は十分にある。コラボレーションを成功させることができれば、費やした労力以上のリターンを得ることも可能なのだから。