John note~ヨハネのひとりごと

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最も小さい霊魂の会 24

2019-12-15 15:40:39 | 最も小さい霊魂の会 再び投稿します。


絶え間ない愛の祈りに対するイエズスの要求

 

「私は、あなたにただ一つの要求をする。絶え間ない愛の祈りのみ」と仰せになった。

最初は、「イエズス、あなたを愛します」

のちに「イエズス・マリア、あなたを愛します」

そして、

「イエズス・マリア、あなたを愛します。霊魂を救って下さい。」で完成した。

 

まず、忘れてはならない事は、愛の生活をより完全に送るため、イエズスがご自分で、この絶え間ない愛の祈りを教えて下さった事である。

それは、コンソラータが自分で考えだした言葉ではないことである。

また、魚を自ら出せば死に、水の中におけば生きてどんどん成長してゆくように、恵みの生命も、絶え間ない愛の祈りの中で成長し、完成して遂に完全な自己放棄、すなわち神秘的死に至るのである。

言い換えれば、この愛の祈りは自己放棄への最も強い助けとなり、自分の考え、ことば、希望、趣味、心配、行為などを全部なくして、愛の祈りの中に溶け込み、愛の祈りと一つになって、自分がさながら愛の祈りの象徴そのものになっていくのである。その英雄的な自己放棄に達すると、イエズスは何の障害もなく、霊魂の中で主権者として働くことがおできになる。

 

イエズス様

 

「あなたの自己放棄の上に、私は素晴らしい事を行う。自己放棄にはどうしたら達しられるだろうか?絶え間ない愛の祈りによって!絶え間ない愛の祈りによってあなたのものは何もなくなり、全てが私のもの、私のためだけのものになる。」

 

「神へ乗り出しなさい。地上のあらゆるもの、全ての被造物に永遠の別れを告げ、絶え間ない愛の祈りによって、広い海原へ前進!前進!永遠の岸に向かって!」

 

「コンソラータ、悪魔や、情欲がありとあらゆる攻撃を試みても少しもかまわない。雷鳴、嵐、雷光など気にかけてはならない。自分に言い聞かせなさい。『私は、あるご聖体拝領から次のご聖体拝領まで、決して落胆せず、愛の祈りを続けます。それこそ、私の義務です。』

と。」

 

「絶え間ない愛の祈りはあなたの軍旗である。あなたの命にかけてこの旗を、敵に向かって守り抜きなさい。」

 

「旗手は軍旗を愛さなければならない。旗が決して敵の手に落ちないよう、何が何でも守り、旗のもとに生き、旗を胸にしっかり抱きしめて死ぬ。あなたも『絶え間ない愛の祈り』の旗を

その通りにしなさい。どんな必死の努力を要しても決してやめず、絶え間なく愛の祈りを私に捧げなさい。」

「最後まで奮闘努力しなさい。ただ一つの愛の祈りもおろそかにしないと、断固として決心しなさい。愛の祈りが途切れても勇気を落とさず、また新たな努力を持って戦闘を開始しなさい。」

 

「あなたが私の全能を信じるなら、絶え間なく愛の祈りを唱えることができるよう私があなたを助けてあげる事も信ずるだろう。」

 

神はこれほどまでの努力を、全ての人に要求されるわけではないが、もし、ある選ばれた霊魂たちにそれを要求なさるならば、必ず果たしうる助力を与えたもう。

コンソラータは愛への特別な使命を与えられ、愛の祈りを忠実に唱えるかどうかの一点にその使命の成就がかかっていた。

 

イエズス様

 

「あなたの使命の為、イエズスが要求しているだけの事を、あなたはイエズスに与えねばならない。すなわち、愛の祈り。それが、全部である。そして、この絶え間ない愛の祈りに全部がかかっている。」

 

「私に絶え間なく愛の祈りをささげるよう自分の出来る限りを尽くしなさい。失敗しても私が償ってあげるから安心しなさい。私は、いつでも優しい。」

 

「あなたが戦い、転び、また立ち上がりーつまり努力しているのを見る事は私の喜びである。

あなたがどれくらいやれるのかを見るのが好きだ。とりわけ、あなたが、たとえ何が起ころうとも、泰然自若として起き上がり、また愛の祈りを続けることを見ることが私の一番の喜びである。」

 

この愛の祈りに霊魂の総力を瞬時の休みもなく打ち込むことは、まことに全てを(とりとめない無益な思いのひとつすら)うちくだくのだから、言語に絶する十字架であった。

この困難な道を進むコンソラータを勇気づけるため、過去、未来の事を思わず、ただ現在の瞬間、愛を持って生きるよう勧められた。

 

イエズス様

「目前のその一瞬間を愛を持って生きなさい。一日ではあなたに長すぎるから。」

 

ある日、イエズス様にコンソラータが質問をする。

「同じご要求を何度も繰り返し、新しい言葉でおっしゃって、単語が足りなくなりはしませんか?」

 

イエズス様

「私は、全能だから、永遠に至るまで、同じ要求を、絶えず新しい言葉で与えることが出来るのだ。」

 

コンソラータ

「同じご要求を何度もなさって、お飽きになりませんか?」

 

イエズス様
「いや、飽きない。いつまでもいつまでも飽きないだろう。なぜなら私の望みはただ一つ  

私を愛してくれること。」




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