John note~ヨハネのひとりごと

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最も小さい霊魂の会 22、23

2019-12-15 15:36:10 | 最も小さい霊魂の会 再び投稿します。


絶え間ない愛の祈りの言葉

 

「イエズス、マリア、(ヨゼフ)あなたを愛します。霊魂を救って下さい。」
口語体

「イエズス、マリア、(ヨゼフ)我御身を愛し奉る。よって霊魂を救い給え。」文語体

 

この愛の祈りの価値について

 

この言葉よりももっと短い言葉で、完全な愛の心を表すことは不可能である。
これは、あらゆること、すなわちイエズスへの愛、マリアへの愛、霊魂への愛を含んでいる。これは、純粋な愛を表す言葉である。この言葉によって人は神に対し、あらゆるものの中で、最も優れた捧げもの、すなわち愛と霊魂を捧げるから。同時にこの言葉は隣人愛を表している。他の霊魂のために、絶え間なく祈るこの言葉には、隣人愛の最高の表現がある。そしてイエズスが仰せられたとおり、煉獄の霊魂をも含む全ての霊魂を救うという目的のため、イエズス・マリアと協力することを表す。次に述べる意味において、この愛の言葉は絶え間がない。すなわち「心を尽くし、精神を尽くし、霊を尽くし、力を尽くして、主なるあなたの神を愛せよ。」との第一の掟を完全に、この愛の祈りが守らせるのである。

「心をつくし」愛の祈りは心から湧き出てこなければならない。絶え間なく熱烈に愛するのは心であり、心は愛の中心である。

「精神を尽くし」絶え間ない愛の祈りは、自由意志からのあらゆる無益な思いを自然に遠ざける。

「霊を尽くし」聖トマが解釈したように、これは全意志を尽くしての意味である。
絶え間ない愛の祈りは、感情によらず激しい意志によって支えられる。

「力を尽くし」できうる最大限の間、絶え間なく熱烈に愛するためには愛の一致に霊魂の全精力を集中しなければならない。この祈りは完全な祈りであり、「常に祈れ」という主の命令を文字どおり実行する事になる。この愛の祈りによって、霊魂は極めて偉大な克己、浄化、静かな自己献身の生活を送り、神の愛のいけにえになる小さな霊魂の列に加わる。


23
絶え間ない愛の心とは


 


イエズス様が「絶え間ない愛の心」についてコンソラータに教えられたことは、非常に重要なもので、間違ったやり方にならないようにしなければならない。


 


愛の心を起こすとは、簡単に愛の祈りを普通の射祷のようにたびたび唱える事にすぎない、と思うことはまちがいである。それも悪い事ではなく、多くの霊魂にとっては、それで十分である。
だが、イエズスがコンソラータに教えられたのはそれだけの目的ではなかった。
イエズスは新しい射祷を教えて下さったわけではなく、愛の生活を容易にする霊的な道を、霊魂に教えて下さったのである。絶え間なく、愛の心をおこすことが生きている霊的生活における霊魂の呼吸として、絶え間ないものとなるよう、意志を用いて努力せねばならない。次に日常生活の仕事や義務の間に、どうして愛の心を絶え間なく起こすことが出来るだろうか?

イエズスが答えておられる。
「コンソラータ、私があなたの考えと言葉の責任を取ってきたように、愛の祈りにも責任を持ってあげよう。あなたが私に他の祈りをする時も、書く時も、黙想している時も、愛の心は絶え間なく続いている。心は、その時、言葉として愛の祈りを唱えられなくても、祈り、働く時間を、絶え間ない愛の心の続きとみなしてあげよう。」
 
修道院でも家庭でも、学校職場でも、共同生活のいろいろな義務がある。
また、会則によって命じられたり、自分で決めた信心の務めもある。だが、絶え間ない愛の心は、その祈りかつ働く生活とは全然抵触せず、日常の仕事も愛の祈りによって妨げられないし、仕事、務めの赦す限り、愛の心を起こすことを続ければ、霊魂も仕事、務めに妨げられない。祈り、黙想をしても、仕事、務めに励んでも、隣人愛、礼儀作法のため会話しても、精神を全部集中しなければならない仕事をしても、愛の心は、常に絶え間ないものである。

 


最後のヒントは非常に重要である。
絶え間なく愛の心を起こすことを、コンソラータは愛の賛歌と言っている。それを習慣的、機械的に何度も決まった祈りの言葉を唱えるに過ぎないと思ってはいけない。
事実、愛の祈りを唇で唱える事すら必要でない。愛の心を起こすとは単に口で唱える言葉の羅列ではなく、心の内的行為である。愛したいと望み、愛している意志の行為である。
それは、自然に、続いて、絶え間なく、静かに心の愛があふれてくるのである。
愛の祈りは、霊魂が完全な愛に集中しうるように助ける以外の何ものでもないことを、忘れてはならない。
 
その点について、イエズスは仰せられた。
 
「もし、善意に満ちた人が、私を愛し、生涯を唯一の絶え間ない愛にしたいと望み、起床の瞬間から眠るまで、心底からそれを実行するよう励んだならば、その霊魂の為、私は信じられぬほど偉大な事をするだろう。これを書いておきなさい。」


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