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《完全な愛に達する心の慎み》
イエズス様
『コンソラータ、私への愛を妨げるものはなんだろうか?それは、無益な考えと他人の事柄に対する興味だよ!」
「コンソラータ、あなたがじっと空を見上げて黙想する時、目を隣の家の窓に転じれば、目の窓から、死が心に入るだろう。
同じように、あなたが私を愛する代わりに目を他人のすることに向ければ『死刑だ!』
これは十分な教訓でした。」
「私に従いなさい、他の修道女の事があなたに何の関係があろうか?あなたはただ私に従う事だけ考えなさい。」
「コンソラータ、天国では、各階級の天使たちが各自の役を果たしながら、決して他の階級の役をうらやんだり、ねたんだりしない。
そのように修道院でも、各自、他の霊魂に与えられたものをうらやんだり、ねたんだりせず、各々の使命に励まなければならない。あなたの修道院でも、聖堂でも、他のどこでも、あなたは、私の小さな熾天使(セラフィム)でなければならない。だから他の修道女の使命をうらやんだり、ねたんだりせず、ただ愛する事に励みなさい。わかりましたか?」
聖母マリア様からコンソラータへ
「他の修道院に起こっていることについて沈黙を守ろうか、話そうかについて決しかねた時、聖母マリア様が解決して下さった。
「他の修道院に起こっていることについて、心を煩わす必要はありません。あなたはただ一つ、愛するという義務をもってこの世をさすらう巡礼者、他国者だと考えなさい。」
イエズス様
「全てのこと、全ての人を忘れ、ただ私をもっと愛する事だけを考えなさい! この愛する事だけに、考えと言葉と心の慎みのあらゆる努力を集中しなさい。」
「私を愛する事、愛の限りを尽くして苦しむこと以外は、何も、考えてはいけない。それで十分!」
「コンソラータ、もしあなたが断固として、他のあらゆる考えを追い払い、厳しくあらゆることを抑えれば、まざまざとイエズスを体験するだろう。」
「もし、あなたが自分を消してどんな考えも外から入るのをゆるさぬなら、私があなたのうちで考えるようになる。もしあなたが話さないなら、私があなたのうちで話す。
もしあなたが自分の意志に従わないなら、私があなたのうちで働く。もはや生きるのはあなたではなく、あなたのうちで私が生きるようになるだろう。」
「永久にあらゆる考えと言葉に別れを告げなさい。他の人々はその人のやりたいようにやらせておきなさい。あなたは私のうちにとどまっていなければならない。あなたは多くの実を結ぶだろう。私があなたのうちで働くから。」
「豊かな実を結びたいと熱望するなら次のことをよく覚えておきなさい。聖福音の中で私は『もし、あなたが特別の苦業をすれば多くの実を結ぶだろう』とは言わず、『もしあなたが私のうちに留まるならば、多くの実を結ぶだろう』と言っている。
だから、ぶどうの木である私としっかり一致して離れぬようにあらゆる努力をしなさい。
ただ一つの考え、無益な言葉で、『イエズスのみ!』という考えから離れてはならない。私があらゆることを考えてあげよう。
聖パウロ
「たとい私が人間と天使の言葉を話しても、愛がなければ鳴る青銅と響き渡る銅鑼(どら)に等しい。たとい私が預言の賜物を持ち、全ての奥義と学問に通じ、山を動かすほどの充ちた信仰を持っていても、愛がなければ無に等しい。たとい私が持っている全てのものを施し、私の体を焼かれるために与えても、愛がなければ益するところかない。」
あらゆるよいわざ―――学問、信仰、施し、犠牲、殉教すらも、愛がなくては、無価値で、無に等しいなら、ただ愛のみが重要で、真に全てである。
だから偉大なわざに召されていず、それを遂行できぬ霊魂でも、もし心の限りを尽くし、精神の限りを尽くし、全力をあげて神を愛するなら、全てを捧げる事になるのである。
これこそ小さい聖テレジアとコンソラータが進んだ「愛の道」の出発点であった。
イエズス様
「私を愛しなさい。コンソラータ、私だけを愛しなさい。愛は全てだから、私を愛すれば、あなたは私に全てを与えるのだ。」
「あなたが私を愛する時、イエズスがその被造物から望む全てを捧げているのだ――愛を!」
「愛は全てである! もしあなたがこの決心にだけ集中すれば、あなたは私にすべてを与えるのだ。」
「私は、人々が愛の心から私に仕えてくれることを切望している。だから罰を受けるのを恐れて、人々が罪を避ける事を望まない。私を愛すれば、もう罪を犯して私を怒らせることもなくなるだろう。二人の人たちが本当に愛し合っている時、お互いに相手を怒らせることがないように。」
コンソラータがイエズス様に尋ねた。
「イエズスよ、もしある人が仕事に不熱心の時、非難されるなら、熱心に励んだなら祝福されるはずでしょうか?」
イエズス様
「熱心に励むよりも、多くの愛を持ってするように努力しなさい。あなたは働くにも食べるにも、飲み、眠るにも、全ての事を愛をもってやりなさい。私は愛にかわいている。愛こそあらゆる仕事の中に私が求めているものである。」
「あなたのするわざは、愛に進歩すればするほど、その愛に比例して価値を増すだろう。」
「あなたが生涯に出会うあらゆる嫌なことをばらの花に変えなさい。その花を愛をもって集め、私に捧げなさい。」
「私は、できうる限りの愛を尽くして捧げられた贈り物を喜ぶ。その時、どんなつまらないものも私にとって貴重なものとなる。」
「いや、コンソラータ、違う! 私はあなたに大きなわざではなく、小さなわざを求めているのだ! でもその小さなわざを愛の限りを尽くして捧げなさい。」
ある朝、コンソラータは聖母マリア様のために、花束を作っていた。だが、その花束はかなりしおれていたので嘆いていたら、優雅なお声がした。
「常に美しい徳の花を神に捧げられるとは限りません。でも、その花に愛を添える事ならいつもできます。・・・・イエズスは花を眺めず、それに添えられた愛をご覧になります。」
イエズス様
「あなたは欠点だらけだ。でも欠点がなくとも、私だけを愛さず、私と人とに愛を分けている者より、欠点だらけでも、全く私のものになった心のほうが私は好きだ。」
「私は最も熱愛する霊魂を、私は最も愛している。」
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神様は、ただ愛だけを、愛だけを私たちに望んでおられる。
愛というと、ちよっと照れ臭い感じがするが、それでも愛は全ての人に心地いいものである。
完璧な人より、欠点だらけでも神様をすごく愛している人のほうが神様に愛される。
まるで、自分を言っているみたいだ(笑)
どんなにつまらない贈り物でも、愛を添える事ならできる。
神様は、私たちの愛だけを見、その愛だけを欲し、その愛だけに満足する事を求めておられる。
最も小さい霊魂の会 21
ルカ福音書
「この女の罪、その多くの罪はゆるされた。多く愛したために。少なくゆるされた者はまた少ししか愛さない。」
イエズス様
「あなたは罪のあがないがしたいなら、私を愛しなさい! 愛によって償いなさい。」
他の人の罪を償いたい時も同じようにすれば良い。1936年の枝の主日に、コンソラータは御苦難の所を読んでいたが、ユダの裏切りの所でじっと黙想し、「全ての汚聖の罪を償うことが出来たら!」
その時、御声を聞いた。
「ええ、出来るとも! 愛によって、最もひどい汚聖の罪も償うことが出来る。愛によって苦しみ、自分を捧げ犠牲を果たすことが出来る。全ては愛を通して! ただ、愛を通してのみ!」
聖テレーズ
「愛の火は、煉獄の火よりも、もっと浄化力があることを私は知っております。」
コンソラータが、自分は欠点だらけだと告白した時、イエズスは仰せられた。
「私を愛しなさい。愛は全ての欠点を消すだろう。」
「いつも自分の事、自分がしたことを振り返ってばかりいてはいけない。自分の哀れな状態を超えた上をごらんなさい。いつもただ愛しなさい。」
「あなたは与えられた使命に生きたい? それではただ私だけを愛しなさい。いつも私を愛しなさい。そうすれば私の計画に完全に従うだろう。」
「ただ私だけを愛しなさい。私はあなたがいつも謙遜であるように見ていてあげよう。
あなたが私に留まれば、ぶどうの木の中にあるものは枝の中にも入っている。」
「あなたが私に生きていればいるほど、あなたは私の謙遜に満たされる。」
「私を愛する事だけ励みなさい。そうすれば愛深い人になるよう、私が見てあげよう。」
「愛は成聖である。私を愛すれば愛するほど聖人となる。」
「愛によってのみ完徳の最高段階へ上げられることを覚えなさい。」
永遠の御父
「コンソラータ、ただ愛のみが、戦いの勝利へ、あらゆる成聖の極致へ導くだろう。」
愛の生活の結実
1. 心の深い喜び
イエズス様
「私を愛しなさい。そうすればあなたは幸福になる。あなたが愛すれば愛するほどますます幸福になる。全くの暗闇に落とされた時も、愛は全ての戦い、全ての試練において、光、力、喜びをもたらすだろう!」
「もし、私の許嫁が全部私を愛するなら、まだ地上にいる間に、その心へ天国を注ぎ入れよう。天国とは私を愛する事によって楽しむ所だから。」
2.キリストの御苦しみに参加する事
イエズス様
「愛はあなたを苦しみの極致へ連れていくだろう。」
「よく苦しむためにあなたは絶え間なく愛さねばならない。熱烈に愛さねばならない。」
「愛は苦しみよりずっと偉大なものだ。あなたの愛が強まれば強まるほど苦しみは完全になる。」
3.愛によってのみ、苦しみを深い喜びに変え得ること
イエズス様
「愛をもって苦しみを受ければ、もう苦しみでなく喜びに変わる」
永遠の御父
「コンソラータ、私はあなたに苦しみの喜び、苦しみの最中にも喜ぶことのできる恵みを与えよう。」
コンソラータは、ある日自分のあやまちを嘆き、痛悔の涙にくれていた。
コンソラータ 「イエズス、私は全く臆病で勇気が足りません。」
イエズス 「では、私の全能の力に参加しなさい。」
コンソラータ 「どうしたらよろしいのでしょうか?」
イエズス 「愛に留まりなさい! 愛に留まる事によって、全能の力 参加すればどんな強者よりもずっと強くなる!」
4.深い、動かしがたい霊魂の平安である。
イエズス様
「あなたはただ私を愛する事だけ考えなさい。他の全ては、最も細かい事柄まで私がよくしてあげよう。」
コンソラータは書いた。
「イエズスは私の最も細かい事まで全部考えておられます。イエズスが私のうちに働いておられるので、コンソラータは、イエズスを愛する事だけ考えていれば十分です。日常生活の事は、もう私の興味を引いてはならぬことで、天上の事だけを心に入れましょう。天国の生活は愛する事のうちにあるので、愛だけに行きましょう。」
ある日、コンソラータは何もしていないから、永遠の幸福をうる価値がないと言った。
しかしイエズスは仰せられた。
「何もしていないから永遠の喜びにふさわしくないって? 教理はなんと教えているか言ってごらん。私を知り、私を愛し、私に仕え、それによって永遠の喜びに入るために、あなたは創られたと書いてあるだろう。で、あなたは私を愛していない? 仕えていない?
そう、ではあなたは天国の光栄と喜びを得る資格があるではないか! 愛の為ではなく、あなたには、それをうる権利があるから、天国を与える。」
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全ての欠点は、愛によって消えていく。
そう言われていますし、その通りだと思います。
私は、一つ一つのブログに感想を書いていますが、読み手により書いていけばいいと思います。
でも、イエズス様に召された者たちは、だいたい似ていくのです。
神様が愛であるように、私たちも愛の色に染まっていくのです。