久しぶりに銀座へ行く予定があったので、まずはその前に資生堂ギャラリーへ。ちょうど開かれていたのが、第18回 shiseido art egg≪大東忍「不寝の夜」≫展。
https://gallery.shiseido.com/jp/exhibition/8113/
何の予備知識もなく作品を観たのですが、木炭画で描かれた夜の気配がとても素晴らしく。中でも、この絵と映像作品「例えば灯台になること」に惹かれました。
どの絵もよかったんですが、この絵は何だか中高生時代に、地元でよく見ていた景色のような気がして。それだけ、どこにでもある風景なんでしょうが、「どこにでもある風景」を切り取った大東さんの視点が素晴らしいと思ったし、多分、僕と同じようにたくさんの人が「見たことある風景」と感じるような、夜の気配を表現していることにも、静かに感銘を受けました。
そして、45分の映像作品「例えば灯台になること」。こちらは最初、静止画かと思っていたのですが、眺めていると、何となく景色が動いているように感じられ、そのうち、灯台と化している人物(大東さん?)が微かに動いたのを感じて「あっ」と驚き、そこからぐっと作品の中に入り込みました。残念ながら時間の都合で45分間は観られなかったけど、たまたま、おそらう最後の15分くらいを観ることができたので、作品のエンディングを知ることができて満足。またじっくり観たいと思いました。
こちらの公式動画で「例えば灯台になること」の一部が観られますので、ぜひ。
◆【資生堂ギャラリー】第18回shiseido art egg 第1期 大東忍「不寝の夜」展示風景|資生堂
◆【資生堂ギャラリー】第18回shiseido art egg 第1期 大東忍「不寝の夜」アーティストトーク|資生堂
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