口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

墨絵の国へ

2007-03-08 21:12:42 | YMO &more

1時就寝、8時起床。

行ってきました。ミカバンド。18年ぶり。
昨日の公開リハがあったとは言え、一夜限りの再々結成ライブ。

18年前の再結成時は、まだ福岡で学生やってて、
今はなき東京ベイNKホールでの『晴天ライブ』には行けませんでした。

公開リハは、その18年前のリベンジということで。
今日は、再々結成ライブを楽しみますよ~!




昨日の公開リハに来ていた観客の年齢層は、かなり高めでしたが、
今日の僕の周囲の方々は、昨日以上に年齢層が上がってました( ̄w ̄)ぷ

一緒に行った相方いわく


   相『この中だと、若く見えるわぁ~』


とのこと。ちょっと安心( ̄w ̄)ぷぷぷ

昨日の、超豪華ホームパーティー的な
ゆるりとした普段着ライブの雰囲気もなかなかのものでしたが、

今日はさすがに、ステージも観客も、気合が違いました。
純粋に、昨日よりも音がデカかったように感じたのは、気のせい?気合の差?


   *****


『墨絵の国へ』のイントロで幕が開きます。


すぐに演奏が始まった昨日と違って、
イントロをバックにメンバーがステージに現れます。

そして、高中さんが奏でるギターをかき消すように、
幸宏さんのドラムが炸裂!


いきなりの『黒船3部作』です。


幸宏さん、気合入ってます。
変拍子も、今日はバッチリ!こっちが緊張しちゃいましたよ。^^;)

そして何より、キックがデカイ!( ̄□ ̄;)

こんなキックがデカイ幸宏さんのドラムが聴けるなんて…
何年ぶりでしょうか。ちゅうか、これで最後かもね。。。
ありがたく拝聴いたしました。

その後は、もうなんちゅうか、言葉になりません。(ToT)感無量

観客の年齢層が高いので、みんな冷静に聴くのかなぁ~と思ってましたが、
僕の周囲のおっさん達も、自然と立ち上がって手拍子。

僕も思わず、


   『ユキヒロ~っ!』( ̄□ ̄;)


と、カタカナで何回叫んだことか。
僕がこんなことするのも、何年ぶりでしょうか。( ̄w ̄)ぷ


   *****


終盤、スペシャル・ゲスト奥田民生さんが登場して演奏した『アリエヌ共和国』。
これは、初期ミカバンドの中でも大好きな曲なんです。

昨日は、このギター・リフを耳にした瞬間に、
20年ほど前、九州の実家の自分の部屋で、
何度も繰り返しこの曲を聴いていた頃の情景がパーッと脳裏に浮かんで、
ちょっとウルウルしてしまいました。

でも今日は、もう純粋に楽しんで、
スパークさせていただきましたよ!(^◇^)


そしてアンコール。


昨日はアンコールは1回だけだったんですが、
今日は本編での『King fall』の演奏時に録音トラブルがあったとのことで、
『Low Life and High Heels』とこの曲が再演されました。

そのおかげで、これが最後になるかもしれない、
ロック・ドラムを叩くユキヒロさん(カタカナ気分)を双眼鏡で凝視。

右脳と左脳に、その勇士を叩き込みました。

そして2回目のアンコールで、『タイムマシンにおねがい』が演奏され、
夢の時間もフィナーレを迎えました。


   *****


いやぁ~、自分で予想していた以上にテンションが上がりました。(^◇^)

ライティングなんかも、昨日よりも明らかに洗練されていて、
やっぱ本番は違うなぁ~といった印象でした。

でもその反面、昨日はゲネプロ(リハ)ということもあって曲間が長く、
今日よりもたくさんMCと高中さんのソロを楽しめたので、

ゲネプロと本番の2本立てっていうのも、
なかなかオイシイもんだなぁ~、と思いました。いや、ほんとに。


そうそう、僕の左斜め前方にいた竹中直人さん(後頭部のカタチでわかった^^;)が、
本当に心を込めて(一生懸命に)拍手していた姿が、とても印象的でした。
ほかには、ロビーで小山田圭吾も見かけました。

ちなみに、昨日のゲネプロには、
桑原茂一さん、屋敷豪太さん、平山雄一さんとすれ違ったりして。
もちろん、他にもたくさん来ていたんでしょうけどね。


   *****


そんなこんなで終演後のロビーを抜け、
久しぶりに会う面々と集って、実に楽しい一夜となりました。

このメンツと知り合ったのも15年前。

最近はお互い忙しくなってなかなか会う機会が減りましたけど、
ミカバンドやYMOの再結成(再々結成)がきっかけで、
また僕らも楽しく集まれるというのは、何かいいですね。


さらに、この日みんなで行った馴染みのお店の女将さん。
初めて買ったレコードが、なんとフォーククルセーダーズの
『帰ってきたヨッパライ』だったということが判明!

会場で配ってたミカバンドのチラシを見せると、
『いいなぁ~。行きたかったなぁ~』と、しみじみと見入っていました。


単にミカバンドのライブうんぬんだけでなく、
いろいろと感慨深い、幸せな一日でした。


■サディスティック・ミカ・バンド
2007.3.8@NHKホール

★木村カエラ
☆Guest:奥田民生

01:墨絵の国へ(イントロ)
02:黒船(嘉永六年六月二日)
03:黒船(嘉永六年六月三日)
04:黒船(嘉永六年六月四日)
-- MC --
05:颱風歌
06:どんたく
07:四季頌歌
-- MC --
08:Big-Bang, Bang(愛的相対性理論)★
09:Tumbleweed★
10:Last Season★
-- MC --
11:Sockernos
12:King Fall
13:In Deep Hurt
14:Narkissos
15:Boogie Medley★
  (サイクリング・ブギ~ピクニック・ブギ~ダンス・ハ・スンダ)
-- MC --
16:Sadistic Twist★☆
17:アリエヌ共和国★☆
18:塀までひとっとび★
-- E-1--
19:Low Life And High Heels
20:King Fall
-- E-2 --
21:タイムマシンにおねがい★☆