【柿の種】1/11(土)は朝うっすらと庭を雪が被っていた。誘導灯をつけ、玄関から眺めるとちょっと風情があった。(写真2:「薄雪1」)
しばらくして中くらいのぼたん雪が降り出したので、撮影をトライした。
ISO 80では白くて細く短い棒に写るし、400では静止した小さな点としてしか写らない。それに背景も大切な要素で、常緑の灌木や植木があると、そこに積もっている雪と重なってしまい、降る雪が目立たない。
結局、母屋の裏側を背景として、ISO 100に設定すると「降る雪」のイメージが浮かぶ画像が何とか撮れた。
雪の質と大きさ、落下速度、風向きも重要である。短時間にそれらを計算しないといけないから、なかなか撮影はむつかしい。(写真3「薄雪2」)
中1日おいて、雪が溶けた跡を前のレストランのテラスまで散歩していたら、ベニヤ板を敷いた歩道脇の地面を、タヌキがほじくった跡があった。(写真4「柿の種1」)
イノシシと違い、ちまちまとした穴を掘っているが、何をねらったのかはっきりしない。ミミズは寒いこの季節、この深さにはいない。
板の端に、乾燥した細長い土塊のようなものが2個あった。近づい観察すると、これがタヌキの糞。(写真5「柿の種2」)
便柱のかたちからみて、上が先に排泄され、下がそれに続いたのであろう。
合計で4個の柿の種が認められるが、種子の形を見ると同一種であり、この辺に多い、栽培種の「富有」や「西条」のそれとは違うから、恐らく実が丸くて小さい、野生種の渋柿が熟したものであろう。
タヌキは樹に登るそうだが、この季節、枝の実はすっかりヒヨドリやカラスに食われている。落ちて木の葉の下に隠れた実を、探して食ったのであろう。
「棄てた一粒の柿の種、生えるも生えぬも 甘いも渋いも、
畑の土のよしあし」(寺田寅彦俳文集「柿の種」, 岩波文庫)
こうやって「一粒の麦」と同様に、地に落ちた柿の種から多くの野生の柿が育って行くのであろう。
(1/17になって、糞が乾いていたので踏み壊してみると、柿の種が6個、ドングリの実が2個あった。ドングリは実が囓られていたが、完全に噛み砕かれていない。食った動物の臼歯は発達が悪く、門歯、犬歯、小臼歯が尖っている、主として肉食性の歯を持つ小動物だろう。アライグマかもしれない。)

しばらくして中くらいのぼたん雪が降り出したので、撮影をトライした。
ISO 80では白くて細く短い棒に写るし、400では静止した小さな点としてしか写らない。それに背景も大切な要素で、常緑の灌木や植木があると、そこに積もっている雪と重なってしまい、降る雪が目立たない。
結局、母屋の裏側を背景として、ISO 100に設定すると「降る雪」のイメージが浮かぶ画像が何とか撮れた。
雪の質と大きさ、落下速度、風向きも重要である。短時間にそれらを計算しないといけないから、なかなか撮影はむつかしい。(写真3「薄雪2」)

中1日おいて、雪が溶けた跡を前のレストランのテラスまで散歩していたら、ベニヤ板を敷いた歩道脇の地面を、タヌキがほじくった跡があった。(写真4「柿の種1」)

イノシシと違い、ちまちまとした穴を掘っているが、何をねらったのかはっきりしない。ミミズは寒いこの季節、この深さにはいない。
板の端に、乾燥した細長い土塊のようなものが2個あった。近づい観察すると、これがタヌキの糞。(写真5「柿の種2」)

便柱のかたちからみて、上が先に排泄され、下がそれに続いたのであろう。
合計で4個の柿の種が認められるが、種子の形を見ると同一種であり、この辺に多い、栽培種の「富有」や「西条」のそれとは違うから、恐らく実が丸くて小さい、野生種の渋柿が熟したものであろう。
タヌキは樹に登るそうだが、この季節、枝の実はすっかりヒヨドリやカラスに食われている。落ちて木の葉の下に隠れた実を、探して食ったのであろう。
「棄てた一粒の柿の種、生えるも生えぬも 甘いも渋いも、
畑の土のよしあし」(寺田寅彦俳文集「柿の種」, 岩波文庫)
こうやって「一粒の麦」と同様に、地に落ちた柿の種から多くの野生の柿が育って行くのであろう。
(1/17になって、糞が乾いていたので踏み壊してみると、柿の種が6個、ドングリの実が2個あった。ドングリは実が囓られていたが、完全に噛み砕かれていない。食った動物の臼歯は発達が悪く、門歯、犬歯、小臼歯が尖っている、主として肉食性の歯を持つ小動物だろう。アライグマかもしれない。)
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