勝手口に塊となった屋根から落ちた雪はまだ溶けずにいるが、昼には「ホーホー」と山鳩が、夜には「フルツク、ホーコー」とフクロウが鳴くようになった。不思議なことに今年はまだウグイスの声がしない。もちろん梅もまだだ。子供の頃フクロウは「フルツク」と呼ばれていた。
動物の鳴き声は国や地方により異なる。犬は英語圏では「バウバウ」猫は「ミャウミャウ」と鳴く。動物の出す声に人間と同じ発音があるはずがなく、要するに「思い込み」により鳴き方が異なるのだ。
自宅は家内が育った安芸地方にあり、フクロウは「ボロキテ、ホウコウ」(ぼろ着て奉公)と鳴くと教わったそうだ。
私が育った備後地方とは30キロと離れていないのだが、間に県央の山塊があり、瀬戸内海へ注ぐ川と日本海へ注ぐ川の分水嶺なっており、文化的交流があまりなかったのだろう。サメの刺身を食う習慣は日本海文化圏の私の故郷にはあるが、今住んでいる瀬戸内文化圏にはない。
母屋の明かりが点いていない夕方は、金星が大きく輝いて見え、北の空には北斗七星が見える。山中の住み家で不便も多いが、これらは都会では絶対に味わえない楽しみだと思う。夜の11時過ぎ自宅に戻ろうと書庫のドアを開けたらひひとして牡丹雪が降っていて、着地の際の音までしっかり聞こえた。「明日は5センチ以上積もるだろうな…」と思い就床したが、翌日は快晴で、朝寝坊したので雪は全部溶けていた。勝手口の雪塊だけが未だに残っている。
「記事転載は事前にご連絡いただきますようお願いいたします」
動物の鳴き声は国や地方により異なる。犬は英語圏では「バウバウ」猫は「ミャウミャウ」と鳴く。動物の出す声に人間と同じ発音があるはずがなく、要するに「思い込み」により鳴き方が異なるのだ。
自宅は家内が育った安芸地方にあり、フクロウは「ボロキテ、ホウコウ」(ぼろ着て奉公)と鳴くと教わったそうだ。
私が育った備後地方とは30キロと離れていないのだが、間に県央の山塊があり、瀬戸内海へ注ぐ川と日本海へ注ぐ川の分水嶺なっており、文化的交流があまりなかったのだろう。サメの刺身を食う習慣は日本海文化圏の私の故郷にはあるが、今住んでいる瀬戸内文化圏にはない。
母屋の明かりが点いていない夕方は、金星が大きく輝いて見え、北の空には北斗七星が見える。山中の住み家で不便も多いが、これらは都会では絶対に味わえない楽しみだと思う。夜の11時過ぎ自宅に戻ろうと書庫のドアを開けたらひひとして牡丹雪が降っていて、着地の際の音までしっかり聞こえた。「明日は5センチ以上積もるだろうな…」と思い就床したが、翌日は快晴で、朝寝坊したので雪は全部溶けていた。勝手口の雪塊だけが未だに残っている。
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