【記者のモラル】昨年は科学者のモラルがたびたび新聞記事になった。今年も続くだろう。
が、戦中戦後を通じで新聞やテレビ会社の責任は追及されることはあっても、記事を書いた記者のモラルが問われることは滅多にない。これで俎上に上がったのは、「百人斬り競争」のでっち上げ記事を記者が書いたために、書かれた本人がB級戦犯で死刑になった毎日の記者と「中国の旅」を書いた朝日の本田勝一くらいか。
室谷克実「悪韓論」p.140に要旨以下の如き記述がある。
<韓国で05年3月に「日帝強占期韓国人被害者研究所」という任意団体が、「日本政府から強制徴用の補償金を受け取ってやる」という名目で680人を騙して総額1億5000万ウォンを騙しとっていた。
主犯(79)は03年末にも同様の手口で詐欺をおこない、懲役4年、執行猶予中であった。この男は01年に「太平洋戦争犠牲者遺族会」釜山支部の雇員であったが、同年に会費横領のため解雇されている。
「太平洋戦争犠牲者遺族会」は2011年5月、戦時動員被害者に対して、「日本政府からの補償金を受け取ってやる」と称して、弁護士費用などの名目で、約3万人から15億ウォン(1億2000万円)を騙しとっていたとして、ソウル市警察が幹部39人を逮捕した。」
この「遺族会」の会長が梁順任(67)で、朝日新聞植村隆記者の義母だそうだ。彼の経歴についてはWIKIにも記載がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/植村隆
後に論説主幹、主筆となった若宮啓文記者も当時、韓国に社内「語学留学」中でこの記事に関連しているそうだ。安倍首相は朴槿恵大統領の就任式に招待されなかったが、若宮氏は招待されたと自著「新聞記者」(ちくま新書, P.172)に書いているから、韓国政府の「つよい味方」なのであろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/若宮啓文
若宮の著書は一種の自伝で、巻末にはその経歴が書いてある。
1970/4: 東大法学部卒、「朝日」入社、横浜支局配属
1972/9: 長野支局へ転勤、ルポ「現代の<>」を連載
1975/5: 本社政治部に転勤
1981/9:ソウルに朝鮮語留学
1982/9:本社に復帰
1989/9: 西部本社社会部デスク
1991/7: 本社政治部デスク
1993/4: 同論説委員
1996/4: 同政治部長
2002/9: 同論説主幹
2008/4: コラムニスト(「天声人語」を書いた?)
2011/5: 同主筆
2013/1: 「朝日」を退社
2013: 韓国、東西大学とソウル大学の客員教授
以上のように、横浜支局での「サツ廻り」、長野支局での「問題取材」以外は、ずっと政治部で40年近く、メシを食ってきた人物だ。しかもコリアン・ロビーと密接なコネクションを持ちながら…。
何しろ、韓国の反日紙「東亜日報」の主筆 権五埼を「恩人の一人」と崇め、金泳三政権の副総理になったのに「著書が一冊もない」と、朝日論説主幹が対談して「韓国と日本」(朝日新聞社)という本にして出してやったほどだ。(P.189)
いわゆる「河野談話」の元になった「陸支密大日記1938」から「軍慰安所従業婦募集に関する件」なる資料を、防衛庁防衛研究所図書館で発掘し、朝日記者に売りこんだのは中央大学商学部の吉見義明教授であることは、本人が「従軍慰安婦」(岩波新書), P.5で告白している。1991年12月のことだ。
室谷の記述によると、92年1月11日の「朝日」スクープ記事を書いたのが、この植村隆記者だということだ。
これについて、当時「朝日」本社政治部デスクだった若宮はこう書いている。
「(従軍慰安婦について)朝日新聞もこれを熱心に報じた時期があった。中には力づくの<慰安婦狩り>を実際に行ったという日本の元軍人の話を信じて、確認のとれぬまま記事にするような勇み足もあったが、(元慰安婦の)お婆さんらの証言や政府の資料を積極的に報じて問題を投げかけた。」(p.194)
これに続いて、当時の宮沢内閣が訪韓でさんざんな目にあい、「河野談話」が「反省とおわび」をしたのを手柄として述べている。
何のことはない。「公正中立」の看板のもとで、読者をだまし、韓国側に有利になるように、PR記事を流していたということではないか。
昨年、ノバルティス社の降圧剤論文で問題になったのが、「利益相反(Conflict of Interest=COI)」であった。「朝日」の記事は、それを隠していたということだろう。
さて、メディアにはCOIは適応されないのだろうか?
「朝日」が過去の報道について、「反省とお詫び」の記事を載せたことはない。
元外務相情報局調査室の佐藤優がインテリジェンス(スパイ活動)の専門家で、博覧強記だというので、一部の出版社がもてはやしているが、ほとんどの情報は公開情報で入手可能である。要は分析力があるかどうかの違いだ。
だから職業的スパイでないかぎり「機密情報保護法」などおそれるに足りない。現に「朝日」の背信行為は、出版物のクロスチェックだけで、このように手にとるように明白になったではないか…。
日本のメディアは非合法な情報収集をたえず行っているから、あれだけヒステリックに同法に反対したのであろう。そのくせ論調だけは押しつけ、肝腎の法案とその条項別の問題点についてはろくに報道しなかった。
そういうわけで、「植村隆記者」や若宮啓文記者にかかわる情報については、別にスパイを使わなくても、公開情報だけで十分である。
ここで問題にされているのは、植村記者は自分の義母を有利にするために、公器と「称されている」(私は信じていないが)紙面を使って、「慰安婦強制連行」の記事を、宮沢首相訪韓にあわせて書いたのではないか? 吉見教授はそのことを期待して、資料を植村隆記者に渡したのではないか?という疑惑である。
が、戦中戦後を通じで新聞やテレビ会社の責任は追及されることはあっても、記事を書いた記者のモラルが問われることは滅多にない。これで俎上に上がったのは、「百人斬り競争」のでっち上げ記事を記者が書いたために、書かれた本人がB級戦犯で死刑になった毎日の記者と「中国の旅」を書いた朝日の本田勝一くらいか。
室谷克実「悪韓論」p.140に要旨以下の如き記述がある。
<韓国で05年3月に「日帝強占期韓国人被害者研究所」という任意団体が、「日本政府から強制徴用の補償金を受け取ってやる」という名目で680人を騙して総額1億5000万ウォンを騙しとっていた。
主犯(79)は03年末にも同様の手口で詐欺をおこない、懲役4年、執行猶予中であった。この男は01年に「太平洋戦争犠牲者遺族会」釜山支部の雇員であったが、同年に会費横領のため解雇されている。
「太平洋戦争犠牲者遺族会」は2011年5月、戦時動員被害者に対して、「日本政府からの補償金を受け取ってやる」と称して、弁護士費用などの名目で、約3万人から15億ウォン(1億2000万円)を騙しとっていたとして、ソウル市警察が幹部39人を逮捕した。」
この「遺族会」の会長が梁順任(67)で、朝日新聞植村隆記者の義母だそうだ。彼の経歴についてはWIKIにも記載がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/植村隆
後に論説主幹、主筆となった若宮啓文記者も当時、韓国に社内「語学留学」中でこの記事に関連しているそうだ。安倍首相は朴槿恵大統領の就任式に招待されなかったが、若宮氏は招待されたと自著「新聞記者」(ちくま新書, P.172)に書いているから、韓国政府の「つよい味方」なのであろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/若宮啓文
若宮の著書は一種の自伝で、巻末にはその経歴が書いてある。
1970/4: 東大法学部卒、「朝日」入社、横浜支局配属
1972/9: 長野支局へ転勤、ルポ「現代の<>」を連載
1975/5: 本社政治部に転勤
1981/9:ソウルに朝鮮語留学
1982/9:本社に復帰
1989/9: 西部本社社会部デスク
1991/7: 本社政治部デスク
1993/4: 同論説委員
1996/4: 同政治部長
2002/9: 同論説主幹
2008/4: コラムニスト(「天声人語」を書いた?)
2011/5: 同主筆
2013/1: 「朝日」を退社
2013: 韓国、東西大学とソウル大学の客員教授
以上のように、横浜支局での「サツ廻り」、長野支局での「問題取材」以外は、ずっと政治部で40年近く、メシを食ってきた人物だ。しかもコリアン・ロビーと密接なコネクションを持ちながら…。
何しろ、韓国の反日紙「東亜日報」の主筆 権五埼を「恩人の一人」と崇め、金泳三政権の副総理になったのに「著書が一冊もない」と、朝日論説主幹が対談して「韓国と日本」(朝日新聞社)という本にして出してやったほどだ。(P.189)
いわゆる「河野談話」の元になった「陸支密大日記1938」から「軍慰安所従業婦募集に関する件」なる資料を、防衛庁防衛研究所図書館で発掘し、朝日記者に売りこんだのは中央大学商学部の吉見義明教授であることは、本人が「従軍慰安婦」(岩波新書), P.5で告白している。1991年12月のことだ。
室谷の記述によると、92年1月11日の「朝日」スクープ記事を書いたのが、この植村隆記者だということだ。
これについて、当時「朝日」本社政治部デスクだった若宮はこう書いている。
「(従軍慰安婦について)朝日新聞もこれを熱心に報じた時期があった。中には力づくの<慰安婦狩り>を実際に行ったという日本の元軍人の話を信じて、確認のとれぬまま記事にするような勇み足もあったが、(元慰安婦の)お婆さんらの証言や政府の資料を積極的に報じて問題を投げかけた。」(p.194)
これに続いて、当時の宮沢内閣が訪韓でさんざんな目にあい、「河野談話」が「反省とおわび」をしたのを手柄として述べている。
何のことはない。「公正中立」の看板のもとで、読者をだまし、韓国側に有利になるように、PR記事を流していたということではないか。
昨年、ノバルティス社の降圧剤論文で問題になったのが、「利益相反(Conflict of Interest=COI)」であった。「朝日」の記事は、それを隠していたということだろう。
さて、メディアにはCOIは適応されないのだろうか?
「朝日」が過去の報道について、「反省とお詫び」の記事を載せたことはない。
元外務相情報局調査室の佐藤優がインテリジェンス(スパイ活動)の専門家で、博覧強記だというので、一部の出版社がもてはやしているが、ほとんどの情報は公開情報で入手可能である。要は分析力があるかどうかの違いだ。
だから職業的スパイでないかぎり「機密情報保護法」などおそれるに足りない。現に「朝日」の背信行為は、出版物のクロスチェックだけで、このように手にとるように明白になったではないか…。
日本のメディアは非合法な情報収集をたえず行っているから、あれだけヒステリックに同法に反対したのであろう。そのくせ論調だけは押しつけ、肝腎の法案とその条項別の問題点についてはろくに報道しなかった。
そういうわけで、「植村隆記者」や若宮啓文記者にかかわる情報については、別にスパイを使わなくても、公開情報だけで十分である。
ここで問題にされているのは、植村記者は自分の義母を有利にするために、公器と「称されている」(私は信じていないが)紙面を使って、「慰安婦強制連行」の記事を、宮沢首相訪韓にあわせて書いたのではないか? 吉見教授はそのことを期待して、資料を植村隆記者に渡したのではないか?という疑惑である。
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