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ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

4-25-2015鹿鳴荘便り/難波先生より

2016-04-26 11:35:45 | 難波紘二先生
 「三月は去る」というが四月はどういうのだろう?
 この4月は、梅、桃、桜、ツツジ、ドッグウッド(アメリカヤマボウシ)、フジが同時に咲いて、「百花繚乱」としかいいようがない。
シオカラトンボ、イトトンボも4/24には見かけた。春ゼミはまだ鳴かない。どうも気候異変が起こっているような気がしてならない。

【国土強靱化?】
「医療維新」が以下のニュースを伝えている。
<熊本県、234病医院が倒壊・損壊の被害
熊本市民病院は倒壊の危険、全入院患者323人を搬送

スペシャル企画 2016年4月18日 (月)配信橋本佳子(m3.com編集長)、高橋直純、成相通子(m3.com編集部)
https://www.m3.com/news

 熊本県を中心とした4月14日の夜から相次ぐ地震で、熊本市民病院(熊本市東区、437床)が倒壊の恐れがあることが熊本県の調べで明らかになった。同病院の患者323人全員は既に県内外の病院に患者を搬送ずみ。壁が剥がれるなど一部損壊等の被害を受けたのは、病院と診療所を合わせ234施設に上る。熊本市民病院のほか、熊本地域医療センター(熊本市中央区、227床)、広崎会さくら病院(熊本県益城町、164床)などでも救急受け入れを休止しており、混乱が続いている。

 熊本県内の医療施設数は、病院214施設。一般診療所1471施設(2014年10月1日現在)。厚生労働省が4月13日に発表した「病院の耐震改修状況調査の結果」によると、2015年の熊本県の病院の耐震化率は62.6%(全国41位)で、全国平均の69.4%を下回っており、耐震化の遅れが損壊等の被害を拡大した可能性がある。>

 安倍首相の「国土強靱化政策」はしょせん、自然海岸にコンクリートで高い堤防を建設する「土建屋政策」にすぎなかった。医療政策を充実し、緊急災害時に人命の二次災害を防ぐという発想がなかった。浜矩子に「アホノミクス」となじられても致し方がないだろう
 熊本県や大分県の被災者にはまことにお気の毒に思う。

 昭和20(1945)年3月10日払暁、東京の下町地区は未曾有の「米軍大空襲」に襲われ、一夜にして約10万人の死者が出て、江東区は丸焼けになった。東京医大の学生だった山田風太郎は、新宿から歩いて浅草あたりの被災状況を視察した。帰りに水道橋駅で、被災者の中年の女二人の交わす会話を記録している。(山田風太郎「戦中派不戦日記・昭和20年」, 講談社文庫、1985/8)

<焦げた手拭いを頬かむりした中年の女が二人、ぼんやりと路傍に腰を下ろしていた。
 風が吹いて、しょんぼりした二人に、白い砂塵を吐きかけた。その時、女の一人がふと蒼空を仰いで、
 「ねえ……、また、きっといいこともあるよ。……」
と呟いたのが聞こえた。
 自分の心をその一瞬、電流のようなものが流れ過ぎた。>

 「死に至る病」とは絶望のことである。(キルケゴール「死に至る病」岩波文庫)。
 人は希望を失ってはいけない。
 生きている限り「また、きっといいこともある」、そういう希望を持って欲しい。

今回は、
1.書評など,
 エフロブ「買いたい新書」書評No.318に、松永安左ェ門「電力の鬼:松永安左ェ門自伝」,毎日ワンズ , 2011/9, 290頁,1,500円)を取り上げました。
2.国土強靱化?,(上掲)
3.活断層と原発,
4.エコノミー症候群,
5.ケトン食4/12,
6. 書き込みを読んで4/25,
7.真実は…,
8.挺身隊,
9.ケトン体3300に!
10.線虫でがん診断,
11. 毎日・科学環境部
という多くの話題を取り上げたので長くなりました

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