今朝の主張。九島架橋工事現場・汚泥等最終処分場建設現場を見て、公共工事即ち悪ではなく、必要な工事を適切な価格で行っていくこと、地元事業者を利用しながら進めていくことは、とていも大切で必要なこと、社会資本整備という観点で、無駄な物を作らない、無駄に高く発注しない。そんな感覚で、
公共工事を見ていくことです。特に、大切なのは、工事額よりも発注先や施設が動き始めた後の管理についての縛りでありましょう。工事費用を安く上げたけれど、管理料や保守料、点検・整備費で儲けることはいくらでも出来る。そういう視点が必要です。そして、公共投資の必要性、
津島町の植物工場立証プラント、吉田町のみかん研究所。中小の農業者を守って、地域の環境を保全していくためには、永続可能性が必要。その為には、穀物メジャーや世界的種子ビジネスに伍するだけのリスクがテイクできる事業体・事業グループが必要、その為の公共投資であるということしです。
工業的に植物プラントを稼働させることで、反収は路地栽培の10倍に上る物も在ります。年中、その土地を植物生産のために利用して行ける、もちろんその為にコストは上がりますが、少なくとも土地生産性はあがり、通年で労働力が必要な産業になれば、安定した地域雇用の確保に重要な地位を占める農業
そんな農業を確立することが出来る。また、みかん研究所についても然り、温州蜜柑の大産地であった愛媛県が今やその地位を奪われている、しかし、柑橘類の生産は日本一であります。極早生温州から御荘柑、新品種を含めて、通年で柑橘を全国に供給しようという作戦です。
ここでも、投資リスクは中小零細の農業者には負えません。公がリスクを負って、投資を行っていくことが必要なことです。誤った農業政策で、つまり、主産地形成後その産地が衰退していった例や、農業政策ではなく農業土木政策であると評価されたことを反省した上で、農業を守る投資をしていかなければ。
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