この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#514「ロクサーヌ姫の馬車に乗せられて」1

2008年09月10日 | 中学、高校

ちょっとふざけて書かせていただこう。
時は17世紀。場所はフランス。
騎士シラノ・ド・ベルジュラックは乗って来た馬を酒場の男にあずけ、酒場で一杯飲もうとしている時に、一台の馬車が酒場の前に止まる。
馬車の中から一人の美しい気品のある貴婦人が降りて来て酒場に入り、シラノを見つけてシラノに声をかける。
「あら、シラノ様ではありませんの?」
シラノが驚いてその貴婦人を見る。
その貴婦人は何と、シラノがかつてひそかに恋焦がれていたロクサーヌ姫ではないか。
驚いているシラノにロクサーヌ姫はさらに言葉を続ける。
「あの馬車にお乗り下さい。さあさあ。」
シラノはわけのわからないままロクサーヌ姫にうながされてロクサーヌ姫の馬車に乗る。

馬車の中には、ロクサーヌ姫以外に二人の貴婦人が乗っていた。
シラノはあっと驚く。その二人はシラノも昔から知っている姫達である。
シラノと3人の貴婦人を乗せた馬車はやがて、城に着いた。
城から出て来た従者がうやうやしくシラノ達を迎えて、城の一室に案内する。―――――

もし17世紀のフランスならこういう風景だったのであろう。

実際は頃は21世紀の日本。東北のある町。
JRの駅で列車に乗ろうとして列車を待つ私に、ロクサーヌ姫ならぬ「K子姫」が馬車ならぬ自動車で駅にのりつけ、とまどう私を車にのせて、平(いわきの中心の市街)に走っているのである。
その車の中には、何と私の知っている「Y子姫」と「R子姫」も乗っていたのである。

ではこの話はどうなるのだろう。
紙芝居なら、ドンちゃん次回のお楽しみである。
今日はここまで。
 「紙芝居のおじさ~ん。明日は来るの?」
 「いや、どうかわからないね。」
(つづく)←クリック

なぜ「ロクサーヌ姫」が出てくるかと言えば、下の「関連記事」(2005年8月25日付)をクリックしてご覧頂きたい。

関連記事:「12歳のシラノ・ド・ベルジュラック」←クリック


画像:北アイルランド キャリックファーガス城 筆者撮影 (特に本文とは関係なし。ややふざけてこの写真を貼っているもの。)


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