職場の同僚と呑みます。前職よりもさらに小さい10名そこそこの職場ということもあり、「帰りに軽く一杯」というマスオさん&穴子君のような呑みが増えました。今回は私に店の選択権があったため、ランチで何度か訪れたこの店を選ぶことにしました。
私が居酒屋を選ぶ基準の一つとして、「席についた瞬間に全体像をイメージできる」というものがあります。お品書きをざっと眺めて、お通しから造り、煮込み、焼物、揚物などと進んで〆の一品に至るまで、一通りのオーダーの組み立てが頭の中で描ける店というのは、その流れに乗ってついつい酒も進んでしまうものです。逆にあっさりしすぎたり、お腹にたまるものばかりがラインナップに上る店では、どれを選ぶか頭を悩ませた挙げ句、中途半端な形で切り上げることになりがちです。このような基準で居酒屋を選別した場合、この店は紛れもなく「全体像を描ける店」になります。地酒は通好みの銘柄をお手頃な価格で提供してくれ、料理も酒のアテからお腹にたまるものまでが偏りなく揃います。最後は当店名物の稲庭うどんで〆めれば完璧です。
ここまでは完璧な当店ですが、唯一にして最大の欠点は「カウンターの雰囲気が今ひとつ」ということです。小上がりの席が中心で、語弊を承知でいうなら、カウンター席は「間に合わせ」という雰囲気をほんのわずかながら感じてしまいます。カウンターの片隅で一人静かに盃を傾けるのが私にとっての居酒屋の真骨頂ですが、残念ながらこの店にはそのような愉しみ方が向かないように感じます。例えていうなら、カウンター席よりもテーブル席を選びたくなるCoCo壱番屋のような雰囲気とでも申しましょうか。逆にいえば、片手で勘定できる程度の人数で小上がりに陣取るにはおあつらえ向きの店ということになります。それを計算に入れた上での今回の選択になります。そのような深謀機略が存在することを同行者は知るよしもありませんが、それはまあそれとして。
★長太郎
港区赤坂6-6-2 センチュリータワービルB1F
03-3586-6689
1130AM-1400PM(LO)
1700PM-2230PM(LO)
大那・松露(ボトル)
お通し
牛すじ豆腐
刺盛り・昆布〆
鶏の竜田揚げ
稲庭うどん
他各自適当
〆て25,000円(5名)
私が居酒屋を選ぶ基準の一つとして、「席についた瞬間に全体像をイメージできる」というものがあります。お品書きをざっと眺めて、お通しから造り、煮込み、焼物、揚物などと進んで〆の一品に至るまで、一通りのオーダーの組み立てが頭の中で描ける店というのは、その流れに乗ってついつい酒も進んでしまうものです。逆にあっさりしすぎたり、お腹にたまるものばかりがラインナップに上る店では、どれを選ぶか頭を悩ませた挙げ句、中途半端な形で切り上げることになりがちです。このような基準で居酒屋を選別した場合、この店は紛れもなく「全体像を描ける店」になります。地酒は通好みの銘柄をお手頃な価格で提供してくれ、料理も酒のアテからお腹にたまるものまでが偏りなく揃います。最後は当店名物の稲庭うどんで〆めれば完璧です。
ここまでは完璧な当店ですが、唯一にして最大の欠点は「カウンターの雰囲気が今ひとつ」ということです。小上がりの席が中心で、語弊を承知でいうなら、カウンター席は「間に合わせ」という雰囲気をほんのわずかながら感じてしまいます。カウンターの片隅で一人静かに盃を傾けるのが私にとっての居酒屋の真骨頂ですが、残念ながらこの店にはそのような愉しみ方が向かないように感じます。例えていうなら、カウンター席よりもテーブル席を選びたくなるCoCo壱番屋のような雰囲気とでも申しましょうか。逆にいえば、片手で勘定できる程度の人数で小上がりに陣取るにはおあつらえ向きの店ということになります。それを計算に入れた上での今回の選択になります。そのような深謀機略が存在することを同行者は知るよしもありませんが、それはまあそれとして。
★長太郎
港区赤坂6-6-2 センチュリータワービルB1F
03-3586-6689
1130AM-1400PM(LO)
1700PM-2230PM(LO)
大那・松露(ボトル)
お通し
牛すじ豆腐
刺盛り・昆布〆
鶏の竜田揚げ
稲庭うどん
他各自適当
〆て25,000円(5名)