冬の沖縄一人旅二日目(10)

場末の酒場で呑みます。場末といっては語弊があるのですが、かつては栄えたという県庁の裏手のさびれた路地に佇むこの店には、「隠れ家」という洒落た表現よりも「場末の酒場」という表現が似合います。「りょう次」の系列店なので、昨日の「八合一升」とはいわば親戚というべき関係にあります。そのためメニューも一部かぶっています。違いを挙げるとすれば「対象年齢」で、こちらの方が客層もスタッフも若く、安くてボリューム感のあるメニューが多いように見受けます。三十路半ばの男が一人静かにグラスを傾けるなら昨日の店の方が好適といえそうです。とはいえ、現地ではそこそこ知られた店だけに、一見客にも快適に過ごしてもらおうとするスタッフの気配りは秀逸でした。

★わたんじ通堂町
那覇市泉崎1-7-19
098-861-8753
1730PM-2400AM(LO)

オリオン生・琉球王朝
お通し二品
牛タタキ
スーチカー
そーみんたしやー
〆て3180円

冬の沖縄一人旅二日目(9)

那覇の街に戻って再びステーキをいただきます。かつては色街、もといステーキ街として知られた辻ですが、この数年でジャッキーステーキハウスやステッサイズなどの名店がことごとく移転や閉店で姿を消し、当時の面影もほとんどなくなってしまいました。その中で昔ながらの佇まいを残す貴重な存在がジョージレストランです。お世辞にもきれいとはいえない店内ですが、占領時代から何も変わっていないのではないかと思えるようなその雰囲気がよいのです。
沖縄のステーキといえばテンダーロインが定番ですが、お得感という点ではニューヨークステーキことサーロインステーキも捨てがたいものがあり、今回は後者を選択します。一つだけ残念なのは、年のせいか自分自身がかつてほど肉をいただけなくなったことです。かつては250gのステーキを平気で食らっていたのが、今は一回り小さい200gを選択するようになってしまいましたorz

★ジョージレストラン
那覇市辻2-1-9
098-868-5036
1100AM-300AM
ニューヨーク200g1100円

冬の沖縄一人旅二日目(8)

喜屋武岬から夕景を望みます。

冬の沖縄一人旅二日目(7)

沖縄そばをいただきます。昔ながらの民家を改装した瀟洒な店内で、そばと甘味がいただけます。ノーマルなそばもありますが、おすすめの豆乳そばを選択します。その名の通り豆乳を練り込んだ麺が特徴で、モチモチした食感は沖縄そばというより稲庭うどんの類に近いものがあります。沖縄そば特有のボソボソした食感が(うまいかどうかはともかく)好きな私にとっては洗練されすぎているような気がしなくもありませんが、店の雰囲気も出されるものも秀逸で、人様にも自信を持っておすすめしたい一軒です。

★やぎや
島尻郡八重瀬町大頓1172
098-998-2774
1130AM-1600PM(火休)
大豆丸ごと豆乳そば680円

冬の沖縄一人旅二日目(6)

国道のラストナンバー507号線が走ります。

冬の沖縄一人旅二日目(5)

沖縄戦跡めぐりに移行します。沖縄戦跡を初めて訪れたのは二年前、おびただしい数の慰霊碑や集団自決の壕など、六十余年を経てなお残る戦の爪痕には、内地では決して感じることのできない生々しさがありました。
沖縄戦終結の地である南部を中心に、各都道府県がそれぞれの出身者を祀る慰霊碑が建ちます。それらを訪ねて歩くのが、そのとき以来の沖縄での旅程になっています。一回の旅で全てをめぐるのは到底不可能ですが、全都道府県の慰霊碑を訪ねるまで、私の一人旅は続くことになるでしょう。合掌…

冬の沖縄一人旅二日目(4)

本島南部を走ります。海の透明感が内地の比ではありません。

冬の沖縄一人旅二日目(3)

三菱ランサーが本島での相棒です。昨日のデミオと同じく、機能的には必要十分で非の打ちどころがありません。しかし乗っていて楽しいかというと必ずしもそうではありません(汗)
狭い島内での短距離走行ですから、軽くて小回りがきいて燃費のいいレンタカーは実に合理的で、移動手段と割り切るのであればそれ以上のものは必要ありません。しかし、レンタカーがどんなに合理的であったとしても、エンジンの吹け上がりだけはどうやってもマイカーにはかないません。高い維持費をはたいてマイカーを持つ意義があるとすれば、それはまさに「駆けぬける歓び」にあるのでしょう。私もそんな違いがようやく分かるようになってきました(しみじみ)

冬の沖縄一人旅二日目(2)

お昼にステーキをいただきます。ステーキといっても私が食らうわけですから、当然ながら松阪牛や近江牛などのA級グルメをイメージするのは間違いです。沖縄でステーキといえば、赤身肉を厚く大きくカットした米国流のステーキです。こんなに大きい肉の塊があるのかというような厚く大きいステーキと、スープ、ライス、サラダの三点セットが〆て2千円弱でいただけるのですから、沖縄のステーキは紛れもないB級グルメの一つです。これも沖縄名物のA1ソースとともに肉をほおばるのが、沖縄に渡ったことを感じるする瞬間の一つです。

★ジャッキーステーキハウス
那覇市西1-7-3
098-868-2408
1100AM-130AM
テンダーロインM1900円

冬の沖縄一人旅二日目(1)

朝から晴れ渡りました。さすがは沖縄、この季節でも少し汗ばむほどの陽気です。