駄日記

ゲーヲタの駄日記。好きなネタについてダラダラ書いてるチラシの裏。

脳年齢は80歳でした。

2006年03月26日 | レビュー・感想
…んじゃ、今日はNDSのレビュー第一号として『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える 大人のDSトレーニング』について書こうか。タイトル長すぎ!!

もはや説明するまでもないでしょうが、コレは「脳を鍛える」ためのゲームです。ペンで文字・数字を書く、マイクで音声を認識するなど、NDSの斬新なインターフェイスを駆使して我々の脳を鍛えさせるといったシロモノ。わざわざ紙に書かなくてもゲーム機で頭の体操が出来るなんてのが単純に凄いと思いますよ。

このソフトの場合、DSの持ち方も横向きで持つという変わった持ち方をさせるのですが、左のスクリーンで問題を見て、右で書くという、この使い方はありそうでなかったのが面白いところ。確かにこのゲームの場合はこの持ち方の方がベストだろう。更に利き腕の選択もあるので左利きの方もご安心を。

個人的に気に入ったのは、文字を書いてる時の「サラサラ」といった効果音。この音は地味ながらもあると無いじゃ大違い。プラスチックのペンで書いてるんじゃない気分にさせてくれるのが素敵すぎます。

川島教授のコメントも、独特で面白く、日ごとに違ったコメントを出してくれるので中々楽しい。日によって「イラストを書け」とか、「昨日の晩ごはんは何だった?」などのイベントが起こるのも面白い。毎日、トレーニングをやった印としてハンコを押してくれるのもイイ。こーいった飽きさせないための演出が丁寧なのも任天堂らしい。しかも、1日数十分やるだけでいいのです。一日一回、寝る前でも食後でもなんでもいいので数十分やるだけ。毎日続けることが脳の活性化に重要らしいし、各トレーニングの記録も1日1回しか残りません。これは毎日やれといってるようなモノです。

というか、最初のうちは行えるトレーニングも少なく、これで1日中遊ぶってのはまず無理です。最初はもちっとあっても良かったかも…。でも一日に数時間もやるべきソフトではないし、続けることに意義があるんじゃないかなぁ…と思います。なお、トレーニングの内容としては、計算20問、計算100問などを初め、頭と手を使うモノがいっぱい入ってます。これは公式HPでも見てください。

不満があるとすれば、文字の認識や音声の認識がイマイチ悪い点。数字で正しい答えを書いてるのに認識してくれない時がたまーにある。音声認識も文字に比べると更に悪い気も…ハッキリ喋ってるんだけどなぁ。名作音読などのトレーニングも、声に出して読むのではなく、自己申告制なのでハッキリいっていらないと思います。自己申告制はいくらでもズル出来るので面白くないっす。

…あとは、果たしてこのソフトが本当に脳の活性化に繋がっているのか…ということ。確かに脳年齢を調べることは出来るんだけど、実際に四則計算とかやってみないとなんともいえない。脳年齢が若返ったのは、問題に慣れちゃった…ってこともあるかもしんないし。勿論、日ごとにちゃんと問題は変わるんですが…どうなんでしょ?こればっかりは続けてみないとなんともいえんかな。就職活動の時に一回だけ試験としてやったことのある、クレペリンのテストの一ヶ月前にでも始めたらかなり効果ありそうな感じはするんだけどな。

とりあえず、値段も安いし買って損は無いソフトだと思います。厳密にはゲームじゃないんで、勉強などが嫌いな方には向かないとは思いますが、NDSのインターフェイスを駆使して脳活性化を測らせようなんて試みがしっかりと実現されているゲームです。少なくとも、個人的にはそこらへんの「計算ドリル」や「問題集」とは違い、ゲームだからやる気になるって部分はありますよ。

データを4つまで作成出来るので家族と競うと非常に楽しそうなソフトです。なんといっても主婦であるウチのお袋でも普通にやれますし、Touch DS!の試みを見事に成功させたゲームであると言えます。お袋と遊んでて思ったのが、どちらかといえば、やはり若い人よりは、中高年の方々のためのゲームじゃないのかなぁ…と。俺もまだ20歳台なので、実際に20歳台を連発してもイマイチ面白くないというか…。そういう部分もありますわ。

あ、ちなみに俺の脳年齢はガチで80歳でした。(つД`)

…といっても、声を使って行う脳年齢診断で、初めて使ったから上手く認識出来てなかったぽくてさ…。DS Liteの音声認識機能は、本体に近づきすぎると駄目っぽいね。本体に顔が近すぎると恐らく息のせいで雑音混じりになっちゃうんだと思わます。で、二回目にやったら28歳だった。実年齢より+6も高いのはやっぱ気にするべきなのかなぁ?