駄日記

ゲーヲタの駄日記。好きなネタについてダラダラ書いてるチラシの裏。

イクラ大戦

2006年03月09日 | レビュー・感想
…結局、『サクラ大戦1&2』を買ってしまったので軽く感想を書く。

ゲーム内容。全体的に金のかかったギャルゲー+戦隊ゲー。以上。ゲーム内容の要点を説明するとそうなる。話もベタベタの王道ヒーロー物ですんでそこんとこよろしく。

グラフィック、ムービーは文句ナシに綺麗。ムービーの質がサターン版準拠じゃなく、PSP用にリマスターされてるのでサターン版よりかなり綺麗になってる。サターンのムービーはブロックノイズ出まくりだったからな。DC版クラスのムービーが見れるのは嬉しい。アドベンチャーパートは、キャラグラフィックの上にウィンドウが表示されるようになったが別に問題ナシ。でも私的には画面の上下に若干の黒帯が表示されているのが気になるかも…。フルサイズだと思ってたのに。(´・ω・`)

ていうか、よくUMD一枚に「1」と「2」が収まるもんだと思う。PSPの圧縮技術ってやっぱ凄いなと思うよ。数GだったスパロボMXも移植しちまうくらいだし。「1」も「2」もとりあえずクリアするまで20時間くらいはかかるんで、コストパフォーマンスはかなり良いかと。個人的にはセーブデータが「1」、「2」共に100個まで作れるのが嬉しい。余裕で各話毎に記録とか作れます。さすがに数回目のプレイになるのでそこまでしたいとは思いませんが…。

新機能としてRボタンでスキップ機能がついた。これがかなりスピーディーで非常に便利。未読メッセージとかまでスキップしてしまうのは少々いただけないが、1周が長いゲームなのでこの機能はとにかくありがたい。

問題はロード。全体的にとにかく読み込みのテンポが悪く、「1」、「2」共にかなりもっさり。最初に「1」か「2」かを選ぶ時や、ミニゲームに移行する時は数十秒待つし、LIPSや音声を読み込む時にも少々細かい読み込みが多いのが気になる。特にLIPS前に数秒のロードが入るのが個人的にはかなり気になる。会話→ジー…ジー…→LIPSといった感じなので。とはいえ、「読み込み中」の文字が入ったり、画面が暗転したり…とかそういうのがある訳ではないので、死ぬほど辛いってわけではないことは言っておきます。それでもちと長いが。

また、戦闘で必殺技を使うと若干ロードが入ったり、声が遅れて出たりするのも悲しい。敵が爆発してる最中に「えいっ!」とか言われるのがちと萎え。戦闘やミニゲームもワイドフルサイズではなく、画面右に体力ゲージとかを表示することによってごまかしてるっつーかといった感じですし…。フルサイズで戦闘したかったなぁ…とかいうのは贅沢かな。

それと説明書を読んでいると「1&2」なのに、「1」から「2」へとクリアデータを引き継げないのも痛いです。「1」から「2」へとクリアデータを引き継ぐことによって、若干「2」でテキストが変わったり、追加グラフィックが見れたり…などの要素があったのですが…。うーん、残念。セーブの仕様もシステム→次に個別データ…と、必ず二回セーブしなきゃいけないので面倒です。ダルイ。

全体的には若干の劣化移植…といった感じですかねぇ。SS版の移植…と考えればまあまあの移植なのかもしれませんが、あたしゃDC版「1」、「2」、果てには「3」のシームレスなどの快適さを知っているだけに辛い…。つまるところ、DC版がやっぱ一番良い出来だと思います。ディスクの入れ替えは面倒だけどさ。

まあ、ファン的には、SSとDCで(PC版もあるが)しか出ていない「サクラ大戦2」がPS系のハードでやれるってのが一番デカイんだろーけどね。サターン引っ張り出すの面倒って人も多いだろうし。未体験者には、PS2の「熱き血潮に」とかを未体験で、なおかつロードがもっさり気味なのに耐えられるのならば…といった感じかも。「2」やったことない人はいいかもね。

…しっかし、なんかPSPの移植作に対して、「未体験なら…」としか言ってないなぁ。俺(苦笑)。MHPぐらいかな。経験者にもオススメっていえるのは…。