Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

東洋陶磁の美

2012年03月24日 | art
サントリー美術館「悠久の光彩 東洋陶磁の美」展。
行かれた方から「よかった」と伺って、あわてて行って参りました。

いや~行ってよかった。素晴らしいものをたくさん観ることが出来ました。
大阪市立東洋陶磁美術館、市立と思って、いえ決して馬鹿にしていたとかではないのですが、「安宅コレクション」、こちらにあったのですか★★★ 勉強不足。


青磁の色の豊かさも実感しました。
ひとつひとつ見ていると「どれも青磁じゃん」と思ってしまいがちですが、一級品ばかりいくつも並べていただくと、違うことがわかります。
珠光青磁のような黄色い青や粉青もいいですが、月白の白濁した青さ、天青の澄んだ淡い青さ、とてもきれいで好きになりました。陰青もいいですし~。

また、青花の青の違いもさることながら、地の白の色も時代や窯によって違うのを楽しく見ました。

厚さ、重さも違うんでしょうね~。手に持ってみたいな~~~。


月白釉碗
緑釉黒花牡丹文瓶
青磁陽刻筍形水注
青磁象嵌葡萄唐草門瓢形水注
青磁逆象嵌牡丹文梅瓶
辰砂蓮花門壷
辰砂竹文壷

気に入りました

黒をかけたあと削って緑釉をかけた、緑の濃淡。魅力的です。
逆象嵌というのも初めて知りました。そこまでやってしまう?
絵付けの辰砂が窯の中で飛び、筆がかすれたような味わいが生まれる。へぇ~。ほんとうに水墨画のような竹になっていました。



さいきんお茶道具の展覧会なんとなく優先になってしまっていましたが、お茶道具じゃないけど、とても勉強になりました。お茶は総合芸術でしたね、偏らずいいものは観るようにしないと。
安宅コレクションの成立を書いたとう本も読んでみようかな。。。

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